Daily Archives: January 15, 2011


                 この日は記念すべき1が5個続くFive Oneの日だ。今年は11月1日がFive One、11月11日はSix Oneで、縁起を担ぐイベントが行なわれる結婚式場など今から予約で満員だそうだ。このFive Oneの1月11日は奇しくも不肖私の6?回目の誕生日なのだ。こんな日は私の生涯にとっても初めで最後の日だ。  かといって特に何事も なかったのだが、周囲の人とインド料理を食べに行った。カシミールという声もあったが、高いので、グリーンベルトのニュー・ボンバイに大人5人、子供一 人、赤ちゃん一人で出かけた。メニューは粗末で写真に取る気になれなかったが、カシミールと同じような料理で値段は大体半分だ。味はそん色ない。ちなみに ニューボンバイはグリーンベルト3、ニューワールド沿いのエスペランサ通り、日本料理「杉」の並びにある。 マトンとチキンのカレー、インド風チャーハン、タンドリチキン、プレインヨーグルト、チッキンテッカ(何度も念を押したのに持ってきてくれなかった が)、バターナン、その他ドリンクで、しめて5人で2000ペソ強。そんなに安くは無いが中レベルの値段だ。前回カシミールで味をしめたヨーグルトを2皿 も注文したが、私以外は誰も手をつけてもらえなかった。  8時を回るころには客も増え、白人、アラブ人、インド人、それに黒人といろいろな人種で一杯だった。もちろんフィリピン人や中国人、それに我々日本人もい たわけだが、実に国際色豊かな店だ。インドカレーではキアンは食事に参加させてもらえなかったが、外へ出るのが好きなキアンは周囲の雰囲気に終始ご機嫌 […]

2011年1月11日はFive One 2011年1月15日


ここ1~2年、街のあちらこちらに出店して、急速に成長しているのがINASALだ。ファースト・フード業界の巨人、Jollibee(ジョルビー)やChowking(チョーキン)をはるかに上回る勢いだが、そもそもINASALとはバーベキューという意味で、単なるチキン・バーベキューの一般名称だ。   フランチャイズの料金は700万ペソ、ジョルビーやマクドナルドなどが4千万ペソもするのに対して格安だ。それだけ、出店のハードルが低いから、新規参入を志すフランチャイズ・オーナーが後を絶たない。 料理は典型的なフィリピン料理で、基本的にチキンのバーベキューにご飯をつけた極単純なものだ。99ペソと49ペソの2種類があって、チキン・バーベキューの大きさが違う。また、99ペソのメニューはご飯が食べ放題だ。この49ペソで一回食べられるという安さ、また、99ペソではご飯が食べ放題というのが人気の秘密のようだ。 ジョルビーやマクドナルドはカウンターで注文して、その場で料理を受け取る伝統的なアメリカ方式だ。しかし、INASALは人件費の安さを利用して、ウエイターが料理は運んできてくれる。だからカウンターに長蛇の列を作らないで、テーブルでゆっくり料理を待つことが出来る。客がどこに座るかは客の勝手だから、ウエイターは客がどこにいるか探しださなければならない。そこで威力を発揮するのが、番号札で、テーブルに掲げられた長い棒のついた番号札がそれだ。 チキン・バーベキューの他にフィリピン人が好むシシッグ(豚のレバーと顔の皮の炒め物)やバゴス(養殖魚バゴスの酢漬けの炒め物)などの料理もあるが、これは150ペソ前後と必ずしも安くは無い。 INASALはもともとBacolod Chiken INASALが本家で、Bacolod Chiken(バコロド・チキン)はネグロスのバコロド市の名物として有名だ。その名の通り、Bacolod Chikenというチェーンもある。先日タガイタイに行った折、昼食を取ったレストランがそれだ。 こちらはメニューが豊富で店の雰囲気も上質だ。値段はメインのチキン・バーベキューが95.5ペソと49.5ペソで似たようなものだ。しかし味付けは本家だけに、こちらが上かもしれない。しかし客足はINASALに向っているようだ。 INASALは現在ブームで昼時は満員だが、これだけ出店が多くてはいずれ人々はそっぽを向くかもしれない。とにかく料理そのものには何の目新しさも無いし、極ありふれたチキン・バーベキューだ。確かにジョルビーより安くておいしいかもしれないが、すでにBALIWAGLECHONやANDOK’sなど、似たようなフィリピン固有のファースト・フード店は街中にごろごろしているのだ

INASAL(イナサール)の躍進 2011年1月15日