現在、鋭意、旧ホームページの記事(豆辞典、気質、雑記帳、ニュース等)を新しいホームページ/ブログにアップロードしています。ご興味のある方は2008年前半以前のブログを参照願います。

ブログの改訂作業



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5月9日の統一選(大統領選)は、事前の支持率調査の通り、ドテルテ候補(現ダバオ市長)の圧倒的勝利に終わった。それから2週間、新聞(マニラ新聞)では、毎日、ドテルテ新大統領に対する期待の記事が掲載され、選挙前の批判、懸念の記事はほとんどない。巷の人々も、国民が民主的に選んだ大統領ということで、まずは期待の目で見守ろうといういう声が多く、国民そして政財界が新大統領を受け入れた格好だ。 高らかに勝利宣言をするドテルテ候補 一方、副大統領は現政権の信任を得たロブレド候補(現下院議員)が僅差でリードしているが、対立候補のマルコス候補(現上院議員)は選挙集計に不正が行われたとして、追求の構えを崩さず、泥仕合の様相を呈している。しかし、悪あがきといった見方が一般的だ。 その他着目すべきは、上院議員選挙ではボクシング界の英雄、パクヤオ候補(現下院議員)が12名の改選に対して第7位で当選を確定した。一方、ビナイ副大統領(今回の大統領選で敗北)の次女のアビー・ビナイがマカティ市長に当選したが、それを不服とするベニャ候補(現市長)を支持する市職員が選挙に不正が行われたとして職場を放棄するなどの混乱が生じている。さらにフィリピンで初めてとなるトランスジェンダー(オカマ)のジェラルディン・ロマンがルソン島バタアン州から立候補し下院議員に当選した。 以下は投票日以降のマニラ新聞の一面の見出しだ。 5月10日(火):新大統領にドテルテ氏ー比国民、変革に期待 5月11日(水):連邦制移行に意欲、会見へ制憲議会立ち上げも(ドテルテ市長)、会見で敗北宣言(ロハス、ポー両氏)ードテルテ市長を祝福 5月12日(木):円滑な交代を約束(アキノ大統領)、米中両国が期待感、マルコス氏が不正疑惑指摘ー中央選管は反発 5月13日(金):治安向上と発展で支持拡大ー真の分権実現に夢託す(ダバオ市民が語るドテルテ氏)、ドテルテ氏当確を歓迎ー専従民族と欧州連合が声明 5月14日(土):大統領選を振り返って、異端の指導者を押し上げた30年の怠慢(解説) 5月15日(日):休刊日 5月16日(月):犯罪者は命を失う、撲滅に決意を再表明(ドテルテ氏)、選挙プログラム修正に物議(マルコス副大統領候補) 5月17日(火):死刑復活を表明(ドテルテ市長)、ドテルテ市長と会談(日本大使)-事実上の当選を祝意、悪徳警官をあぶり出しー国家警察が内部捜査開始ードテルテ氏発言を受け 5月18日(水):ドテルテ氏の豪腕に期待(日本商工会議所藤井副会頭) 5月19日(木):差別乗り越え下院で当選ー比初のトランスジェンダー議員、オバマ米大統領が祝意表明ードテルテ氏と電話会談 […]

統一選(大統領選)のその後ードテルテ効果 2016年5月22日


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5月9日行われた統一選挙の投票は、即日開票が行われ、夜のテレビでは早くもドテルテ候補の大統領当選確実との報が流れていた。開票結果の途中経過では、事前の支持率調査と全く同じで、ドテルテ候補は圧倒的な優勢を誇り、いよいよドテルテ大統領が実現することになった。一方、アキノ路線を踏襲するロハス候補とポー候補は、アキノ大統領が投票直前に候補者を一本化するよう働きかけたとおり、二人を合わせれば、ドテルテを辛うじて上回る票となっている。しかし、政財界はダーティハリーを標榜するドテルテ候補に大統領としての資格があるのか、疑問ないし反発しているので、このまますんなり政権交代が実現するかどうかは予断を許さない。 開票結果を速報するABS-CBNのキャスター 事前の支持率調査に比べて、ビナイ候補の票がドテルテ候補に流れているようだ(午後10時の集計) 約40%の票を集めて独走するドテルテ候補 事前の調査どおり20%強の票を集めているロハス候補 やはり20%強の票を集めたが選挙戦開幕当時の勢いは復活しなかったポー候補 選挙戦終盤、失速して15%弱の得票率にとどまっているビナイ候補 予測どおり一桁の得票率に終わったサンチャゴ候補 翌、10日、順調に票をのばし、支持者に囲まれながら、高らかに勝利宣言を行うドテルテ候補 一方、副大統領はマルコス候補と与党公認のロブレド候補の一騎打ちとなっている。9日夜の時点ではマルコス候補が僅差で首位となっていたが、10日の朝では同じく僅差でロブレド候補が首位に立っていた。副大統領選は最後まで予断を許さない状況だ。政界の異端児のドテルテ候補については、現政権も懸念を示し、ドテルテ降ろしののろしを 上げている。しかし、ボンボン・マルコスが副大統領に地位にあったのでは、かつてアロヨ大統領がそうであったように、ドテルテ降ろしは、返って宿敵マルコ ス政権の復活の手助けをしてしまうことになりかねない(アロヨ副大統領は、2001年、エストラーダ大統領をエドサ革命2で大統領の座から引きずり降ろ し、自らが大統領に就任し、以降、2010年、ノイノイ・アキノが政権につくまで、腐敗政治を続けた)。その点、現政権よりのロブレド候補が副大統領になれば、ドテ ルテ失脚というシナリオにおける切り札に使うことができて、大統領選の行方以上に重要な役割を担うことになる。 上位二人マルコスとロブレドは僅差で争っている […]

ドテルテが新大統領に当選 2016年5月10日



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昨日まで、街頭そしてテレビで熱戦を繰り広げていた統一選(正副大統領、上院、下院、正副知事、州議、正副市長、市議、正副町長、町議、合計約1万8千議席)が、いよいよ投票日を迎えた。この日のために多くの有権者(18歳以上)は投票をするために田舎に帰り、投票率は70%を優に越えるそうだ。フィリピンでは、その地に6ヶ月以上住んでいないと投票権がないためだが(ちなみに候補者は10年)、投票日はマニラが空っぽになる。投票の結果は締め切りから24時間、11日の朝に判明するとのことだ。 選挙の宣伝カーは意外と少なく、党派ごとの演説集会とポスターが選挙運動の主体だ ここのところ暑い日が続いているので、サリサリは選挙ポスターを日よけに使っている 投票までの手続きはこうだ。①選挙権を満足する証明を提出して事前に登録する ②自分の整理番号を掲示板から探す ③受付で整理番号とIDを示して本人確認を行い投票用紙をもらう ④投票用紙に目当ての候補者に印を付ける ⑤投票用紙を機械で読み取ってもらう ⑥プリントされた投票の記録をもらって再度投票箱に提出する ⑦ 投票終了のマークを手に記してもらい二重投票を防止する 投票所に掲げられた投票の手順(タガログ語なので私には意味がわからないが) 掲示板のリストから自分の名前を見つけ、番号を確認する(日本のように投票のための通知は来ない) 番号を確かめ投票用紙を受け取る 統一選のため、大統領以外にも大量の候補者の名前に印を付けなければならない 投票用紙を自動的に読み取る機械(人の手を介さないので不正は起きようがない、ような気もするが蛇の道はへびらしい) 選挙となると熱くなり、暴力沙汰がおこることもしばしばで、前日からアルコールの販売や、店でアルコールを提供することは禁じられている。いわゆるアルコール・バンだ。しかし、外国人は大目に見られているようで、日本レストランではアルコールを提供しており、逆に多くの日本人以外の客もたくさん訪れていた。 コンビニ入り口のアルコール販売の禁止を告げる張り紙 コンビニの張り出しによると、アルコールの販売禁止は、5月8日12:00amから5月9日11:59pmとなっている。この場合、私には、8日の昼から9日の夜中までの一日半、販売禁止と読める。一方、マニラ新聞には8日の午前0時から10日の午前0時まで丸々2日間の販売禁止となっており、これが正解だ。フィリピンでは0時という表記をしないので、12:00amは午前0時の夜中のことで、12;00pmは逆に午後0時の昼間をさすのだ。だから気をつけないと深夜と昼を取り違えてしまう。いっそ、24時間表記を広めたらこんな混乱はなくなると思うが、フライトが1500や2300などと書いてあると、ほとんどフィリピン人は一体何時なのか理解できない。 コンビニのアルコール売り場は覆いをかぶせている 普段は渋滞がひどい月曜、早朝のパソンタモ通りに車の陰はほとんどない 私の住んでいるサンアントニオ・ビレッジにはビナイ大統領候補(現副大統領)が住んでいる。投票所のちょっと先には別の投票所(双子の片割れアリアの通う学校)があり、そっちを覗いてみた。投票所(学校)の至近距離にはビナイ候補の邸宅があり、ひょっとしたらビナイ候補の投票にでくわすかも知れないという魂胆だ。 […]

統一選(大統領選)がいよいよ投票日を迎えた 2016年5月9日


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退職者の方から興奮気味に連絡があった。「格安の車が見つかった(相場80万ペソに対して25万ペソ)。これを転売すればかなりの儲けになる。ついては契約に立ち会ってほしい。持ち主が海外に移住するので緊急に現金化したいのだそうだ」。早速、相棒のジェーンとカーネルに相談したら、「それは盗品に違いない。そんなものを手に入れてしまったら、売却するときに警察沙汰になって犯人の一味として刑務所に入れられてしまうかもしれない。まさにカーナッピングの片棒を担ぐようなものだから、絶対に手をだしてはならない」と一蹴されてしまった。 主題と同型の車、ただしこれは我が家のモンテーロの新車のとき(2010年)のもので、昨年、5年落ちを80万ペソで売却してFJクルーザーに買い換えた 早速その話を件の退職者に伝えたら、車の引渡しの当日にはなっていたが、はっと我に返った退職者は、断りのメールを入れて難を逃れた。しかし、パスポートのコピーやIDカード、それに住所も送ってあるので、なにか報復があるのではないかと、パニックに陥ってしまった。その後、詳細に話を聞くと、盗品どころか、お金だけを巻き上げるだけで車など姿かたちもない、といった新たのふりこめ詐欺であることは明白だった。手口は以下の通りだ。 1.OLX(https://www.olx.ph/)という中古品の個人売買のサイトがあって、そこにお目当ての物品(三菱モンテール2009年式、25万ペソ)を見つけて仲介人にコンタクトを取った。 2.仲介人からは詳細な引渡しの条件、お金の支払い方法、契約書、販売者のパスポートコピーなどが送られてきて間違いのない取引と信用できそうだった。 3.引渡し条件は、売却額25万ペソのうち、24万ペソをMoney Gramで仲介者宛に送金する。車をチェックして、満足したら、残りの1万ペソの現金とMoney GramからのReference Numberを販売者に渡す。そのReference Numberがないと販売者はMoney Gramからお金を受け取れない仕組みになっているようだ。Money Gramに事前に送金することにより、買い手(退職者)は間違いなくお金を払う意図があると確認するためのものであり、決して現金取引をしないようにと仲介者は忠告している。 4.この取引を信用した退職者は、果たして車が引き渡されるか、さらに車が引き渡されないとしたら、支払ったお金、24万ペソは果たして回収できるのか、疑問を挟むことはなかった。 果たして、実際に車が引き渡されるのかどうかは、取引を中断してしまったので、確認はしていないが、見ず知らずの人間に送金してしまった暁に車がこないということになったらという最悪のパターンを前提としてものを考えると、こんな危険な取引はありえない。しかも、仲介人の住所がフランスであることから、追跡の手立ても無い。さらに、もし仮に車が引き渡されたとしても、それが盗品でないという保障もない。 疑いの目を持ってサイトを眺めてみると、OLXには怪しげなものが多い。なんだかんだの理由をつけて、まず、前金を振り込めとかいうもので新手の振り込め詐欺といえそうだ。サイトの運営者においては、この手の詐欺をサイトに載せないようふるいにかけてほしいものだ。そうでないとサイトそのものが詐欺集団のサイトになってしまい、多くの人が餌食となってサイトの信用が失墜してしまうだろう。 一方、カーナッピングが横行しているフィリピンでは、この手のシンジケートが暗躍しているので、車などの高額品の取引は、絶対に信用のできる販売者から購入すべきである。ちなみにこの退職者はアメリカ製の中古車を中古ディーラーから最近購入したが、一週間で動かなくなってしまい、踏んだり蹴ったりと嘆いている。  

ある退職者の災難(8)振り込め詐欺にご注意 2016年4月29日



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4月24日(日)、次期大統領選候補者の最後のテレビ討論会がルソン地方パンガシナン州のパンガシナン大学で行われ、人々はテレビにかじりついてその中継を固唾を呑んで見守った。来月5月9日の投票日まで後2週間を残すばかりとなった大統領選の行方に人々は興味深々だ。現在支持率一位はドテルテ候補(現ダバオ市長)、副大統領はマルコス候補(現上院議員)だ。ドテルテはダバオ市長として治安の向上に貢献したが、そのやり方はダーティハリーそのもの、また、女性を侮蔑する発言で物議をかもすなど、共和党アメリカ大統領候補のトランプにイメージが重なる。マルコスは言わずもがなの21年間の独裁政権を率いた元マルコス大統領の跡継ぎだ。このいわくつきの候補者は果たして一国を率いて行く資格があるのかとメディアは批判を浴びせている。 左からビナイ候補(現副大統領)、サンチャゴ候補(現上院議員)、ドテルテ候補(現ダバオ市長)、ポー候補(現上院議員)、画面から外れているのがロハス候補(前内務自治長官)だ。 ドテルテ候補は、ダバオ市で長年暗躍している「処刑団」(その犯行とみられる超法規的殺人事件が1998~2015年の18年間に1424件発生している)とのに関与が指摘されている。さらに選挙演説中に発した冗談について、オーストラリア政府、宗教団体、他の大統領候補から不適切な発言と糾弾ののろしが上がっている。その冗談とは、彼が市長に就任した一期目、1989年にダバオ市の刑務所で発生したオーストラリア人女性の人質事件に触れ、「なんてこった、やつらは彼女を強姦して殺した。彼女はとても美しかった。やつらは俺より先に彼女に手を付けた」だ。上記の失言にもかかわらずドテルテ候補は支持率第一位34%を維持しているが、庶民はそんな発言をする候補に寛容で、強い指導力のある人物を好ましく思っているようだ。 ドテルテ候補はその強力な個性で支持率をあげ、他の候補を引き離している 支持率2位(22%)はポー候補(現上院議員)。その清廉で潔癖なイメージで当初は支持率一位を維持し、アキノ現大統領の影の後継者と言われている。しかし、たった4年の政治暦では、いかに清廉潔癖でも一国を率いて行く指導力があるのか、疑問符が投げかけられている格好だ。 清廉潔癖を売り物にするポー候補。捨て子が大統領に、という夢をかなえることができるのか 支持率第3位(19%)はビナイ候補(現副大統領)。当初、支持率一位を誇ったこともあったが、アキノ政権の汚職キャンペーンが功を奏したのか、支持率は低迷し、ドテルテ候補に水を開けられている。 汚職という思い看板を背負ってビナイ候補は復活することができるのか 支持率第4位(18%)はロハス候補(前内務自治長官)だ。アキノ大統領の後継者として現政権の支持を受けているものの、当初から支持率第4位を抜け出せないでいる。ロハス元大統領の孫という家柄からか、高慢というイメージがあって庶民の支持を得ることができないでいる。 貴公子ロハス候補は庶民の支持を集めることができない 支持率第5位(2%)はサンチャゴ候補(現上院議員)。その毒舌とユーモアで有名な上院の長老だが、肺がんで生死をさまよい、今回の討論会もようやく参加することができた。かつて2回の大統領選に打って出て毒舌で人気を博したが、過去の人との感がある。 ユーモアにあふれる毒舌で人気のサンチャゴ候補は、もはや過去の人か 副大統領候補は、マルコス上院議員が支持率29%で一位、ロブレド下院議員支持率23%で2位、エスクレド上院議員が支持率20%で3位、カエタノ上院議員が支持率16%で第4位とマルコス上院議員が抜け出している。マルコス独裁政権の21年間がフィリピンの黄金期だったのかあるいはまた暗黒期だったのか、庶民にとっては別世界の出来事と映っているようだ。 我が家の近くの交差点を閉鎖して設けられたステージでビナイ・グループの選挙運動。空席が目立ち、今一盛り上がりに欠けていた まん前で開かれた選挙集会のおかげでかき入れ時と張り切るトロトロレストラン

四つ巴の大統領選の行方 2016年4月26日


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最近は、円が少し戻して(1ドル=110円前後、1万円=4100~4200ペソ)で退職者はほっとしている。しかし、かつては2万ドル=160万円程度で退職ビザが取れていたものが220~240万円、しかも、フィリピンでの生活費が1万円=5500ペソが一時は3600ペソにまで目減りしたのでは、フィリピンに住む意味が大いに薄れてしまっていた。日本の経済や株価への影響は別世界の話として、退職者にとって見れば、民主党政権時代の1ドル=80円が懐かしい。 一方、退職ビザの魅力が減って、申請者が激減している事実は、私、ビザの取得サポートを専門としているものにとっては死活問題だ。今年に入ってからは円の動向に関係のない、欧米人、インド人等の申請者が当社の顧客の3分の一を占めるにいたっているが、絶対数の減少は避けられない。しかも、円安ばかりではなく、ビザの発行期間が4週間近くになっていて、現役のかたがたのビザ取得を不可能にしている。現役の人にとって、せいぜい2週間の休暇をとるのが限度であって、4週間はありえない。したがって昨年は半数近くを占めていた現役の方の申請がほとんどなくなっている。 しかし、なぜか当方は忙しい。それは、ビザの取消、相続、ID更新、預託金の投資転換、不動産手続きなど、かつて退職ビザをお世話した方々のお手伝いが増えているからだ。その上、ビザの取消は、預託金の返却まで3ヶ月程度の時間がかかり、そのフォローアップに追われ、現状でも、約10件の取消申請が進行中だ。中々前に進まない手続きなのだが、常に頭の中は進行中の案件でいっぱいだ。したがって、私の翌日のアクションリストは20件近くにまでなっている。 ピザの宅配についてきたコーラのビンを抱いておどけるKIAN。最近、私が何歳かというKIANの質問に69歳と正直に答えると、それは死ぬ年かと済ました顔で聞いていくる。人によってマチマチで100歳まで生きる人もいると答えると、今度は日本人は100歳で死ぬのかとやり返してくる(どうも人間は一定の年になると寿命を迎えて死ぬと思っているらしい)。ダダが100歳まで生きたら、KIANは36歳になっていると話すと、24歳まででいいという。6歳になってなんとなく知恵がついてきていると思うこのごろだ。 年をとると忘れっぽくなるという、だから、毎日、アクションリストを更新して落ちこぼれの無いようにしているつもりだが、大事なアクションはやはり頭の中にしまっておかなければ適切な対応ができない。客から電話で問い合わせがあってもいちいちパソコンやメモを探していたのでは埒があかない。 PRAに行くたびに重要案件を頭の中で復唱するのだが、5~6件の懸案事項があると、どうしても3~4件しか思い浮かばない。いやもっとあるはずと思い記憶の糸を探ると、別の案件が浮かんでくるが、それで数えなおすとやはり3~4件しか浮かんでこない。前に覚えていたものを忘れてしまっていて、いつまでたっても3~4件しか浮かんでこないのだ。年のせいかなと思うが、仕事上の記憶は、いまだ周りの誰にも負けない自信がある。それは30~40代のころから変わりはないと自分では思っている。 夏休みを利用して田舎から出来ているヤナと遊ぶKIAN。もはや赤ちゃんの面影はない。 昔、人は同時に3つのことしか記憶できないという話を聞いたことがある。脳に刻まれた過去の記憶ではなく、今、動いている記憶であって、時間とともにどんどん消去されていく記憶だ(ワーキングメモリーとでも言うべきで、過去の記憶はハードディスクなどに記録されたストレージだ)。コンピューターのRAM (ランダムアクセスメモリー)のようなものだ。たしかに、3件までなら何度でも繰り返すことも出来るが、5~6件となると、その内の2件が消去、復活を繰り返してきりがない。 そこで、6件のアクションを3つに分類してみた。ビザ申請、相続、その他、の3件、そしてビザ申請はSさんとNさん、相続はKさんとHさん、その他は、TさんとMさん、要は3x2に案件を分類したのだ。そうすれば、まず、3種類の案件を思い起こして、それぞれ、二人の名前と内容を順に思い浮かべることができる。そうしたら、何度繰り返しても正確に6件のアクションを思い起こすことができたのだ。 人のワーキング・メモリーが3個までで、それ以上は消去されるものだと認識しておけば、逆に確実に記憶することができるということを今になって悟った。 我が家恒例の土曜の和食レストランでの食事風景。KIANは好物のエビフライと鶏のから揚げを皿にてんこ盛にしている。 さらに、人ないし動物の五感、特に映像/イメージの記憶容量は文字/数字情報に比べて無限大ともいえる。したがってもろもろの情報を映像と関連付けると飛躍的に大量、短時間で記憶することができる。これは、多くの記憶の達人が実践していることだ。したがって、アクションが必要な事柄を場所のイメージ(PRAとか銀行など)と退職者の顔と関連付けて記憶すると簡単に脳に記録と参照が可能になる。上の例で言えば、退職庁(ビザ申請)、銀行(相続)などのイメージを思い浮かべさらに、それぞれ関係する退職者の顔を思い浮かべるのだ。そうすれば、多くのアクションも難なく記憶しておくことが出来るようだ。

人は同時に3件しか記憶できない(賢い記憶法) 2016年4月18日



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先日、卒園式を終え、この日、3月31日はKIANの6回目の誕生日、そして6月からはいよいよ小学校だ。小学校は名門男子校ドン・ボスコに通うことが決まっている。毎週、土曜日、食事をとるマカティ・スクエアの至近距離、いわば、彼のショバで、通学も問題ない。一時は、マカティの北方、ダスマリニャス・ビリッジにある名門校サン・アガスティン・スクールあるいは、ボニファシオのインターナショナル・スクールに奨学生(学費が高すぎてとても払いきれないので)として通う話もあったが、朝夕の通学に運転手付の車が必要とあって断念した(スクールバスも使えるが、あちらこちらから生徒を拾い、朝夕、2~3時間かかるというのでは、とてもKIANにはとても耐え切れない)。 この日は、田舎から遊びに来ている子供達、それにメイド二人も含め、家族勢ぞろいの11名て誕生会を定番の天々火鍋で挙行した。KIANは興奮気味で明日も誕生会をやってほしいと主張していた。 誕生会は、それだけのことだが、我が家の最近の話題を提供する。どっちかといえば小言だが、今のところKIANはやりたい放題のちびっ子ギャングだが、ママ・ジェーンのしつけも厳しくなっており、思いやりが合って礼儀正しい、そして国際人としての常識をわきまえた子供に育ってほしいと願う。フィリピン流は、外国人にはかなり理解しがたいところがあるので、外国人と接したとき、お互いにギャップが大きすぎる。だから、フィリピン流だけがすべてではないということも覚えてほしい。 右上KIANの顔は興奮の極地だ(テーブルの向こう側左端のKIANの顔に注目) フィリピーノの七癖、その1.フィリピーノタイム この日、誕生会のために出かける時間になっても誰も外に出てこない。特にメイドの二人は、一緒に出かけるということさえも知らされておらず、結局、私は外で30分も待たされる羽目になってしまった。これはいつものことで、約束した時間に出かけるのではなく、約束した時間に準備をはじめる、だから遅れるのはあたりまえ、遅れて何が悪い、という発想がある、報連相(ホウレン草)の欠如、そしてフィリピーノ・タイムのダブルパンチだ。ただ、その辺のいい加減さがストレス・フリーの社会のゆえんなのでもあろうが。当方にとっては、逆にストレスが絶えない。 KIANの4人家族、ジェーンのお腹の中にもう一人子供がいる その2.フィリピン流食事法 ご飯にスープや料理のたれをかけて味付けをして、もっぱらご飯をかき込むのがフィリピン流食事法だ。おかずは一切れの魚か肉あるいは野菜で十分だ。それを習ってか、KIANは、ご飯にしょうゆ(キッコーマン)をかけて、手でつまんでたべる(手で食べるのはカマヤンといい、フィリピンでは正統な食べ方)。ママ・ジェーンが塩分のとりすぎと、とがめると、KIANは食事ができなくなってしまう。あるとき私も真似をしてみたら、キッコウマンご飯は確かにいける。 KIANの主食はラーメンと焼きそば。最近までインスタントラーメンを常食にしていたが、これについてもママ・ジェーンからクレームがついた。このようなインスタント食品は添加物の宝庫だから、KIANの健康に良くないと。だから、冷凍の生めんとたれを日本食材店から買い求めて料理した。インスタントラーメンの味になれたKIANはちょっと不満げだが、なかでも豚骨スープは大いに気に入ったらしい。 しょうゆかけご飯かラーメンが用意されると、次に大声で注文するのがWATER with ICE(氷水)で、氷がないとKIANは我慢できない。天々火鍋でKIANが食べるのは、ヌードル、ライス、それにイカボールだけで、一皿ずつを独り占めにする。もちろんWATER with ICEは欠かせない。 左が農場から応援に来たヤヤ・ミッシェル、真ん中が新人のヤヤ・LC その3.メイドの流儀 前のメードがいなくなってしまったために、ホリーウイーク明けに、ビコールの農場にいたメイドと見習いを連れてきた。メイドが変わるたびにイラッとすることがいくつかあるが、今回も例外ではなかった。 […]

KIAN、6回目の誕生日とフィリピーノの無くて七癖 2016年4月6日


2015年5月の改定で、外国人に許されていなかった、エンジニアリング、医療、会計、建築家、教育、農業などの分野がネガティブリストからはずされた。したがって、一般的職業としては弁護士のみが、外国人の参入が許されない職業となる。ただし、これらの緩和策は、該当する外国人の本国においてもフィリピン人に対して同等の職業に従事することが許容されている場合に限る。なお、レストランなどの小売業は相変わらず外国人を締め出している。また、土地の所有についても現状維持で、外国人の個人は所有できないが、外国人が40%の株式を保有する株式会社は土地の保有が認めれている。 EO 184 &10th reg foreign negative list このことにより、今後、多くの外国人の専門家がフィリピンで活躍することになると思う。今まで、フィリピンの豊富で安価な労働力を求めて多くの企業が輸出向け生産基地として進出するというのがパターンだった。これからはフィリピンを市場としてエンジニアリング、医療、会計、教育分野等に進出する機会が多くなる土壌が整った。ただし、これらはサービス業は国内向け企業(Domestic Market Enterprises)に分類され、資本金が20万ドル以下の場合は、外国資本は40%に限定され、20万ドルを超える場合は、100%外国資本が許される。このため、日本で会計事務所、税理事務所、あるいは弁護士事務所を運営しているかたがたから、フィリピン進出を計画する会社の進出支援をしたいという問い合わせが多くなっている。 フィリピンでは、外国人/外国法人による会社株式保有の比率の上限を定め(Executive Order No. 584)、外国人のビジネス参入あるいは就労を制限している。これに違反した会社はSEC(Security […]

ネガティブリスト(外国人株式保有比率の制限)2016年4月2日改定 2014年9月24日  



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ホリーウイークの休みを利用して、レガスピの高台にあるジェーンの土地を訪問した。現在フェンスを建設中で、引き続きレストハウス(5部屋ほどの小ぶりのもの)を建設予定とのこと。近い将来完成するので、退職者の方も是非宿泊してほしい。 左手にはマヨンを望む(農場とはマヨンを挟んで丁度反対側になる) 道路沿いに所有権を主張するフェンスが張られている。              土地は、案外なだらかで資材の運搬もさほどの問題ではなさそうだ。当面はヤギや牛を放牧するということだが、まったく問題なさそうだ。 マヨンの風景は下からも十分満喫できる。 道路から一番離れた敷地の奥に小さな小屋が作られ、そこで作業員が寝泊りして建設工事に従事している。 自給自足をしようとしているのか、畑を作って作物を栽培している。またさらに敷地全体に果物の苗が植樹がされている。 この斜面でも作物を作ることができるという証明でもある。 レガスピ市を眼下に見渡す石の上で一休み。KIANは眠っていたので、私に抱っこをせがんで土地を視察した。KIANにこの土地は誰のものかと聞いたら、誇らしげに「ミー」と答えた。もっともKIANにとってみれば、農場も自分のものと思っているから、しかたのないことだ。しかし、遠い将来を見ると、この土地は確かに遺産として彼の手に入ることになるのだ。幼少にして資産を持つということはうらやましい限りだ。子供に資産を残してやりたい、これは親としての夢なのだろう。 […]

レガスピの土地(MJYハイランド)視察2016年3月27日


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今年は、3月24日(木)と25日(金)がホリーウイークの祝日となり、この週、田舎は帰郷した人々で沸きかえった。我々も22日(火)から26日(土)まで農場ですごしたが、雨はまったく降らず、マヨン火山はその雄姿を満喫させてくれた。23日(水)はカーネルらが車で農場に向かったが、連休の前日とあって、ビコールへ通じつ国道は大渋滞で、朝の5時に出発し、到着は夜9時を回った。24日(木)はレいよいよ工事に取り掛かったガスピの土地を見学(別途報告)、25日(金)は、ホリーウイークの最大イベントのパレード、この日は最終日と会ってゴメスファミリーが全員集合。26日(土)早朝、車は朝5時にマニラに向けて出発、我々(KIANとその両親、それに私の息子)は飛行機でマニラに向かった。今回は4泊5日の短期間なのでで瞬く間にすぎてしまった。 私のかばんを引いて旅行客気分を出すのがKIANの最近のスタイルだ。 レガスピ空港から農場のあるタバコ市に通じる国道は4車線に拡幅工事が進められている。せっかく拡幅したが、そこは格好の籾の干し場となってしまっている。一方、拡幅のおかげで道路の中になってしまった木は相変わらず伐採されずに残っている。 たまたま、タイから戻っていた、ビッグマミーのお姉さんのソーニャが作ってくれたカニ(渡りガニ)のカレー、カニ味噌をカレーで味付けをしたタイ料理だそうだ。タイ料理店並のなかなかの美味だった。 みなで食べる食事は、とてもおいしいとみえ、KIANも、みなに混じって台所の食卓を囲んでいる。一方、私は息子と二人だけでダイニングで食事をとるはめになった。 このころ、丁度収穫の時期で、農場の水田も米がたわわに実っていた。新米にありつけるのも、もう少しだ。 闘鶏の雛がたくさん生まれていた。しかし、まだまだ、オスもメスも区別がつかない。全部で30羽ほどの雛がいたが、さらに抱卵中のメスもいたので、50羽程度になるだろう。しかし、育った闘鶏がどこへ行くのか私は知らない。これらの闘鶏はジェーンの兄弟のダシンらが面倒を見ており、当方は場所を無償で貸しているだけなのだ。もしかしたらえさ代も出させられているかもしれないが。 母豚が大きなおなかをしていて、出産もまぢかだ。KIANは、やはりまだまだ、その巨体にビビリ気味だ。  棒を拾って忍者気取りのKIAN、マヨン火山を背景に「マヨンの虎」を気取っている(ちなみにKIANは寅年生まれ、ママ・ジェーンは辰年なので、まさに竜虎となる) 巨大な芋の葉にびっくり、ちなみにこの芋は毒があって食べられないらしい。   カバヨ(馬)のジンポはマヨンを背景に草刈に余念がない。息子は、馬、牛、ヤギなどが苗木を食ってしまうので、かなり広い土地が牧草地となっていて、果物の苗を植えられないとぼやいている。しかし、これらの家畜は農場のシンボルであり、草刈に寄与しているということで処分を免れている。いずれはレガスピのジェーンの土地に移そうという話が持ち上がっているが。 オスざるが2匹いたが、オス同士、なかなか中が良い。今度のサルは、女・子供に優しいので、KIANもビビらないで、手を差し伸べたり、頭を差し出して、「しらみ」をとれとふざけていた。ちなみに、KIANにはもちろんしらみはいないが、ビッグマミーが子供達の頭の毛をかきわけてしらみを取っているのは、よく目にする光景だ。 黒豚については、正月の息子の豚ショックで、その繁殖をあきらめ、その後の処置を考慮中だ。当の黒豚たちは近づくと駆け寄ってきて、可愛らしい。 前回の訪問では見かけることができなかった「カラチュチ」が咲きはじめていた。家の周りに並んでいるので、満開になるとまるで、お花見のようになる。 […]

ホリーウイークの農場訪問 2016年3月26日