Daily Archives: June 30, 2010


先日、PRAの友人であるロエル・ギリタンよりメールが入った。ロンドンで心臓の手術をしている姪の輸血ために1400ポンドの資金がいる。至急いくらでもいいから送金して欲しいというものだった。cc蘭にはこのメールが多数の人に送られていることが見て取れた。 私としては、先日、1ヶ月もの長期休暇を取ってカナダに旅行してきたばっかりのロエルに、たかだか1400ポンドのお金の融通が出来ないはずはないし、お 金の送り方も面倒くさそう、さらに2~3日前にPRAで彼に会ったばっかりなので、半信半疑で、とりあえずほっておいた。 そして次に入ったのが、次のメールだ。ロエルとは親交のある日本人退職者の方からだ。 “皆さん、お早うございます。お元気でお過ごしでしょうか。当地はやっと雨季に入り、一寸涼しくなりました。 ところで、日本では電話による「振込め詐欺」の被害が多く出ていることを知っていますが、Eメールでも「振込め詐欺」があることをお知らせしたいと思います。 昨朝、あるフィリピン人からEメールが届きました。メールのタイトルは「緊急なお願い」でした。彼は私がフィリピンの永住ビザ゛を取得する際にお世話に なった公務員で、その後、彼をイロイロの拙宅やタイの農園へ招待しりして親交を深めてきました。そのメールの内容は、彼の姪が心臓の手術をロンドンで受け なければならなくなったので、緊急にロンドンへ来た。しかし、輸血や手術の費用が莫大であるので、至急支援をお願いしたいというものでした。そして送金先 や受取人の名前(彼の名前)と住所も併記してあり、CC欄にはたくさんのアドレスが書かれており、それには私の別のアドレスも含まれていましたので、その メールを信頼し、なけなしのお金を近所にある指定の送金屋から送金すると同時に、送金したことをメールで彼に知らせました。 その直後、 彼から電話が掛かりました。彼は「私はロンドンにいない。マニラにいるよ。お金を送らないで!国家警察に事件を知らせる調書を出す。」というものでした。 彼は他の友人からの問合せで「振込め詐欺」に気付き、関係の友人に電話してきたのです。私は急いで送金屋へ行き、送金をキャンセルし、お金を払い戻しても らいましたが、送金手数料(800ペソ)の払い戻しはできませんでした。 […]

フィリピン版振込め詐欺にご注意 2010年6月30日