Daily Archives: October 19, 2009


 以前、バリクバヤン民芸品店のマカパガル店を紹介したが、今回はマカティ市パサイロードの店を紹介する。本店はキアポ教会のあるキアポにあるそうだが、いずれ訪問して報告したいと考えている。パサイロードの店はマカティアベニューからドーシットホテルに向って数分歩いた右側にあり、3階建ての立派な店構えだ。ちなみにバリク・バヤンというタガログ語は帰郷という意味で、バリクは帰る、バヤンとは故郷を指す。  1階はイヤリング、ネックレス、キーホルダー、ハンドバッグ、貝細工、バロン、木彫りの置物、乾燥バナナ、などの小物類が中心だが、天然真珠のコレクションは見ごたえがある。2階、3階に上がると家具等の大物が目立つ。左下の写真はアバカ(マニラ麻)を使ったしゃれた電気スタンド、右下は天然真珠貝の殻、大きいものは12,000ペソもする。    これら民芸家具はブラカンにある自前の工場で製作するそうだが、黒檀やIron Treeなど特殊で希少な材料を使った家具が所狭しと並んでいる。下のテーブルはBaleteという木で、ジャングルでつる等が絡み合ったようなとても耐久性のある樹木で鉄道の枕木などにも使われるそうだ。その根を切り取って裏返しにしたテーブルは値段が12万ペソ、この日は50%ディスカウントなので6 万ペソ、約12万円だ。   次に目に付いたのが黒檀のテーブル、近代的なデザインで、光沢を押さえたしっくりした表面仕上げがしてあり、とても良い。ちなみに椅子を持ち上げようとしたらやっとのことで動かすことが出来た。もちろんテーブルなどは一人で動かすことはできないほど重い。皆、黒檀のむくでできている。ちなみに値段は25万ペソだ。   さらに黒檀のリビングセット、これもすばらしい。もちろんこれにクッションを加えて使うのだろうが、ビコールの農場のセットも大分痛んできたので、食指が動く。しかし値段は35万ペソ。50%ディスカウントと言っても35万円だ。ちょっとやそっとでは手が出ない。

民芸品のバリクバヤン・マカティ店の紹介 2009年10月19日


  パスコの相棒の彼氏(国家警察幹部)が車を買うというのでスズキとホンダのディーラーを訪問した。フィリピンでの車の価格はどの程度なのか興味を持っている方も多いと思うので、詳細を報告したい。現在1万円は5100~5200ペソ程度なのでペソの価格を倍すれば円の価格になる。   ちなみにフィリピンでは雨季に道路冠水が頻発するので車高が高い車を選択するのが賢い。トヨタのランド・クルーザー、フォーチュナー、ラブ4、三菱のパジェロ、イスズのビッグホーン/トゥルーパー、日産のパトロールなども数多く走っているが、ホンダのCRVやスズキのビトラが手ごろ感があって使いやすそうだ。さらにフィリピンではフォードのエクスプローラー、エクスペディションなどのアメリカ製大型SUVも多い。さらにBMW、ボルボ、アウディ、ワーゲン、ベンツなどのSUVも走っているが、これらは500万ペソは優にする超高級車だ。 スズキ、グランドビトラは2WDで、127万ペソ、エンジンは2400cc、なかなか重厚感があるデザインだ。ちなみにスズキの場合は販売数が少ないため、日本で組み立てたものを輸入しているそうだ。その場合の税金はどうなっているのか気になる。従来、完成車の輸入については100%の関税がかかるとされていた。そのためか、最近スバルなどの車も若干ながら走っている。   小型だが使いやすそうなのがスズキのSWIFTだ。エンジンは1500ccだが、BMWミニを思い起こさせるデザインだ。ちなみに値段は765,000ペソ。   フィリピンでは現在最も人気が高いSUVがホンダCRVだ。写真の車は4WD-AT、2400ccエンジンで1515,000ペソ。2WD、2000cc エンジンなら、1295,000ペソ。 CRVとジャズはタイで組み立てている。シビックとシティはフィリピンで組み立てて相互に輸入しているそうだ。その場合、特恵関税で無税だそうだ。そのため新型CRVが発売された2年前は品不足で入手に数ヶ月待ちという状態だった。しかし、現在は待ちに溢れており、ありがたみがうすれている。   一時、日本でもベストセラーカーを誇ったホンダのフィット、当地ではジャズと呼ぶが、1300ccエンジンで772,000ペソ、1500ccエンジンで832,000ペソ。マニラの街をやたら走り回っている人気車だ。   左下がホンダ車の価格表、拡大して見てほしい。アコードV6は2百万ペソもして、フィリピンでは高級車の一角を占める。右下の写真はホンダ・ジャズをローンで買った場合の詳細で、ダウンペイメントは20~50%、割賦期間は12ヶ月~60ヶ月(5年)と長い。ちなみにローンの利率は20%程度とかなりの高利率だ。しかし、これだけの支払いをしてまでも車を買う人が多数いるということは、フィリピンでも中間層が育っているということか。ここ数年でカーローンの普及が目覚しく、どのディーラーでも当たり前のように用意がしてある。一昔前は現金で買うか、自前で銀行ローンを用意しなければならなかったが、中間層の拡大により、ディーラーが直接扱うカーローンが普及したものと思える。(画像をクリックして拡大してみてください) […]

フィリピンの車の価格 2009年10月19日