最近ビジネス街に急ピッチで展開しているのがパンケーキ・ハウスだ。初めはパンケーキ(ホットケーキ)を食べさせる店かと思っていたが、中に入ってメニューを見てみると、ハンバーガー、サンドイッチ、スパゲッティ、ステーキ、サラダ、スープ、デザートなど、他の料理も色々楽しめるようだ。そもそもの発祥はパンケーキだったのだが、チェーン展開しているうちに顧客のニーズに会うようメニューを増やして行ったのだろう。顧客の中心はビジネス街のOLで、ちょっとしゃれた店で昼食をとりたい若者達が中心だ。一食は200~300ペソ程度で済むように値段設定がされており、中流サラリーマンをターゲットにしている。ジョルビーやマクドナルドが子供や庶民の憧れであるのに対して、あくまでも味にうるさくておしゃれを好む一クラス上の客層を狙っているようだ。 パンケーキ・ハウスは赤を基調とした室内装飾がされており、オレンジやピンク系の壁と前衛的な絵画など、なかなかモダンなインテリアだ。この室内装飾のデザインと施工を一手に引き受けているのが、私の古い友人の女性建築家ジーナ・ティンソン(Gina B. Tingson)だ。20年前に会ったときは学校を出たばっかりの美人建築家で、建築屋の兄に言わせると、建築のことなどほとんど知らない弁護士の父を持つお嬢さんだった。それから20年、経験を積んで、パンケーキ・ハウスの仕事を一手に引き受けるほどに成長したのだ。ここ数年、新規開店が相次いでいるのでなかなか忙しいそうだ。 右の女性がパンケーキハウスの建築家 基本的に料理のジャンルはジョルビーやマクドナルド一緒だが、パン・ケーキ以外でも高級感を出して、なかなかおいしそうだ。この日食べたのはクラブ・サンドイッチとロースト・ビーフだが、ローストビーフはウエルダンで固すぎた。フィリピンでステーキを注文すると、ウエルダンもミディアムレアもほとんど同じウエルダンなのだが、ローストビーフのウエルダンはちょっといただけない。 メニューについては撮影禁止。パンケーキの写真を撮っただけで、その外の料理のメニューは残念ながら撮影出来なかった。人がせっかくブログで宣伝をしてやろうというのに、気の利かないウエイトレスだ。しかし、パンケーキだけで4ページのメニューとはさすがパンケーキ・ハウスだ。(画面をクリックして拡大して見てください)