Daily Archives: February 18, 2010


マニラから日帰りが可能な唯一のダイビング・スポットがアニラオだ。バタンガス市から西へ約20km、タガイタイ経由でも行けるが、約3時間かかる。この日は退職者2名の案内と、パスコのマッサージ嬢2名の慰安旅行もかねて、タガイタイ経由、アニラオで海水浴としゃれ込んだ。平日だったので道路も混んでなくて約3時間の快適なドライブを楽しむことが出来た。 アニラオは工業地帯があるバタンガス湾と反対側のバラヤン湾に面し、マニラ湾の外に位置しているために水がきれいだ。アニラオのリゾートの基点になるのが半島の根元にアニラオの港。港と言っても小規模なものだが、マーケットや海水浴客用の商店があり、ちょっとした買い物が出来る。ちなみにカツオはキロ100ペソでマニラの2~3分の一程度だった。ここから船ないし陸路で20以上あるダイビング・リゾートへ行くことが出来る。港から海の水を見ると海底まで透き通って見える。この辺で泳ぐことも充分可能だ。 アニラオ半島の先端近くにあるのがイーグル・ポイントでアニラオのリゾートの中では最大級だ。ここまで車で行き、昼食を済まし、ボートを借りて、マリカバン島に行くことにした。しかし、それが失敗だった。イーグルポイントは数年前マリカバン島のビーチに休憩所を作り、入場料をとリ始めたのだ。それがなんと500ペソ/人という法外なものなのだ。5人で2500ペソ、とんだ予定外の出費だった。船は往復と3時間の待機で1600ペソとリーゾナブル。 イーグル・ポイントのレストランは海に面していて、とてもすばらしい景色だ。海を見ているだけで心が安らぐ。マッサージ嬢のタンとデビナも初体験にうれしそう。食事はマニラの高級料理店と変らない。しかし味もそれなりに良かった。6人で1850ペソはそんなに高いともいえないが。  20年ほど前に行ったときは全くの秘境的雰囲気を醸し出していたマリカバン島だが、今ではイーグル・ポイントのレストハウスができてありきたりの海岸になっている。当時は何もないから、食料/飲み物はもちろん、ビーチパラソル、テント、クーラーボックス、ゴムボートなどなどありとあらゆる物資とさらにメイドまで連れて行ったものだ。左下の写真はソンブレロ・アイランドでこの一帯で目印となる島だ。ここでキャンプをしたこともある。 海岸は比較的粗めの珊瑚砂であるため水が全くにごっていない。以前は水に入るとすぐにさんご礁があり、もぐらなくても美しい珊瑚を楽しむことが出来た。しかしながら、イーグル・ポイントのレストハウスが出来たために来客が増え、ボートの錨でさんご礁は破壊され、珊瑚の死骸が累々と続いていた。退職者の方には美しい珊瑚が見られると豪語していただけに至極がっかりした。しかし、何の施設もない隣の浜には珊瑚が破壊されないで残っているそうなので、次回はイーグル・ポイント経由ではなくて、アニラオの港で船をチャーターして未開の浜に向うつもりだ。そうすれば一人500ペソの入場料もいらなくなる。 元々、さんご礁の存在も、泳ぐこともろくすっぽできないタンとデビナは美しい景色と水に至極ご満悦で、ご機嫌ではしゃぎまわっていた。ところでフィリピーナは一般に肌を出すことを嫌う。恥ずかしいからかあるいは陽に焼けるのがいやなのか、定かではないが、パンツにT-シャツにブラまでつけてしっかりとガードしている。右下の写真は七面鳥の一種パボという珍しい家禽で、リゾートを歩き回っていた。

バタンガス・アニラオで海水浴 2010年2月18日