見所・穴場


マニラ湾の沿いのロハスブルバード通りを、空港方面(南)に走り、モール・オブ・エイシアを過ぎた辺りの埋立地の開発が急ピッチで進んでいる(行政地区としてはパラニャケ市に属する)。エンターテイメント・シティと称し、カジノを中心としたリゾート施設、経済特区で、最終的には、約一兆ペソの投資が行われるという。空港からのスカイウエイの建設も急ピッチで進められ、モノレールの建設計画もある。いずれ、ラスベガスあるいはマカオに次ぐ一大カジノ地帯が出現し、中国、香港、シンガポールなどのカジノ好きの中国人など、東南アジアの観光客でにぎわうことになるだろう。 その地域に、SOLAIREに次いで第2弾として開業したのが、CITY OF DREAMS MANILAだ。金色に輝く巨大なビルにカジノと三つのホテル、広大な駐車場は、まさに未来都市だ。フィリピンは、政府系のPAGCOR(フィリピン・アミューズメント・アンド・ゲーミング公社)経営のカジノが各地にあり、隠れたカジノ天国でもあった。ちなみに、マニラには、リゾートワールド(ニューポートシティ、パサイ)、ヘリテージホテル(EDSA、パサイ)、マニラ・パビリオン・ホテル(エルミタ、マニラ)、ハイアット・マニラ・ホテル(マラテ、マニラ)などの本格的カジノがある。 マニラ新聞でグランドオープン(2月2日)の記事を見て、早速、見物に行った。マカパガル通りを南に下ると、やがでも金色の外側に色とりどりの柱を配したビルとCITY OF DREAMS の大きな文字が目に入るので、その手前を左に折れると、駐車場への入り口に通じる。まずは、その広大な駐車場にびっくりするが、開業したばかりだというのに、駐車場の一階は、車で一杯だった。 まさに未来都市を髣髴させる奇抜な外観のビル群に圧倒される。 広大な駐車場は、通路もゆったりとして、そのへんのモールの駐車場とは一線を画す。      カジノは一階と2階で、上階はホテルとなっているらしい。そこには無数のスロットマシンやテーブルが配置され、ディーラーが手持ち無沙汰に客を待っている。ちなみに21歳未満は入場禁止だ。カジノの中の全容をムービーで撮ろうとしたら、係りの人があわてて駆け寄ってきて、制止されてしまった。 カジノ場の周辺は、レストランとショッピングモールだが、まだ、工事中のところが多い。先日、ここで撮影されたデカプリオ(右端)の映画の写真がいたるところに飾ってあった。 CIMG9106 […]

CITY OF DREAMSがグランドオープン2015年2月14日


フィリピンで退職生活を目指す日本人女性の依頼で、タガイタイ・ツアーを行った。はじめは、スービック、クラークを回る予定だったが、往復400kmの日帰りは、いかにも強行軍ということで、適当な距離のタガイタイを目指すことにした。 タガイタイは、1990年の後半から、別荘地ブームにのって、急速にホテル、レストランやアミューズメント施設が整い、リゾートとして脚光を浴びている。マニラから一時間あまりという地理からも、休日は渋滞するほどの混みようだ。この日は、万聖節(All Saint Day)あるいはハロウィンデイなので、敬虔なクリスチャンは皆、墓に行って、リゾートは空っぽと思いきや、意外と観光客であふれていた。 タガイタイ名物はパイナップル。パイナップル畑が丘を覆う(写真左)。タアルビスタホテル庭園よからのタアル湖の絶景(写真右) この日の旅程は下記だが、マニラのきれいな部分を取り上げている。 1.タガイタイ;タアル湖を望む絶景(タアルビスタホテルの庭がベスト)のほか、マホガニーマーケット、スカイランチ(遊園地)、ジョセフィンレストランなど 2.アラバン・パラニャケ;アヤラアラバン・ビリッジを筆頭とするBFホームズ(イリジウム)などの住宅街、外国人が多く居住するメトロマニラ屈指のベッドタウン 3.モールオブエイシア;世界屈指の巨大モール、マニラ湾の夕日、金・土耀の花火が見もの 4.シティランド・コンドミニアム;マカティの庶民向けコンドミニアム 5.グリーンベルト;都会のオアシス、マカティのど真ん中の庭園とレストラン、外国人のたまり場 6.ボニファイシオ・グローバル・シティ;21世紀の新興都市。将来はメトロマニラの中心になると目される(今回は旅程に含まれなかったが是非含めたいところだった)         タアルビスタホテルのロビー(写真左)とジョセフィン・レストラン(写真右)、ともにタアル湖の絶景を見渡しながら食事ができる。 建設が、あらかた完了して、入居も始まったSMDCの大型コンドミニアム・WIND(写真左)、タガイタイの景観を損ねることはなはだしい。タガイタイ名物道端に立ち並ぶ果物商(写真右) モールオブエイシアのスケートリンク、ここからオリンピック選手も出てきているらしい(写真左)。グリーンベルトの夜景、いかにも都会のオアシスだ。 […]

万聖節のタガイタイ・ツアー 2014年11月2日



マニラ空港(NAIA)、ターミナル3の目の前にあるResort Worldには、てっきりカジノがあるだけと思っていた。しかし、そこは高級ブランド店が立ち並ぶ立派なモールで、食事や映画も楽しめる高級社交場だった。 この日、カーネルも休みで、久しぶりにホテルでブランチを楽しもうと提案したら、ジェーンはResort Worldに行ってみたいと言い出した。そこは、カジノだから子供は入れないと言うと、素敵な食事どころがあるということなので、皆で出かけることにした。 入り口にはスーパーカーが10台ほど陳列されており、いかにも別世界の感を呈していた。カジノを横目に置くに入ると、まさに名の知れた高級ブランド店が立ちならんでいる。そんなところに用はないので、2階、3階に上がっていくと、確かに普通のレストランが並んでいる。さらに映画館、ゲームセンターもあり、ちょっとお金のありそうな庶民が楽しんでいた。 おなじみのど派手な看板が目を引く。その前の駐車場には、アウディ、ベンツ、BMWなどのスポーツカー、さらに、マセラッティ、ポルシェ、ランボルギーニなどのスーパーカーが並べられ、いかにも高級感をかもし出していた。 カジノは、もちろん18歳未満は入場禁止。せめてもと記念写真を撮る 一階、中央通路には流行の映画の主人公の人形やレゴで作った街などが陳列されKIANを喜ばせた。        2階に上る階段にはディスプレイが施され、動画が映し出されるという面白い嗜好だ。 アジア各国の料理が楽しめるジョニー・チューというレストランで食事をすることになったが、メニューはほとんど肉で、健康志向の我々には選択に窮した。KIANにとってはパンシット広東(焼きそば)がありさえすればご機嫌だ。 ヨーロッパ風にアレンジされた中庭は、催し物の会場のようだ。 2階の中庭では来週に迫ったハロウィンにちなんだ催し物があるようで、悪魔の衣装に身を固めた子供達が集っていた。       ゲームセンターを見つけて夢中でゲームに励むKIANだが、4歳のKIANに適したゲームはあまりなかった。    雨上がりのスカイウエイから眺めるマカティ、そしてボニファシオは非常にクリアだった。 […]

Resort World で食事 2014年10月29日


将来、フィリピンに永住することを計画している日本人ご夫婦のマニラ案内を行った。さらにこの日は、今後、日本人ゲストの送迎や案内を手伝ってもらえるというお若い退職者を見習いとして同行してもらった。 マニラツアーの順序は下記の通りだ。このうち当たり前の観光コースは、イントラムロスだけで、あとは、私が選んだマニラの見所だ。庶民の町キアポから最新鋭の都市、グローバルシティまで、マニラの上から下まで満喫できるコースと自負している。同行した若い退職者もイントラムロス以外は、すべてはじめての訪問だと、大いに満喫していた。 ① カーティマール・マーケット;パサイシティ、リベルタッド/ブエンジアの交差点近くにあるウエットマーケットは、普通の庶民の台所だが、外国人の買い物客が多く、エビやカニなどの高級食材や細めのきゅうりなど他では手に入らない食材が並んでいる。また、日本食材店が3軒あるほか、100軒ほどのペットショップがたち並ぶウエットマーケットの雄だ。 ② イントラムロス;マニラ観光のメッカ、世界遺産のサンアガスティン教会、スペイン統治時代の旧家、カーサマニラ、それにサンチャゴ要塞などが定番の見所だ。特に、土日に行くと、教会で結婚式に出くわすことが多い。 ③ キアポ;フィリピン随一といわれ、庶民の信仰を集めるブラック・ナザレ(キリスト像)を祭る。参道は屋台で埋め尽くされ、教会の中はいつでも人であふれる。1月9日のフィエスタには100万人の信者がブラック・ナザレに触ろうと押し寄せ、死者も出るくらいだ。 ④ チャイナタウン;サンタクルス教会とビノンド教会を結ぶ、オンピン通りには金屋が立ち並ぶ。旧正月には獅子舞と龍の舞が練り歩き、爆竹が鳴り響く。川沿いの、安くてうまい中華屋台が穴場だ。 ⑤ グリーンヒル;掘り出し物のメッカ、数百の一坪ショップが立ち並び、バッグ、靴、時計、衣類などのブランド品(ただしコピー商品)で、埋め尽くされる。冷房の効いた屋内にあるので、ゆっくり買い物を楽しめる。この日の最大の見ものだった。 ⑥ ボニファシオ・グローバルシティ(アメリカン・セメタリー);2000年代に建設が始まった新興都市で、いずれは、マカティをしのぐ経済の中心になる勢いだ。その一角に、陸軍基地の時代からひっそりとあるのがアメリカンセメタリー、訪れる人もまばらだが、新興のビルとのコントラストが、マニラで、一番美しい景観を作っている。 ⑦ ダスマリニャス・ビレッジ;マカティの東に広がる超高級住宅街。マカティは、このほかに、フォルベスパーク、ウルダネッタ、ベルエアー、サンロレンソーなどの高級住宅街に囲まれているが、そこには、小さな学校ほどもあるような邸宅が数千軒並んでいる。 ⑧ アラバン;マニラ南方の住宅街。外国人が多く住み、パラニャケ、ラスピニャスなどとともに首都圏のベッドタウンを形成し、Sky Way開通により都心部へのアクセスが良くなっている。しかし、最近はかなりの交通渋滞が日常的になっているのが難点だ。 ⑨ニューポートシティ;ターミナル3の前面、元海軍基地のビラモールの一部をメガワールド社が開発したコンドミニアム街。マキシム、マリオットなどの高級ホテルも開業しており、Resort Worldという最高級カジノもある。 ⑩ グリーンベルト;マカティのど真ん中、都会のオアシス。庭園に面した屋外のテーブルに世界各国の人々が集う。ツアーの最後を飾るのにふさわしい。 カーティマール・マーケットでは、お米の平均的値段がキロ50ペソ(125円)くらいになっていた。かつて、日本の十分の一、最近は5分の一、そして、今は、円安も手伝って3分の一くらいだろうか。比較的、朝が早かったので、魚も豊富においてあった。 […]

マニラ観光の目玉、グリーンヒルが空っぽに 2014年10月12日



ちょっと古い話題になるが、相棒のジェーンが結婚式の祝いに知人からマヨン火山とレガスピ市を眺望できる高台の土地を譲り受けた。その土地の視察に、一家そろって出かけていった。前面、東側にレガスピ市全貌、北はマヨン火山の雄姿、西は、延々と広がるココナツ林、まさに八方が絶景に囲まれる。 場所は、レガスピー空港から、車で10分足らず、レガスピ市役所の裏手を5分ほど登ったところにある。一方、マヨン火山からは20kmくらい離れているので、噴火の影響を直接受けることはない。逆に、噴火のときは、さぞかし勇壮な景色が堪能できるのではないかと、期待される。まさに現在(2014年9月27日)、マヨン火山の噴火警報が出ているが、この付近のリゾートには外国人観光客が殺到しているに違いない。参考ブログ「すわ、マヨン火山が噴火した? 2013年5月11日」参照。 土地は、斜面のままで造成されていないが、後々、手を入れて、退職者の方の住宅の建設や、展望レストラン/バーを開きたいと、ジェーンは、夢見る。特に夜景は見事で、街の恋人たちの絶好のたまり場になるのではないかと期待している。 この日は快晴に恵まれ、レガスピ市、そしてマヨンが一望に見渡せた。マヨンの反対側にある農場は、マヨンの裾野にあるために、裾野が海までつながっているマヨンの、こんな姿は拝めない。   裏手は、延々と続く樹海、これもまた絶景だ。その樹海を背景にして、ジェーンとKIANがポーズをとる 至近距離に、かなり大型の展望レストランがオープンしていた。そこで早速の撮影会が行われた。このリゾートはオーナーの信仰のため、アルコール類は一切出さないそうだ。これだけの施設を整えながら、アルコールがないなんて、せいぜい子供達の遊び場くらいにしかならないだろう。そこで、ほくそ笑んだのがジェーンだ。将来、開こうと思っている恋人たちのたまり場の競合相手となりえないからだ。 夜が暮れるのを待って、再び、現場を訪れた。写真ではなかなか表現できないが、レガスピ市の夜景は、ムード満点だった。 この日、農場のあるタバコ市は、丁度、フィエスタ(お祭り)で、交通を遮断してパレードが行われていた。しばし、動きが取れなかったが、これ幸いとシャッターを押し続けた。左の写真の中央はおかま、しっかりとパレードの先頭を務めていた。 フィリピン女性は、プールや海で泳ぐ時、T-シャツを着たまま泳いで、肌を見せることを嫌うが、こんなパレードとなると大胆に肌を露出することをも厭わない。

マヨン火山とレガスピ市の眺望 2014年9月27日


翌日、夜中まで飲んだくれていたカーネルとシジェーンを宿に残し、キムと二人、それにKIANを連れ、9時になるのを待ちかねて出かけていった。午後3時くらいには帰らなければならないので、休みの日は、昼まで寝ている彼らに調子を合わせているわけには行かない。 キムとしては3人連れだと、KIANは彼女の子供かと聞かれ、おまけに、この私は亭主かと聞かれるので、まだ18歳の彼女としては、とても恥ずかしいらしい。おまけに、違うと言ってもなかなか信じてもらえないらしい。たしかに彼女は18歳になったばっかりにしては、かなり大人びている。 Ocean Adventureはスービックの観光の目玉だが、ここも広々とした海岸にきれいな海が広がり、都会にはない、開放感がある。ただし、水族館は、マニラのOcean Parkと比べるとかなり貧弱だ。 Ocean Adventureの入り口で(左)。水族館は今一(右)   4つほどアトラクションはあるが、やはり目玉は、イルカのショー。前面はスービック湾が広がり、いかにもOcean Parkの面目を保っている。いつでもイルカが泳いでいるのを見ることもできる。   イルカショーは遅めに行ったら席がなくなるほど混んでいた。KIANは、何が始まるのかと興味深深だ。 オットセイのショーにKIANはびびりがちで、途中で退場。               後は、ぬいぐるみとの記念撮影、ここで昼食をとり、昼からはパパ・カーネルとママ・ジェーンも加わって待望のビーチでスイミングだ。

KIAN、初めてのスービックの旅(その3. Ocean Adventure) 2014年8月31日



今回のスービックの旅は、KIANにZoobic(ズービック)やOcean Adventureを見学させることだ。4歳にもなれば、まさに大喜びするだろうという目論見だ。しかし、KIANは、ビーチ、ビーチと執拗に繰り返している。しかし、ママ・ジェーンは日に焼けるといやがって決して首を立てに振らない。しかし、ズービックに到着するなり、KIANはビーチのことを忘れていた。 しかし、3連休の中日とあってZoobicの混雑は半端ではなかった。目玉のタイガーサファリの前には数百人の人が順番を待ち、すでに夕方だったので、その日の内に中に入れる見込みはない。KIANには内緒で、その場を離れた。しかし、これだけの人が500ペソの入場料を支払ってレジャーを楽しむ時代にフィリピンもなったのだ。ズービックなど昔は訪れる人もほとんどいなくて閑古鳥が鳴いていたものだが。このような中間層の活躍でフィリピンもいよいよ経済勃興が始まるのだろうか   ズービックの入り口で記念撮影。ここの特徴は、街中の動物園と違って広大な敷地を誇ることだ。動物園の外にも多くの家畜が放し飼いされている。 ズービックの売りは、このWhite Tigerだ。同じユーパンコ経営のタガイタイの小動物園(タガイタイレジデンス)でも子トラとの記念撮影ができる。右は、今回入場できなかったタイガーサファリで以前撮影したもの。放し飼いされたトラの中に檻に入った人間が入っていくという趣向で鶏肉を食べるためにトラが車に襲いかかる。 家族4人が動物に扮する(左)。 動物園は、自然志向で動物を間近に見れるが、白いカラバオは今一だ。   広大な園内を回るときは汽車を模した車に乗るが、これが一時間待ち、しかたなく、乗ってきた車に乗って入場した。 園内には羊、ダチョウ、牛、黒豚、ラクダなどが放し飼いされていて、その中を車で走るサファリの雰囲気だ。 ズービックの目玉のもう一つは、このワニ園だ。数百頭の大型のワニが昼寝をしている。竹で鶏の肉を下ろして、ワニ釣りができるのだが、この日は、餌が売れ切れていてNG。 外へ出てから、KIANが大声を上げたのが、黒い車の左についていた、流行のトランスフォーマーのマークだ。KIANは、この車はトランスフォーマーで、ロボットに変身すると信じていた。 帰り道、天然記念物級のスービックの名物、大こうもりは、いつもの木々で羽を休めていた。数百、あるいは数千羽もいるだろうと思われるが、はじめて見るこの光景にKIANとキムは目を丸くして見張っていた。木の枝に果物のようにぶら下がっているのがこうもり(左)。羽を広げたら1m近い堂々としたものだ(右の写真は以前撮影したもの)。

KIAN、初めてのスービックの旅(その2. Zoobic) 2014年8月31日


田舎からやってきた子供たちを楽しませるためにラスピニャスのプールリゾート、Swim@Cecilesに出かけた。場所は、マカティから15kmほど、アラバン-ザポテ・ロードをBFリゾートに向かって南に曲がり、ゲートの手前を右に入って、広い駐車場がある場所だ。駐車場は未舗装で、いかにもローカルの遊びどころといった感じだ。駐車場の左側にチケット売り場があり、そのすぐ右が入り口、チケットを見せると、腕に判を押してくれる。 入場料は大人150ペソ、4フィート以下の子供は100ペソだ。ちなみに双子は背が高いので大人料金を取られた。したがって、大人9人、子供5人で、合計1850ペソ、それにテーブルを2卓借りて200ペソ、ちなみにバハイ・クボは、10人収容のものが一日500ペソだが、すでに空きがなかった。営業時間は朝の8時から夜中まで。昼間は暑すぎるので、夜間の客も多いようだ。 この日はモンテーロが使えないので、ランサーとタクシーで行ったが、ガソリン代1000ペソ、タクシー代往復1000ペソ、それにジョルビーで昼飯を2000ペソで買って、〆て6000ペソの出費だった。さすが、14人もで行くと出費がかさむ。もちろん、スポンサーは私一人、持てるものが払うのがフィリピンの慣わしだ。 SLEXは休日、アラバン・ザポテ・ロードが混むとの予測から、海岸道路(ロハス・ブルバード)経由で、向かった。途中、空港の脇を通るとちょうど飛行機が上空を横切って写真を撮るのに夢中になっている間に、左折する場所がわからず、そのまま、新設の高速道路に迷い込んでしまった。カビテのマニラ湾を横切るこの道路は、つい最近開通したもので、はじめて通過する。道路の陸側には、普段空からしか見れない水上家屋が続いており、新たな景色の発見だった。高速道路の終点まで行って、Uターン、何とかアラバンザポてロードの出口を見つけて、ラスピニャスに向かうことができた。 Swim@Cecilesプールリゾートは、すぐにわかった。駐車場はお粗末だったが、値段からしてそんなものだろう。中には4つのプールがあるが、夏休みの日曜日とあって、多くの子供たちが家族連れでやってきていた。バハイクボは満員だが、テーブルはまだまだ空きが目立った。 二つしか借りていないテーブルだが、14人連れとなると不足で、4つのテーブルを占領、ただし、追加料金の支払いはなし。近くのジョルビーで買ってきた食糧と、近くに住んでいる日本人の差し入れたビールを楽しんだ。 水遊びの大好きなKIANは、もちろん上機嫌。ちょっと深めのプールで恐る恐るだったが、子供用のプール(下の写真)では本領発揮だ。 ちなみにフィリピンの若い子は恥ずかしがって水着を着用せず、服のまま水に入る。この日のために息子はビアンカに水着を買ってやったが、全く水着を着る気配がない。シャツを着たまま入るのは日焼け防止の意味合いも強い。シャツを着たままのKIANも翌日、露出部分が真っ黒に日焼けして、背中が痛いと不思議がっていた。次回はT-シャツが必須と認識した。ちなみに、子供用のプールには日よけのテントが張ってあった。           ご他聞にもれず、プールサイドにはカラオケが設置され、キムとヤヤ、、そしてわれわれ、おじ様族は、子供たちがプールを楽しんでいる間、カラオケにいそしんだ。 そろそろ午後3時を回って帰宅の時間となったが、水遊びに夢中のKIANは聞く耳を持たない。しかし、さすがに遊びつかれたのか、KIANは案外素直に水上がり、夢中になって残っていたフライドチキンをむさぼっていた。カメラを向けると一斉にポーズを取る子供たち。いつでもフィリピーノはフィリピーノは写真を撮られるのが大好きだ。  

ラスピニャスのプールリゾート訪問 2014年5月20日



フィリピンは今、夏休みの真っ最中だ。そのため、ホリーウイーク(4月第3週)があけてから、我が家には田舎からたくさんの子供たちが遊びに来ていている。  彼らを楽しませるために、日曜日に、海に連れて行く計画を練っていたが、どこも費用がかかりすぎて、躊躇していた。そこで、手ごろな近場として、タガイタイという案が持ち上がった。しかし、タガイタイは、何度も行っており、あまり評判がよくない。しかし、先日行ったとき、建設中の観覧車を見かけたので、遊園地が開園しているに違いないということで、そこへ行くことになった。前日、翌朝10時きっかりに出かけると宣言した。 SM Prime Holdingsが経営する遊園地SKYRANCHのシンボルの展覧車と、同じくSMの大型コンドミニアムプロジェクトーWIND。両方ともタガイタイのイメージを台無しにする代物だ 翌朝になると、ジェーンがモール・オブ・エイシアに出かけると言っており、予定が変更になったと子供たちがうわさをしている。モール・オブ・エイシアなどはあえて日曜に出かけていくこともないし、ジェーンに確認すると、KIANがそう言い出しているという。KIANに問いただすと、どうも本当らしい。それでは、一人でパパ・ママと行っておいでと突き放すと、今度は一緒に行くと私に抱きついてきた。ジェーンは、KIANに裏切られたとふてくされ、結局、カーネルと二人だけでサンタロサのアウトレットに買い物行ったようだ。そんなこともあって出発は10時半にずれ込んだ。 タガイタイは、SLEXを南に向かい、サンタロサの出口を右に折れて、サンタロサの新興市街地をすぎて上っていく。途中、KIANがキャンディを模した店を見つけ、そこに入りたいとダダをこね始めた。最近、希望が通らないと大泣きして周囲を困らせるKIANだが、このときも泣き止まず、私が子守をするはめになった。サンタロサを過ぎて名物のゆでとうもろこしを買ったときも泣き止まなかった。    車の中で泣き喚くKIAN、姉のキムと、いとこのバレリー、それにトウモロコシやさんの子供たち。KIANの恵まれた環境とは大違いだ。 タガイタイに到着したら、もはや食事の時間。タガイタイの市街地を過ぎて、しばらく行くと、左に湖の見えるちょっと安めのレストランが並んでいる。まずは、そこで腹ごしらえだ。今日の参加者は、私と息子とKIANを除くとすべて女性。キムとビアンカと新しいメイドのドナは17~19歳の娘盛り、そのほかの女の子4人は8~11歳の小学生、総勢10人がモンテーロで出かけた。普段飲ませない、シェークやハロハロもご馳走して全部で2000ペソ(200ペソ/人)はリーゾナブルだ。 レストランは地元の観光客用でちょっとみすぼらしいが、景色は抜群だ。この景色にようやくKIANの機嫌も直った この後、普段お邪魔するタアルビスタホテルの展望台、マホガニーマーケットなどは、割愛して遊園地にまっしぐらだ。遊園地はタアルビスタホテルの隣で、もともと乗馬上の会ったところだ。入場料は大人も子供も一人100ペソ、全部で1000ペソもリーゾナブル。しかし、乗り物代は、別途中でチケットを買わなければならない。ほとんどの乗り物が50ペソだが、チケットを買うのに少々時間がかかった。 夏休み中の日曜だというのにさほどの混みようではなくて、そこそこの時間で乗り物を楽しむことができた。KIANのような子供でも楽しめる乗り物が多く、KIAN絶好調といったところだ。ただ、この日はタガイタイにしては異常な暑さで、われわれ大人たちは少々疲れ気味だ。乗り物代は全部で1000ペソ程度、半分はKIANが消費した。 展覧車の他はゴンドラが人気。場内を走る電車も人が並んでいた。メイドのドナはこんなときでもメイドのユニフォームでやってきている ジェットコースターはジェットと呼ぶには少々お粗末だが、KIANはそこそこスリルを味わったようで、2回も乗ってしまった 姉のキムと電車に乗って遊園地周りとしゃれ込むKIANと車を追いかけるいとこたち 遊園地の中央にはイベント会場があり、なにやら催している。その向うにも施設があり、その途中タガイタイの絶景を味わうことができる […]

タガイタイSKYRANCH訪問 2014年5月11日


先日、件の家族を大使館に行ったおりにロハスブルバードを案内して、オーシャンパークの前を通り、ふと、思い出した。前にKIANを連れて行ってから1年半も経っている、3才半になったKIANの反応も多いに異なっているだろうと。オーシャンパークは休日に行ったら混んでいてどうしようもない。そして翌日午後が空いていたので、早速KIANを連れて行くことにした。ビザの取得に来られていたご家族に声をかけたら、二つ返事で「YES」の答えが返ってきた。 台風が近づいていたのでちょっと雨模様だったがなんとか我慢してもらった。チケット売り場を見ると、アトラクションの組み合わせで値段が違ってわかりにくい。要はセットで買えば別々にチケットを買うより半額程度に値引きされるらしい。その内容を見ていると、すぐに画面が切り替わってしまい、内容が把握できない。なんという意地悪な、ばかげたことをするのかと、腹を立てていたら、何のことはない、テーブルにパンフレットが置いてあった。子供も大人も一人550ペソ、2年前より50ペソ値上がりしていた。    入り口の熱帯のアマゾンを模した雰囲気にしばし感激。ジャングル特有の根っこは一種のつる草の根で、意外と簡単に作れる。この日は平日なのにそこそこの団体客が入っている。きっと地方のハイスクールの課外授業なのだろう。 水中の通路がここの売りだが、魚たちが泳ぐ様をしたから眺めて、あきらかに異なる反応をKIANは示していた。 車となれば目がないKIAN。展示されたジープニーに早速飛び乗って運転手の気分だ。 そのあと事件は起こった。クラゲ館に向かう途中でジェーンがコーヒーを注文し、子供達にドーナッツを買ってやった。ところがクラゲ館では飲食禁止だ。ジェーンは外で待っていることになったが、もたもとしているうちにKIANがポテトコーナーの店を見つけて、フレンチフライが食べたいとダダをこね始めたのだ。 しかし、クラゲ館では飲食禁止だから買ってやるわけにもいかない。強引にクラゲ館に入ったもののKIANの号泣はやまない。結局、クラゲ館をさっさと引き上げてフレンチフライを買うはめになってしまった。クラゲ館を過ぎて、アシカショーになれば自由に飲んだり食べたりできるのに、こんなところでコーヒーブレイクを取るからこんな羽目になると、腹が立つこと仕切りだ。 レンチフライを手にして機嫌を取り戻したKIAN。きっと、水族館で走り回ってよほど腹が減っていたのだろう。 アシカ・ショーが行われる場所は屋根があるもののかなり吹き込んでくる。幸い小雨だったが、人々は後ろに座ったので、前席が空いていた。 人間の仕草を真似て動くアシカ(See Lion)にKIANの喜びようは尋常ではなかった。両手で拍手して、体全部で喜ぶ。KIANの年頃にとっては、動物が人間的な動きをすることに多いに興味があるようだ。まるで漫画映画の世界が現実となっているように思えるのだろう。何しろデズニーの漫画映画は動物を擬人化したものがほとんどだから、KIANにとっては動物が人間のような動作をするのは当然のことなのだろう。 KIANが喜ぶのは大いに結構なことなのだが、私にとっては、このような芸を動物にさせることは、まさに動物虐待以外の何ものでもないという印象が先にたって、喜んで見ている気にはなれない。このときの私のカメラはもっぱらKIANを向き続けていた。このあと、ノースパーク(中華料理)で食事をとった後、噴水ショーを見る予定だったが、かなりの雨となり、帰宅することになった。 KIANのオーシャンパークの印象はかなり強烈だったようで、翌日になっても「今度はいつオーシャンパークに行くのか」と、オーシャンパークのことが頭を離れないようだった。ならば、次回はスービックのオーシャン・アドベンチャーとズービックに連れて行ってやろうと心に決めた。

KIAN3度目のオーシャンパーク訪問 2013年10月13日