Daily Archives: June 24, 2012


  6月9日(土)、所要で日本に出張したが、最近、マニラー成田間に就航したジェットスターを利用した。ジェットスターはオーストラリアのカンタス航空の子会社だが、片道の航空運賃が基本的に160ドルで既存の航空会社に比べて半値に近い。荷物の預け入れや食事、飲み物などすべてのサービスは別途料金だが、4時間程度の旅行には不要だ。しかも片道だけでも同じ値段で買えるし、従来の航空券に比べて格段に使い勝手が良い。クレジットカードさえあれば、インターネットで簡単に予約と発券ができる。ただ、水曜と木曜の便がないので、ちょっと予定が立てにくいのが難点だ。  マニラ発の航空券を買う場合は、日本の格安航空券のように往復がFIXではなくて、変更の効く普通航空券を買うのだが、価格は6ヶ月有効のもので日本の格安航空券並みの600ドル程度だ。ジェットスターの航空券はマニラで買っても日本で買っても同程度の価格で、しかも若干の手数料で日程の変更が効く。しかも意外と満員ではなくて、多少価格は高くなるが、前日でも予約できるようだ。  飛行機はセブパシフィックのローカル便に使われているエアバスの小型のものだ。しかし、乗るほうにとってみれば、飛行機の大きさなど関係がない。しかし、朝の6時55分発というのは少々早すぎ、おまけにターミナル1なので家を4時半に出なければならないのが、ちょっと欠点だ。 今回、チェックインする荷物は無しとしたが、急遽、ノニジュース(糖尿病などの健康食品)をおみやげに買ってきて欲しいと頼まれた。気軽に OKしたのだが、考えてみると液体は飛行機に持ち込めない。そこでチェックインカウンターで荷物を預けたいと申し出たら、機械の故障とやらで、アップグレードの扱いになって160ドルかかるという。本来ならば28ドルの追加でよいはずだ。それでは一人分の運賃になってしまうと抗議したら、とりあえず、ノニを別途カウンターに預けて、ボーディングゲートで返すから、そこで荷物を預けて欲しいと告げられた。何のことやら良くわからないでOKしたが、ボーディングの時にノニを返してもらい、バッグに入れなおして、預け入れの荷物とした。もちろん無料で、なかなか洒落た取り扱いをするものだ。  朝もやに煙るルソン島、なかなかの景色だ。一眠りしようと思ったが、背もたれがあまり動かず、ちょっと寝るにはかったるい。  機内は国際線にしては少々お粗末。DVDは携帯型のタブレットを頼めば楽しめるが、現金は使えず、すべてクレジットカードで処理しなければならない。軽食や飲み物を空港で買っていくことが必須だが、ペットボトルの水を持ち込むことは禁止されていた。 無事に成田に到着。昼過ぎには到着するので、余裕がある。帰りも夕方の6時発なので、横浜の自宅を昼食後に出発すれ場十分。マニラには夜の10時ごろ到着するが、初めてマニラに来る方にはちょっと不安があるだろう。  成田エクスプレスのチケット売り場に行ったら、総武線の船橋駅近くで人身事故があったとかで、横浜直通の電車が動いていない。ちょっとあわてたが、すぐ隣のカウンターでリムジンバスが20分おきぐらいに出ているということなので、問題なし。YCATからなら、たとえタクシーで帰っても知れている。しかも YCATは横浜駅の東口に移動しており、あるいて横浜駅までいけるそうだ。  しかも、シニア割引で(65歳以上)、3500円が2000円、特急の成田エクスプレスの半額、エアポート成田の普通とほとんど同じ値段というのがうれしかった。しかも土曜だったので、YCATまで1時間半で到着、成田エクスプレス並みのスピードだった。久しぶりに訪れたYCATもきれいに整備されていた。次回からはリムジンバスを利用しようと心に決めた。 16日の帰りは息子も同行したが、当初仕事の都合で19日に予約した。しかし、仕事がキャンセルになり、急遽16日に変更した。変更手数料3000円と運賃の差額1万円ほど払って変更できたそうだ。しかも私の隣の席までとれた。ジェットスター(格安航空)万歳だ。

格安航空ジェットスターに初搭乗 2012年6月24日


  6月も半ば近くというのに日本は肌寒かった。しかし、フィリピンに帰った直後、台風一過の日本は30℃を越える真夏日だったそうで、この寒暖の差は年寄りにはこたえるだろう。  庭の梅の木はそろそろ収穫時で、おいしそうな実をたわわに実らせていた。 人と会うために関内の伊勢崎町を訪れたが、有燐堂には我が「金無し、コネなし、フィリピン暮らし」(右中段)が並べられていた。 平日のせいか伊勢崎町は、さほどの賑わいはなく、通りすがりの人の話す声を聞いてみると、ほとんどが中国語や韓国語で、日本もいよいよ外国人が闊歩する場所になったのだとつくづく感じる。 6月が旬のアジサイがいたるところに咲き乱れていたが、このアジサイはミルクに薄いピンクがかかり、なんとも味わいのあるアジサイだ。 6月15日は二人目の孫娘、夕芽(ゆめ)の1歳の誕生日だ。しかし、それまで元気に遊んでいたのが夕食時になると眠ってしまい、夕芽抜きの誕生会になってしまった。  夕芽の代わりに主役を演じたのが姉の結月(ゆずき)だ。久しぶりに両親のじっじとばっばがそろったので、すこぶるご機嫌だ。  この日、久しぶりに私と会って、まずは写真館で記念撮影、その時は、そっぽを向いて知らん顔をしていた。しかし、私の自宅によって、お土産をたくさんもらって、自分の家に戻ったら、私に対する態度が急変した。レゴで遊ぼうとか、私にくっついて離れようとしない。やはり女を口説くにはプレゼント攻勢が一番で3歳の子供にも通用するらしい。 幼稚園の年少に通いはじめて制服もイタについた結月。得意そうに見せびらかせてポーズをとっている。 食後、嫁さんのご両親がフィリピンに旅行された際のビデオ鑑賞会が始まった。プエルトガレラやマニラを見学したのだが、そのとき行ったカラオケ「夢の中へ」がとても面白かったと感想を述べていた。  ビデオ鑑賞かが終わるころにはすっかり眠くなり、夢後心地の結月。ひごろヤンチャで陽気なKIANを相手にしているせいか、女の子はどう扱っていいのか戸惑う一日だった。しかし、寝顔は世界共通で無邪気なものだ。

半年振りの日本は肌寒かった 2012年6月24日