6月9日(土)、所要で日本に出張したが、最近、マニラー成田間に就航したジェットスターを利用した。ジェットスターはオーストラリアのカンタス航空の子会社だが、片道の航空運賃が基本的に160ドルで既存の航空会社に比べて半値に近い。荷物の預け入れや食事、飲み物などすべてのサービスは別途料金だが、4時間程度の旅行には不要だ。しかも片道だけでも同じ値段で買えるし、従来の航空券に比べて格段に使い勝手が良い。クレジットカードさえあれば、インターネットで簡単に予約と発券ができる。ただ、水曜と木曜の便がないので、ちょっと予定が立てにくいのが難点だ。 マニラ発の航空券を買う場合は、日本の格安航空券のように往復がFIXではなくて、変更の効く普通航空券を買うのだが、価格は6ヶ月有効のもので日本の格安航空券並みの600ドル程度だ。ジェットスターの航空券はマニラで買っても日本で買っても同程度の価格で、しかも若干の手数料で日程の変更が効く。しかも意外と満員ではなくて、多少価格は高くなるが、前日でも予約できるようだ。 飛行機はセブパシフィックのローカル便に使われているエアバスの小型のものだ。しかし、乗るほうにとってみれば、飛行機の大きさなど関係がない。しかし、朝の6時55分発というのは少々早すぎ、おまけにターミナル1なので家を4時半に出なければならないのが、ちょっと欠点だ。 今回、チェックインする荷物は無しとしたが、急遽、ノニジュース(糖尿病などの健康食品)をおみやげに買ってきて欲しいと頼まれた。気軽に OKしたのだが、考えてみると液体は飛行機に持ち込めない。そこでチェックインカウンターで荷物を預けたいと申し出たら、機械の故障とやらで、アップグレードの扱いになって160ドルかかるという。本来ならば28ドルの追加でよいはずだ。それでは一人分の運賃になってしまうと抗議したら、とりあえず、ノニを別途カウンターに預けて、ボーディングゲートで返すから、そこで荷物を預けて欲しいと告げられた。何のことやら良くわからないでOKしたが、ボーディングの時にノニを返してもらい、バッグに入れなおして、預け入れの荷物とした。もちろん無料で、なかなか洒落た取り扱いをするものだ。 朝もやに煙るルソン島、なかなかの景色だ。一眠りしようと思ったが、背もたれがあまり動かず、ちょっと寝るにはかったるい。 機内は国際線にしては少々お粗末。DVDは携帯型のタブレットを頼めば楽しめるが、現金は使えず、すべてクレジットカードで処理しなければならない。軽食や飲み物を空港で買っていくことが必須だが、ペットボトルの水を持ち込むことは禁止されていた。 無事に成田に到着。昼過ぎには到着するので、余裕がある。帰りも夕方の6時発なので、横浜の自宅を昼食後に出発すれ場十分。マニラには夜の10時ごろ到着するが、初めてマニラに来る方にはちょっと不安があるだろう。 成田エクスプレスのチケット売り場に行ったら、総武線の船橋駅近くで人身事故があったとかで、横浜直通の電車が動いていない。ちょっとあわてたが、すぐ隣のカウンターでリムジンバスが20分おきぐらいに出ているということなので、問題なし。YCATからなら、たとえタクシーで帰っても知れている。しかも YCATは横浜駅の東口に移動しており、あるいて横浜駅までいけるそうだ。 しかも、シニア割引で(65歳以上)、3500円が2000円、特急の成田エクスプレスの半額、エアポート成田の普通とほとんど同じ値段というのがうれしかった。しかも土曜だったので、YCATまで1時間半で到着、成田エクスプレス並みのスピードだった。久しぶりに訪れたYCATもきれいに整備されていた。次回からはリムジンバスを利用しようと心に決めた。 16日の帰りは息子も同行したが、当初仕事の都合で19日に予約した。しかし、仕事がキャンセルになり、急遽16日に変更した。変更手数料3000円と運賃の差額1万円ほど払って変更できたそうだ。しかも私の隣の席までとれた。ジェットスター(格安航空)万歳だ。