Daily Archives: February 12, 2012


    ゴメス家はクリスマスパーティと大晦日のパーティを一族郎党が集まって一気に執り行うのが恒例だ。深夜12時過ぎに執り行われる2012年最初の食事の準備に娘達は余念がない。 現金と穀物や果物、そして穀物を飾るのが中国式、2012年も豊富に食物とお金が入りますようにとの願いを込める。  食事の準備が一段落ついたところで、ゴメス家の重鎮ジェーンとカーネルが子供達に囲まれて記念撮影だ。  知らぬ間に食べきれないほどの食事が用意される。参加者は30人足らずなので半分以上が残ってしまいそうだが、ご心配は無用だ。使用人などが、家で待つそれぞれの家族にお土産に持って帰って、結局何も残らない。パーティの始まるころに目覚めたKIANは自分を忘れるなと手を上げて存在を主張する。 つい最近まで子供と思っていた年長組みの女の子達(中央の3人)もすでにハイスクールの高学年でそろそろカレッジに入るという。さすがに色気が出はじめている。  パーティの喧騒をよそにそ知らぬ顔を決め込む忠犬アイス、KIANはマイクを独り占めしてなにやらわめいている。        パーティの目玉はなんといってもクリスマスのプレゼント。ジェーンが9月ごろよりデビソリアで買い集めた大量のギフトが、それぞれの子供に持ちきれないくらいに配られる。今年は経費節減の折から、ギフトを包む紙はなんとマニラ新聞、そして今年から、ギフトをそれぞれに渡すのはKIANの役割だ。 12時、2012年を迎えて、家中にばら撒かれる縁起物のコインを拾う段になると、嬌声が行きかう。 そして次は音の出る金物なら何でもいいから、しゃもじやスプーンでたたいて家中をのし歩く。これも中国の習慣だそうだ。ちなみにジェーンのお父さんは福建省出身の純粋な中国人だ。 そして、待望の食事、年越しそばならぬあの甘いスパゲッティはかかせない正月の食べ物だ。  2002年から2004年まで、この農場で私の面倒を見てくれたレガスピのINSALで働いているデビナが駆けつけた(左写真の右から2番目)。当初はまだ小学生だったが、すでにカレッジも卒業して妹を養いながらひとり立ちしている。あのころからボリュームのある子だったが、ちょと度が過ぎているのが気になるところだ。右端のビアンカはデビナの跡継ぎだが、16歳になって大人になりかけている。  最後は家族全員集合の記念撮影で幕を閉める。

クリスマスと大晦日のパーティ 2011 2012年2月12日


    ゲストの帰国予定の関係で、1月2日、早めのマニラ帰還だった。連日の雨の割にはこの日は好天に恵まれ、マヨンの絶景の期待が高かった。席は右側の窓側。連れのゲストは「私はいつも通路側」とちょっとつれない返事だった。  空港には前日レガスピ市の父方の実家に泊まったKIANが見送りに来てくれた。 飛行機はいつも沖へ向かって発進し、Uターンをして、マヨン火山の脇を抜けて北方のマニラへ向かう。この日は期待通りマヨンがその雄姿を惜しげなくさらしていた。  パイロットはこんな時、マヨンの至近距離を飛ぶというサービスをしてくれる。当方は夢中でシャッターを切った。このように機内からマヨンが見れるのはめったにあることではなく、前回は2007年12月、KBSの取材陣の取材旅行以来だと思う。実に4年ぶり3度目のことだ。クリックして拡大して見てほしいが、マヨンの山肌の荒々しさがよく見える。

久しぶりのマヨン火山の絶景 2012年2月12日



ビザのお世話をした退職者の接待で、シャングリラ・ホテルの和食レストラン稲菊で食事をする機会があった。マニラ随一の高級ホテル、シャングリラとあって、さすがに高級感あふれるレストランだ。写真の弁当は1700ペソと、私がよく食事をとるSAIKAあたりと比べると3~4倍の値段だ。さらに蒲焼定食は1400ペソと庶民にはちょっと手が出ない値段だ。 日本食はヘルシーということで世界的にブームになっている。しかも高級食と位置づけられていて、シャングリラに泊まるような外国人にとっては、この程度の値段は当たり前のようだ。だから客の入りもまあまあだ。一方、稲菊は世界的に展開しているそうで、ニューヨークなどにもあるようだ。  聞いた話によるとフィリピンは、日本よりも安い値段で日本食が食べられる世界で唯一の国と言われる。半値とまではいかないものの、昼ならSAIKAで定食が280ぺそから350ペソ(500円から650円)というのだからありがたい。特にパソンタモ、マカティスクエア周辺には20件程度の日本食レストランがしのぎを削っているので、味も値段も大満足だ。  大分前になるが、私のフィリピン駐在員時代に部下だっと女性に、子供がカレッジのホテル・レストラン・コースを卒業したので、どこか有名なレストランでの研修生として実習させたい、だから紹介してほしいと頼まれた。知り合いのフィリピン観光省に勤めていた日本人に頼んだら、この稲菊のチーフ・シェフを紹介してくれた。そこで紹介状を書いて受験させたところ、見事研修生として採用されることになった。大分感謝されたが、稲菊で実習を受けたとなると、確かに勲章ものだ。

シャングリラホテル 稲菊で食事 2012年2月12日


  2008年のNAIAターミナル3の開業辺りから、そのまん前に位置するエアポートシティのホテルやコンドミニアム建設の槌音が聞こえはじめた。遠くから見ているとよくまあこんなにというほどのコンドミニアムが建設中だ。  そして最新鋭カジノーリゾート・ワールドやマリオット・ホテルのオープンで一躍フィリピンの近代的街並みの一つの顔になりつつある。最近、ある退職者のサポートで、初めてコンドミニアムの内部に足を踏み入れる機会があった。コンドミニアム群の外観はほぼできており、年内にも一通り完成する見込みだ。  ここの売りは、すぐ後ろがビラモール海軍基地のゴルフ場でパブリックなので誰でもプレイできる。こここの住民は歩いてゴルフにいけることになる。また、ゴルフ場を臨む景色もおつなものだ。 コンドミニアムの開発はアヤラに継ぐ業界NO2のメガワールドが手がけており、価格は相場どおりの平米10万ペソ程度、30平米程度のスツジオ・タイプから70~80平米程度の2ベッドルームが主体だ。モデルルームの内装はすばらしいが、これは価格に含まれていない。

エアポートシティ訪問 2012年2月12日



  1月23日(月)はチャイニーズ・ニューイヤーで休み。この3連休を利用して、プエルトガレラに滞在している友人から誘われていたホワイトビーチに出かけた。サバンは何度も行ったことがあるのだが、ホワイト・ビーチは今回が初めてだ。プエルトガレラまでの道のりは前回詳しく報告したので割愛するが、マニラの南の高速道路SLEXとバタンガスまでのSTAR高速道路がつながっており、1時間45分でバタンガスピアに到着した。バタンガスポートからはホワイトビーチ行きの直行の船と、プエルトガレラまで行って、ジープニーでホワイトビーチまで行く方法があるそうだ。船は頻繁に出ているので、到着したらすぐに出航する船会社を選んで乗るのがよい。足代としてはマニラから一人往復1000ペソを見込んでおけば十分だ。  朝7時のバスに乗ったので、10時過ぎにはホワイトビーチについてしまった。そこはサバンに比べて大きなビーチが一つだけで、ゆったりとしている。一見、何もなさそうだが、船はビーチリゾートが立ち並ぶ繁華なエリアの端に到着するのだ。ここから先は今後の開発のために確保してあるらしい。 ボート乗り場から西に進むと海岸線に沿ってレストランやおみやげ店が立ち並び、サバンよりも繁華なくらいだ。特に刺青やさんがやたら目に付く(これらは休暇中に楽しむだけのにせの刺青とのこと)。今日は3連休の初日とあって、普段に比べてかなり混雑しているとのこと。友人の話によると、こんなことは、数ヶ月前に住み始めてから初めてのことだが、3月~4月の夏休みシーズンになるとやはり混みあうらしい。  ホワイトビーチの中心あたりからプエルトガレラ港行きのジープが出ているが、その辺には大型のホテルがひしめく。ホテル代は一泊1500~3000ペソ程度、私が泊まったホワイト・ビーチ・ロッジというホテル1500ペソだったが、ダブルベッドが二つおいてあって、二人で泊まるのなら十分な広さだ。これがピークシーズンになると2000~2500ペソくらいにはねあがるらしい。 この日は、韓国からの50人くらいの学生の団体が泊まっていたが、日本人などはほとんど見かけない。韓国人経営の大型ホテルもある。ホワイトビーチからちょっと入ると地元の街があるが、サバンに比べて平地が多く、人口も多いようだ。夜のお楽しみはサバンに比べて大分地味のようで、夜遊びがしたいならジープニーでサバンまで出かけていくことだ。  さらに西に行くと海外沿いに街がある雰囲気で広々とした海岸には物売りやマッサージの商売が繁盛している。 ホワイトビーチの西のはずれに行くと、ビーチが一望できて、ボラカイほどではないにしても1kmは優にありそうだ。砂は白いというよりも少々薄い茶色に近いが、これもボラカイとは比較にならない。しかし、マニラから遊びに来るには手ごろだ。  このビーチの特徴として、バナナ・ボートやジェット・スキーが盛んで、砂浜近くで走り回っているので、ちょっと危険なのではないかと心配にさえなる。バナナボートは一人200ペソ、パラセーリングが二人一緒に飛んで2000ペソ、ボートをチャーターしてアイランドホッピングが2000ペソ程度だ。しかし、ダイビング・ショップのお店に聞いたら1.5倍くらいの値段だったので、個人的に客を探しているボート・マンなどに直接交渉するのが安く済ませるこつだ。 ここの名物料理は魚、イカ、チキンなどのバーベキューで安いところはなんでも一つ100ペソで、4人でたっぷり食べて、飲み物も入れて、1000ペソで十分お釣りが来た。前回高いと思ったサバンに比べて、ここは物価が安いようだ。夕陽を眺めながら海岸に並べられたテーブルで焼き立てのバーベキューをビールを飲みながら食べるのは格別なものがある。

プエルトガレラ ホワイトビーチ訪問 2012年2月12日