昼食後、KIAN待望のカマヤンビーチに歩いて向かった。途中、野生のサルを見ることができたが、KIANはさほどの注意を払わず、一目散でビーチを目指した。
入場料は大人300ペソ、子供250ペソと案外高額だ。ちなみに60歳以上であれば、シニアシチズンとして240ペソに割り引かれる。依然は、無料のビーチだったのだが、数年前にホテルが建ち、それ以来、有料となったが、迷惑な話だ。スービックにはいくつものビーチがあり、他は無料だが、どこにあるかわからないので、人々は、Ocean Adventureの隣の、カマヤンビーチを目指すのだ。
砂は、ちょっと茶色いホワイトサンド。ちょっと入ると岩になっているが、泳げないKIANは、浅瀬で水遊びをするだけだから、ちょうど良い。
最初はおっかなびっくりのKIANも慣れてきたら、大はしゃぎだ。
一時過ぎにはようやく、パパとママが加わって、ビーチ沿いのレストランで一休み。
パパ・カーネルは、KIANがこんなにビーチが好きだったとは、知らなかった。これからは、毎月KIANをビーチに連れてくると決意していた。冬のないフィリピンでは、一年中海水浴を楽しむことができるのだ。
ここで、ジェーンが帰りに教会に寄って行きたいと言い出した。アンヘレス(パンパンガ)の北、ウルダネッタ(パンガシナン)にあり、一時間くらいのところだという。私は、夜の9時に空港で出迎えの約束があるので、とてもつきあえない。また、荷物が多いので車は三菱モンテーロが必要だ。議論の末、私はタクシーでマニラに帰り、別途の車を手配して出迎えに行くことになった。
めったにないカーネルの休暇なので、譲ったのだが、この後が大変だった。普段、スービックからマニラまでは3時間もかからないところが、ブラカンあたりからNLEX高速道路が混み始め、マニラまで5時間もかかってしまったのだ。さらに、マカティに入ってから、日曜というのに大雨による道路冠水でニッチもサッチも行かなくなってしまったのだ。
電話連絡で、ゲストには空港のタクシーでホテルへ向かってもらうことにして、途中から、家路についた。しかし、SLEXの延長のオカンポ通りがウンともスンとも動かない。車を置いて歩いてパソンタモに向かうと、そこは、すでに水が引いて走れるようになっている。そのため、車を呼んだが、夕飯がまだだったので、開店していたリトル東京の相撲茶屋・関取で遅い夕飯を取った。その時、すでに11時を回っていた。
そんなときの飯は、なんともうまい。そうでなくても、ここの料理の特色は、うまい出汁と量の多いことで、ちゃんこなべは有名だ。オーナーは元関取だそうで、大雨で店内まで水に浸かったというのに開店しているという根性が気に入った。
ちなみにカーネル一行が家に着いたのは、夜中の一時半だったそうだ。