Daily Archives: September 14, 2014


おもちゃのレゴは子供のクリエイティブな才能を養う、といううたい文句で、私の子供が幼いころからおもちゃの定番だった。いろいろなブロックを組みたてて、何かを作るという遊びは、子供の創意工夫の能力を呼び覚まし、しかも同じものが何度も繰り返して使えるという優れものだった。今でも、プラモとレゴで育ったと息子は豪語する。 そんなわけでKIANが2歳になって、レゴを飲み込んでしまう恐れがなくなったころから、買い与え始めた。レゴは高いので、数千ペソもするKIANの背丈ほどもある箱だったが、姉のキムでさえもお手上げの難しいものだった。これは私の勇み足で、一個、数センチくらいのブロックがKIANには丁度良くて、買い与えてやった。 レゴ・ムービーは、すべてのキャラクターや乗り物、建物や自然物(水や雲まで)がレゴでできており、それらが画面上で活躍する夢の中の世界だ しかし、KIANは4歳になって、にわかにレゴに興味を抱き始めた。その原因は、多分にレゴムービーという漫画映画による影響が大きく、レゴで作られたアイアンマンやウッディーなどの子供向け映画の主人公を集めるのが趣味になっていたのだ。最近のレゴは、単なるブロックの集合体ではなくて、キャラクターや道具など、ブロックを基本としながらも色々なパーツがそろえられている。それを指示書にしたがって組み立てるだが、それに飽きたら、汎用的パーツとしても利用できる。 マカティスクエアの一階の雑貨ショップあるいは2階のプラモショップには売れ筋のレゴ・ムービーのキャラクターが並んでいる。子供達には人気グッズのようだ 安いものは50ペソないし120ペソ、高いものでは500~800ペソ(右)で子供のおもちゃとしては手ごろな価格だ マカティスクエアの和食レストランでKIANと一緒に昼食をとるのが、毎週土曜日の日課だが、その帰り、私の文房具と日本食、それにKIANのレゴを買うのが欠かせない。キャラクターだけのものが50ペソ、車などがついて120ペソ、この辺がKIANには丁度良い。KIANはこれを一個買ってもらうだけで、上機嫌で帰宅する。 たまには、ちょっと大型の400~800ペソくらいのセットを買うこともあるが、これはKIANの手にあまり、組み立てはいとこのアレクサの役割となる。ちなみに双子の片割れのアレアはレゴには一向に興味を示さない。双子でもずいぶんと違うものだが、皆は、アレクサはトンボイで男なのだという。 KIANのコレクション、レゴのキャラクターはKIANの心を弾ませる。今日は、大き目のレゴの箱を抱えて意気揚々と引き上げるKIAN。KIANのおもちゃ選びに迷いはない。お気に入りを見つけると瞬間的に決断して、Go Homeと繰り返す、気風のよさがとりえだ ちなみに、これらはレゴの模造品で、ほとんどが中国製だ。しかし、レゴのオリジナルは高くて手が出ない。SMのトイキングダムでさえもオリジナルのレゴに混ざって数分の一の値段で、中国製の製品が幅を利かせている。ゲームやキーボードは、我が家では、いまだ普及していないが、当分はレゴがKIANの興味の中心だ。これなら、私の懐も痛まないので、ありがたいところだ。 家に戻ると、その組み立てにしばし夢中となるKIAN。いとこのアレクサがおこぼれというか、ほとんどのレゴを組み立てる KIANお気に入りのアイアンマンのレゴ(左)、今回買ったのはアイアンマンのコレクションキットだ(右)。夕方にはアレクサが組み立てを終えて、部屋に持ってきてくれた

KIANは現在、レゴに夢中 2014年9月14日


ターミナル3がセブパシフィック航空専用のターミナルとして開港したのが、6年前の2008年8月だった。あれから、6年、紆余曲折を経て、ついに本格的運用を開始するに至ったのだ。ちなみにターミナル3の完成から12年の歳月を要したという、なんとも政治の理不尽さを感じさせる。この遅れによる経済損失はとてつもない金額になると創造される。「マニラ国際空港(NAIA)第3ターミナル開港 2008年8月13日」「マニラ国際空港(NAIA)第3ターミナル開港(その2) 2008年8月19日」 6年前に開港したターミナル3は、世界最悪の空港として名高いターミナル1の汚名を挽回すべく最新のターミナルだったが、その利用は、長らくセブパシフィックのみが利用する状態だった しかし、ターミナル1からターミナル3へ移行するのは限られた航空会社であり、目当ての航空会社の便がどこへ到着するのか、よほど気をつけないと、ターミナルを間違えてしまい、出迎えるものにとっては、頭痛の種となる。何しろ、ターミナル間の移動は、最低30分はかかり、特に、現在、ターミナル1/2と3をスカイウエイで結ぶ工事をしているので、ターミナル間の道路は、四六時中渋滞しているのだ。 ちなみに、従来は、ターミナル1が外国の航空会社、ターミナル2がフィリピン航空(PAL)専用、ターミナル3がセブパシフィックと例外的に全日空が使っていた。ターミナル4は他のドメスティック航空が使っているが、ターミナル3では、さらにフィリピン航空のドメスティック便の一部が使っており、これが、混乱の元となっている。 こんな現象が国際便でも起こるのだ。マニラ新聞やプライマーのフライト・スケジュール表にも到着ターミナルは書いていないので、チケットを持っている到着客に聞くしかない。逆に到着する人が出迎えを頼む場合は、到着ターミナルと教えないと、いくら待っても空港で迎えの人に出会えないという事態になる。ちなみに日本からのダイレクト便は、当面、ANAとDeltaのみがターミナル3に到着することになるようだ。 現在、セブパシフィック、ANA、Delata等が利用するターミナル3だが、JALはターミナル1に留まっている この日、タクロバンからPAL便で到着する客の出迎えを依頼された。PAL=ターミナル2との先入観から、予定の時刻にターミナル2に出迎えに行ったが、到着便の案内にタクロバンからの便がない。煙にまかれた思いで、スタッフに聞いてみると、タクロバンからの便はターミナル3に到着するという。ちなみに、案内板にはセブ、ダバオ、イロイロなどからの便しかなかった。 あわててターミナル3に向かったが、逆方向は比較的すいていて、15分くらいで到着することができた。便も遅れていて、客を待たす羽目には陥らないですんだ。ちなみに、PALの便のうち、タクロバンやボラカイ(カティクラン)などからの便はターミナル3に到着するので、必ず到着ターミナルを確認してから出かけないと、あわてることになる。 私が使っている三菱モンテーロはSUVタイプなので、荷物もたくさんつめて便利だが、車両規制で月曜は使えないので、月曜は三菱ランサーで行くしかないが、この車は、大きなトランクが一個しかつめない。車両規制やら到着ターミナルやら、出迎えは、現在、私にとって一番頭の痛い問題だ。

ターミナル3が本格稼動 2014年9月14日