Daily Archives: January 1, 2013


 あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。  ビコール地方、タバコ市の農園からの挨拶しています。今回は、昨夜、あるいは今朝のパーティの様子を紹介します。  マム・ジェーンの率いるゴメス・ファミリーは、大晦日に一同が農園に集まって、クリスマスと新年を迎えるパーティを開くのが恒例だ。クリスマスツリーの周りにはマニラ新聞で包んだ大量のギフトが部屋いっぱいに置かれている。 食べ物をいっぱい用意された。甘いスパゲッティ・ミートソースはパーティには欠かせないメニューだ。それに豚肉のアドボ、パンシットカントン、チーズ巻きのから揚げ、などなど、私には、ちょっと手をつけることができないものばかりだ。 食事は、新年を迎えてから頂くそうで、夕飯はパンシット・ビーフンで軽く済ませ、9時過ぎから、写真撮影が始まった。マミーを囲んで、ジェーンのそれぞれの兄弟の子供達、兄弟夫婦と子供達(4組中、2組は別れてしまっているが)、ジェーン兄弟とマミーなどなどあらゆる組合せの写真を撮影する。幸い、今回は、ジェーンがiフォン4を買ったので、私はカメラマン役から解放された。 子供達が全員集合、ジェーンの従姉もの子供も合わせて、25人程度の子供たちが集まっていた(下の写真は左が入りきれずに欠けている)。 最後は、全員集合、料理の手伝いに駆け付けたマミーの友人などを含めると、全部でざっと40人程度がパーティに参加した。 お年頃のお姉さんたち。太めのデバインは21歳だが、他は、皆、花もほころぶ16~7歳のティーンエイジャーだ。 記念撮影が終わると、いよいよパーティの始まりだ。すっかり寝込んでいたKIANは起こされて、ご機嫌斜めだ。 初めのゲームはじゃんけんぽいのようなもので二つのグループに分かれて拳のかわりに体で表現して勝負する。 このころは、KIANも目が覚めて、それなりにゲームに参加している。 次が新聞紙を半折にしていって、その中に二人で立つもの。新聞紙が小さくなってくると、片方がもう片方を抱き上げたりすることになる。男女がペアになると、なかなかスリリングで、パーティには欠かせないゲームだ。 パーティ・ゲームが一段落すると、いよいよ、ギフトの配布だ。200~300個もあるであろうギフトを一つ一つ名前を呼んで渡すのだから、これだけで、1時間以上かかってしまう。初めにKIANから一言あいさつ。何を言っていたのか聞き取れなかったが、ママの言うことを繰り返していたのだろう。 ギフトを渡すのはKIANの役割だ。ママ・ジェーンは将来KIANがゴメス・ファミリーを統率して行けるように、今から、皆にKIANへの忠誠心を植えつけているような気がしないでもない 子供たちにとっては、この時が一番楽しい時だ。大人たちには生活がかかっており、大きなプラスティック・バッグに子供たちがもらったギフトを次々に放り込んでいる。 […]

年末パーティ2012年 2013年1月1日


  師走の31日、ちょっと晴れ間が出たので、KIANを農場に連れて行った。この日、姉のキムはパパ・ーネルとレガスピ市に出かけたので、従兄弟のチャールズがお供した。  テラピアと鯉の餌やりはKIANのお好みだ。餌を放りこむと魚が群がってくる様子が楽しいようだ。途中で見つけた竹の棒で、池の水と遊び始めたKIAN。こうなると簡単ことではやめない。なにしろ水遊びが大好きなKIANだ、 久しぶりにマミーにたらいで水を浴びさせてもらう。KIANがマイ・プールと叫んで、上機嫌だ。一番下の動画では、泳ぐ真似をしている。 今度は、子供たちとファームハウスの前の道路で追っかけごっこをして遊ぶKIAN。農園の道路は野芝(カラバオ・グラス)だから、転んでもふわふわしていて痛くない。車は全く通らない広々とした空間なのだ安心して子供を遊ばせることができる。KIANはいつも皆の中心だ。一方、画面後方のタムタムはいつも仲間外れだ。同じマコリットな(しつこい)子供でも、何かが違う。 KIANの一番の相手はジェーンの次兄、アランの子供のアーランだ(10歳、4年生)。なかなか利発な子で、色白美人3姉妹とあわせて、親のアランは「嫁選びは下手だが、子作りはうまい」と自慢している。しかし、子作りのあと、子供達の面倒を見ないのでは、どうしようもないが。転げても痛くはないし、汚れないので、KIANにはもってこいだ。  この日久しぶりに訪問してくれたのが、ジェーンの従姉の子供クレヨ(17歳)だ。本来ならば大学に行ける年だが、2年ほど休学していたので、まだ、ハイスクールの2年生だ。彼女の姉が、例の関取り、デバインだ。お父さんは、デバインとは別のインド人で、無責任な母親のおかげで、親戚の家を転々としながら、ここまで育って来た。ビアンカと同じく、一所懸命になって台所を手伝う、とてもいい子だが、いろいろ苦労してきたのだろうと思う。何を思ったか、ジェーンは、突如、彼女を農園に住まわせて、面倒をみると言いだした。しかし、その後、彼女には養子縁組の話があって、遅すぎたと話していた。 年末のパーティ間近とあって、続々と子供たちが集まって来る。プロ歌手のチェムチェムもやってきて、KIANと遊んでいる。 パパ・カーネルは姉のキムと出かけているので、チャムチャムが携帯でのおもちゃでパパを呼びなさいと、KIANをせかしている。KIANは人にいじめられたり、からかわれたりすると、怒って「ポリスを呼ぶ」と叫ぶ。そして携帯でパパ・カーネルを呼び出すしぐさをするのだ。たまにパパに叱られると、「ポリスを呼ぶ」とKIANが叫ぶが、パパの答えは、「俺がポリスだ」だ。

子供達は農場で元気いっぱい(その4)2013年1月1日