吉野家の譲歩 2011年1月27日


       クラークからバスで帰る際、昼食を食べ損なって、アヤラ・バス・ステーションの近くの吉野家で牛丼を食べた。ドーシットホテルの前のパーク・スクエアの一階、SMに面したところにある吉野家はすでに数年前から営業している。1~2度入ってみたことはあるが、日本の牛丼とは似てもにつかず、おまけに緑色の変なドリンクが気味が悪く、長いこと足が遠ざかっていた。

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ためしに入ってみたのだが、メニューが大幅に変わっていたのに気がついた。うどん、天ぷら、カツ丼、チキン丼、弁当、そしておまけにシュウマイや餃子まである。まさに、和食ファースト・フードの典型的なメニューとなっている。当然のことながら牛丼の並みを頼んだが、85ペソは場所柄リーゾナブルといえるだろう。もう何十年も「吉野家の牛丼」を食べていないのでなんともいえないが、まあまあといった感じだった。しかし、紅生姜が意外とおいしかった。

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フィリピンで日本食といえば天ぷらに餃子は欠かせない。そしてフィリピン人のチキン好きは格別だ。だから牛丼一本では客は来ない。生き残りをかけてメニューを変更したものと思うが、吉野家の意地としては忸怩(ジクジ)たるものがあったろう。これだけのメニューがあれば、競合相手の「東京東京」や「テリヤキボーイ」にも伍していけるかもしれない。少なくとも、ファーストフォードの巨人、ジョルビー、マクド、KFCやチョーキンと比べても遜色はない。

夜近所を散歩していたら吉野家の垂れ幕に出会った。かなり遠いところにも出前しているようだ。メニューは無いので、看板の写真を掲載したが、見にくいので拡大してみて欲しい。

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