都会のオアシス、グリーンベルト 2009年8月29日


  退職者の方をマカティのグリーンベルトに案内したが、マカティのビル街のど真ん中に、こんなところがあるなんて、とても信じがたい様子だった。昼間のせいで人影はまばらだったが、外人客がのんびりとテラスでコーヒーを飲んでいた。

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  もともとこのあたりは古いスーパーマーケットとモールそして教会と駐車場があるだけのつまらない場所だった。しかし、1990年代の末からアラヤの手により開発が進み、現在の超近代的な若者の街に生まれ変わった。ただ、教会だけは庭園にうまく調和させて残っている。なぜなら、この教会だけは、丸い屋根をもち、もともと近代的なデザインだった

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  ここは池と緑の庭園を中心にしゃれたレストランが配置され、さらにその上階には高級なショッピングモールが並んでいる。休日はもちろん、夜間は仕事帰りの若者で夜半までにぎわう。池の周囲では岸に座れるようにデザインされており、多くの恋人達が憩っていて、まさに都会のオアシスだ。なお、アカシヤの大木はもともとここに生えていたものだが、そのほかの樹木はすべて、新たに植樹したものだ。

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  ここのレストランはすべて屋外に客席設けているが、多くの客は屋外の席を好む。まさにヨーロッパ的な雰囲気だが、目的はタバコを吸うためだ。それぞれの店は凝ったテーブルと椅子を競うように配置して、集客する。料理はとても高くて、フィリピン在住の日本人にはちょっと躊躇される価格だ。しかし、フィリピンの中~富裕層でどの店もいつも満員で、この時ばかりは、フィリピンは貧しい国だなんて、少しも思えない。

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  グリーンベルトは15まで分かれているが、時代遅れになっていてプラザなどのモールを取り壊して、最近オープンしたのがグリーンベルト5だ。ここは多分マニラのモールの中でも最高級と思うが、とても店の中を覗く気にならない。一体どのような人々がここで買い物をするのか、何でこんな高級なモールがあちらこちらにできるのか、不思議だ。ちなみにロックウエルのパワープラント・モール、フォーとボニファシオのセレンドラなど、目一杯高級感を出しているが、私には縁の無い世界だ。

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