マ ニラ新聞はフィリピンで発行されている唯一の日本語新聞だ。日経や読売新聞等も読むことはできるが、これらは日本で編集され、香港等で印刷されている もので、フィリピンのニュースは特に扱っていない。マニラ新聞の一面はフィリピンのニュースで、タガログ語ができないためにフィリピンのメディアか ら遠ざかっている我々にとっては、フィリピンのニュースを知る唯一の方法だ。2~6面では日本のニュースを見ることができる。野球や相撲の結果などが楽しみだが、この方はNHKワールドのニュースで見てしまっているので、新鮮味が落ちる。最後の7~8面はどういうわけか英語で日本や世界のニュースを英語で伝えているが、私はここを全く読まない(読めない)。しかし、同居しているフィリピン人にとっては重宝だろう。
日刊マニラ新聞のロゴ
マニラ新聞でもっとも貴重なのが、レストラン、カラオケ、マッサージなどの広告だ。これを今夜の予定の糧にしている人も多いと思う。また、日本行きの飛行機の時刻表やNHKワールドの番組表も大変役に立つ。県人会の広告が載っているのも、いかにも外国の小さな日本人社会の情報誌だなと思う。
マニラの情報で満杯の3行広告
マニラ新聞の事務所はマカティ市ジュピター通りのMontivar Building の4階にあります(現在はマカティ市役所の近くに移動している)。また、このビルの2階にはカルチャーセンターがあり、たくさんの蔵書と最新の雑誌を楽しむことができる。また、いくつかの日系のNPOの事務所があり、日本人のたまり場、あるいは情報交換の場として機能している。また喫茶コーナーがあり、飲み物と簡単な食事がとれる。
テナントの案内板
マニラ新聞の価格は、1ヶ月契約で1300ペソ、3ヶ月で3300ペソ、6ヶ月で5700ペソ、1年で10500ペソとなっている。セブやダバオでも購読できるがが、その他の地方では郵送代が加算される。毎日では大変な額になってしまうので1週間分をまとめて送ってくれるサービスもある(現在はインターネットで閲覧できるが有料)。
カルチャセンターの入り口
カルチャーセンターの内部
マ ニラ新聞で発行しているマニラ生活便利帳というものがある。これは日系の企業、お店、あるいは日本人がマニラ・セブで生活していく上で必要なあるゆる ジャンルの電話番号を網羅したもので、その名の通り大変便利なものだ。年に一度更新されるが、座右の書として活用してほしい。はじから1ページづつ眺めてみるとフィリピンでの日本人社会の縮図を見るようで大変楽しい。日本食材店などで600ペソで販売されている。
マニラ日本人社会の縮図、マニラ生活電話帳
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