師走の31日、ちょっと晴れ間が出たので、KIANを農場に連れて行った。この日、姉のキムはパパ・ーネルとレガスピ市に出かけたので、従兄弟のチャールズがお供した。
テラピアと鯉の餌やりはKIANのお好みだ。餌を放りこむと魚が群がってくる様子が楽しいようだ。途中で見つけた竹の棒で、池の水と遊び始めたKIAN。こうなると簡単ことではやめない。なにしろ水遊びが大好きなKIANだ、
久しぶりにマミーにたらいで水を浴びさせてもらう。KIANがマイ・プールと叫んで、上機嫌だ。一番下の動画では、泳ぐ真似をしている。
今度は、子供たちとファームハウスの前の道路で追っかけごっこをして遊ぶKIAN。農園の道路は野芝(カラバオ・グラス)だから、転んでもふわふわしていて痛くない。車は全く通らない広々とした空間なのだ安心して子供を遊ばせることができる。KIANはいつも皆の中心だ。一方、画面後方のタムタムはいつも仲間外れだ。同じマコリットな(しつこい)子供でも、何かが違う。
KIANの一番の相手はジェーンの次兄、アランの子供のアーランだ(10歳、4年生)。なかなか利発な子で、色白美人3姉妹とあわせて、親のアランは「嫁選びは下手だが、子作りはうまい」と自慢している。しかし、子作りのあと、子供達の面倒を見ないのでは、どうしようもないが。転げても痛くはないし、汚れないので、KIANにはもってこいだ。
この日久しぶりに訪問してくれたのが、ジェーンの従姉の子供クレヨ(17歳)だ。本来ならば大学に行ける年だが、2年ほど休学していたので、まだ、ハイスクールの2年生だ。彼女の姉が、例の関取り、デバインだ。お父さんは、デバインとは別のインド人で、無責任な母親のおかげで、親戚の家を転々としながら、ここまで育って来た。ビアンカと同じく、一所懸命になって台所を手伝う、とてもいい子だが、いろいろ苦労してきたのだろうと思う。何を思ったか、ジェーンは、突如、彼女を農園に住まわせて、面倒をみると言いだした。しかし、その後、彼女には養子縁組の話があって、遅すぎたと話していた。
年末のパーティ間近とあって、続々と子供たちが集まって来る。プロ歌手のチェムチェムもやってきて、KIANと遊んでいる。
パパ・カーネルは姉のキムと出かけているので、チャムチャムが携帯でのおもちゃでパパを呼びなさいと、KIANをせかしている。KIANは人にいじめられたり、からかわれたりすると、怒って「ポリスを呼ぶ」と叫ぶ。そして携帯でパパ・カーネルを呼び出すしぐさをするのだ。たまにパパに叱られると、「ポリスを呼ぶ」とKIANが叫ぶが、パパの答えは、「俺がポリスだ」だ。