6月も半ば近くというのに日本は肌寒かった。しかし、フィリピンに帰った直後、台風一過の日本は30℃を越える真夏日だったそうで、この寒暖の差は年寄りにはこたえるだろう。
庭の梅の木はそろそろ収穫時で、おいしそうな実をたわわに実らせていた。
人と会うために関内の伊勢崎町を訪れたが、有燐堂には我が「金無し、コネなし、フィリピン暮らし」(右中段)が並べられていた。
平日のせいか伊勢崎町は、さほどの賑わいはなく、通りすがりの人の話す声を聞いてみると、ほとんどが中国語や韓国語で、日本もいよいよ外国人が闊歩する場所になったのだとつくづく感じる。
6月が旬のアジサイがいたるところに咲き乱れていたが、このアジサイはミルクに薄いピンクがかかり、なんとも味わいのあるアジサイだ。
6月15日は二人目の孫娘、夕芽(ゆめ)の1歳の誕生日だ。しかし、それまで元気に遊んでいたのが夕食時になると眠ってしまい、夕芽抜きの誕生会になってしまった。
夕芽の代わりに主役を演じたのが姉の結月(ゆずき)だ。久しぶりに両親のじっじとばっばがそろったので、すこぶるご機嫌だ。
この日、久しぶりに私と会って、まずは写真館で記念撮影、その時は、そっぽを向いて知らん顔をしていた。しかし、私の自宅によって、お土産をたくさんもらって、自分の家に戻ったら、私に対する態度が急変した。レゴで遊ぼうとか、私にくっついて離れようとしない。やはり女を口説くにはプレゼント攻勢が一番で3歳の子供にも通用するらしい。
幼稚園の年少に通いはじめて制服もイタについた結月。得意そうに見せびらかせてポーズをとっている。
食後、嫁さんのご両親がフィリピンに旅行された際のビデオ鑑賞会が始まった。プエルトガレラやマニラを見学したのだが、そのとき行ったカラオケ「夢の中へ」がとても面白かったと感想を述べていた。
ビデオ鑑賞かが終わるころにはすっかり眠くなり、夢後心地の結月。ひごろヤンチャで陽気なKIANを相手にしているせいか、女の子はどう扱っていいのか戸惑う一日だった。しかし、寝顔は世界共通で無邪気なものだ。