マホガニーマーケット(タガイタイ)2009年8月23日


 マニラの南、約50kmに位置するタガイタイは、マニラから車で約1時間という近距離にありながら、風光明媚で冷涼な気候により、マニラッ子のピクニックあるいは別荘のメッカとして休日は渋滞が起こるほどの人気観光スポットだ。五つ星のタアルビスタ・ホテルは最近増設を完了し、タアル湖を望む絶好の位置に客室を設けている。タアル湖を囲む外輪山の上にあることから、フルーツや牛肉の名産地で、通り沿いには産地直売の売店が列をなしている。特にパイナップルは季節になると只みたいな値段で売られている。

CIMG0485s-4 マホガニー・マーケットはそんな直売所を集めたところで、果物、野菜、肉、乾物、日用品雑貨、トロトロ・レストランなどが所狭しと並んでおり、リゾートにいながらにしてフィリピンを味わうことが出来る。マホガニーマーケットへ行くには、タガイタイのメインロードを進み、タアル・ビスタ・ホテルを過ぎたところで、向こうからこちらに向って二股になっているところがある、そこを戻るように右折して、しばらく行くと左側にある。ちょっとわかりにくいので人に聞きながらいくとよいだろう。 

CIMG0674s-4 牧畜が盛んでないフィリピンでタガイタイは唯一とも言える牛肉の産地で、その日屠殺したばかりの牛肉が市場で売られている。上から吊るされた牛肉を必要なだけカットして売ってくれるのだが、気の弱い女性にはちょっときついかもしれない。ただし、ここの牛肉はテンダロインといっても、歯ではなかなか噛み切れないので、ステーキには向いていないと思う。この日は殺したばかりの牛肉がまだぴくぴくと動いているのに出っくわしたので、動画で撮影してみた。

CIMG0671s-4 マホガニーマーケットの目玉は牛肉以外には新鮮で格安な果物だ。日本では見たことの無い果物が所狭しと並んでいるので、色々試してほしい。また、マーケットの端っこでは果物の苗木や花木がいろいろ売っている。庭のある家に住んでいる方は手入れさえ怠らなければ熱帯の完熟もぎたて果物をエンジョイできるだろう。もちろん温室など必要ない。ここは熱帯なのだ。蘭の花なども簡単に栽培できる。しかも一本100200ペソと大変安い。

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 ご存知の方も多いかと思うが、世界最大の果物はジャックフルーツ(ランカ)だ。左下の写真は特大のランカで、優に40~50kgはあろう。隣のパイナップルと比べてほしい。右の写真が輪切りにしたもので種の周りの柔らかいぬっぺりした実を食べる。少々匂うが、ドリアンより大分ましだ。このランカは極めて栽培が容易で日本の柿のように裏庭に苗を植えておけば、4~5年で立派な実がつく。子供の体重ほどもある立派な奴が実ることもある。ちなみに私の農場には 10本以上のランカの木が植えてあるので、数年後には巨大なランカの実が一年中楽しめるだろう。 

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