マニー・パクヤオの5階級制覇 2009年5月14日


 フィリピンの英雄マニー・パクヤオは53日、IBOジュニアウエルター級タイトルマッチでハットン(英国)2ラウンドKOし、ついに5階級制覇という偉業を成し遂げた。この国民的英雄の人気にあやかろうと、アロヨ大統領は彼が帰国する58日を英雄の凱旋を祝う国民の日と定めると宣言した。その他、次期大統領選に立候補を目論んでいる上院議員がこぞって、パクヤオの偉業をたたえる声明を発表した。さらに下院議長を初めとする50名以上の下院議員がラスベガスの試合を見るために渡米したそうで、これら議員による浪費を非難する声も上がっている。

CIMG8276s-4PALの飛行機で配られた新聞から

CIMG8484s-4マカティの街角で見かけた看板

 一方、パクヤオはこの国民的人気を背景に政界入りをねらっているそうだ。しかし、所詮ボクサーが政界に入ったとしても業績を残せるはずもなく、パクヤオの政界入りがその偉業を台無しにする事を危惧する声が大きい。一方で、世界中の注目となっている新型インフルエンザだが、ラスベガスは流行地域のカルフォルニアに近いということで、帰国遅延の要請がWHOからあった。パクヤオは予定通り帰国を強行したが、それはアロヨ大統領が定めた国民の日に帰国できないとあらば、大統領の顔に泥を塗ることになるということを配慮したものと考えられる。それにつけてもフィリピンではこの英雄の一挙一動に注目が集まっている。

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