マニラ国際空港(NAIA)第3ターミナル開港 2008年8月13日


 6年越しに開港が遅れていた第3ターミナルがついに開港した。当面はセブパシフィックなどの国内および国際線が供用を開始しているが、ゆくゆくは最新鋭の国際旅客ターミナルとして、現在の第1ターミナルにとってかわるものと期待される。6年前に完成したとはいえ、40年近く経過した第1ターミナルとは比較にならず、高い天井と広々とした空間は成田空港と比較しても遜色がない。旅客もまだわずかで、ほとんど待つことなしに待合室までたどり着ける。レイアウトもシンプルで自然に各種手続きを進めることができ、迷うという心配が全くない。

出発ターミナル

出発ターミナル

出発ターミナルは天井が高く開放感があふれている

出発ターミナルは天井が高く開放感があふれている

出発便の状況を知らせるモニターも見やすい

出発便の状況を知らせるモニターも見やすい

チェックインカウンターも清潔感がある

チェックインカウンターも清潔感がある

 マニラからのアクセスもよく、サウススーパーウエイの料金所の手前を右折すればすぐにターミナルに到着する。以前のように渋滞や川べりのスラムを経由することもないので違和感無くマカティの近代都市にたどり着くことができる。このアクセスの改善はフィリピンの印象を向上させるのに大いに役立つだろう。特にフィリピン航空を除く国内線ターミナルは狭く、不便で、汚くて、まさに後進国でございます、と主張しているようなものだった。

ターミナルからのマカティ市の眺望

ターミナルからのマカティ市の眺望

  3ターミナルは日本の竹中工務店が請け負っていたものだが、天井の落下事故をきっかけに、構造上欠陥があるとフィリピンの大手設計コンサルタントが指摘し、工事中断に追い込まれて完成が滞っていた。空港公団と竹中工務店が鋭意工事再開と完成に向けて交渉していたが、交渉は二転三転し、つい先日交渉決裂となってしまった。

ゲートに向かう通路も広々としている

ゲートに向かう通路も広々としている

ところがごく最近アロヨ大統領が早期開港を指示し、外遊の際、強引にターミナルを使用し、あっという間に開港の運びとなった。工事の再開と完成のニュースが無いうちに開港の運びとなってしまったわけで、なにがなんだかわからないけれども、実際に使ってみてなんら支障はないようだ。

レストラン等の数もまだまだ少ない

レストラン等の数もまだまだ少ない

 まだほとんどのブースは空で、買い物などの楽しみはまだ先の話だろうが、簡単な食事など最低限の店は出ている。待合所もたくさんの椅子がゆったりと配置され、窓からの空港やマカティの景色を味わうことができる。航空便の掲示も見やすく、とにかく通路が広々としているのが休まる。ここではフィリピン独特の喧騒と混沌とは無縁だ。

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