天使が飛び交う街アンヘレス・シティ2008年8月10日


 マニラの北約50km、高速道路で約1時間のアンヘレス市(Angeles City)は スービックのオロンガポと同様、巨大な米空軍基地をささえる街だったが、現在はその名の通りエンジェルの街として多くの観光客を集めている。元クラーク空 軍基地の出口にあるフィールドアベニューには百軒近いゴーゴー・クラブが軒を連ね、数千人のエンジェル達が、かつて繁栄を誇ったマニラ、 エルミタのデルピラ通りに取って代わって、日夜世界からの殿方を癒している。両替所がいたるところにあるが、そこではドルと円の交換比率が張り出されてい るが、こんなところでも円が幅を利かせている。

天使の街の呼び込み

天使の街の呼び込み

天使の街は夜に活気付く

天使の街は夜に活気付く

天使達は通りに出て客を呼び込んでいる

天使達は通りに出て客を呼び込んでいる

クラブの中は数え切れない天使があふれている

クラブの中は数え切れない天使があふれている

両替の主役はここでもドルと円だ

両替の主役はここでもドルと円だ

 アンヘレスに隣接するクラークは、元米空軍の基地で1990年のピナツボ火山の噴火で壊滅的な被害を受けた後フィリピンに返還され、経済特別区として軽工業、リゾート、住宅地、デューティーフリー ショッピング などとして開発されている。クラークの約半分のエリアは国際空港であり、韓国などからは直行の定期便が飛んでおり、いずれ日本からも直行便が飛ぶものと期待されている。

クラークの内部は、まさにアメリカそのものだ

クラークの内部は、まさにアメリカそのものだ

 クラークの中にはミモザなどの大型のビリッジがあり、外国人を誘致すると共に36ホールのゴルフコースまである。 クラークのフレンドシップゲートを出てすぐ左に折れると、フィールドアベニューの延長に韓国料理の店が軒を連ね、クラークはまさに韓国人に席巻された感がある。

フィリピン人ゴルフプレイヤーの名をとったミモザのゴルフコース

フィリピン人ゴルフプレイヤーの名をとったミモザのゴルフコース

クラークの入り口のすぐ近くにはSMモールがオープンしているが、SMグループのフィリピン制覇の一環だろうが、その巨大さに驚かされる。ダウンタウンのフィリピン独特の混沌と喧騒に比べて、ここは超近代的な街そのもので、多くの市民が冷房の利いたモールで快適なウインドーショッピングを楽しんでいる。 アンヘレス市はクラークを控えているせいか、とても活気のある街で、ダウンタウンのマーケットではフィリピンの街並みを満喫できる。

クラークSMの内部は広々とした空間が広がる

クラークSMの内部は広々とした空間が広がる

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