マカティのブエンディア通りとパソンタモ通りの角に24時間営業のマクドナルドがある。対面にコールセンターがあるため、24時間いつもにぎわっていて、ピーナッツやタバコを売る屋台も多数出て、下町の喧騒がここにはある。
この店はマカティ市長のビニャンの息子さんが経営しているそうで、ちょっと離れたところにあるマカティ市役所の職員の誕生日の振る舞いや簡単な職員のパーティはすべてここからの仕出しによるそうだ。市役所以外でも幼稚園などの市の経営する施設の仕出しは一手に引き受けて、幼稚園の先生はいつもいつもマクドナルドのハンバーガーを食べる羽目になってうんざりしているそうだ。一旦権力を握るとあらゆる局面でその力を利用して家族や友人に便宜を図るのがフィリピンの通例なのだ。