ホリーーウイーク(4月9日~12日)の連休を利用してタバコの農場に戻ったが、今回はすでに農場にロングステイしている山さんに加え、もう一人の山さんを同行した。ホリーウイークの様子は別途報告するが、今回特筆すべきことは、もともとここで6年間暮らしていたデビナが戻ってきたことだ。
夏を迎えてマヨン火山はその勇姿を惜しげなく見せてくれた(ファームハウスのベランダから)
デビナ(下の写真の右端)は私の相棒の親戚で家庭の都合から小学校6年からカレッジの2年まで、この農場で暮らしていた女の子だ。昨年の8月、母親に呼び戻され、2年制のカレッジを中退して、マニラ近郊のラグナの実家に戻っていた。今は学校の卒業シーズンなのだが、最後の学期を残して中退したはずのデビナが、成績優秀故、卒業させてもらえることになったのだそうだ。彼女もこれで立派に学卒として人生のスタートを切ることになった、花の19才だ。私が始めてあったときはまだ12歳だったが、その時からすでに大人の雰囲気を漂わせていたが、美人はませて見えるというが、まさにその通りだ。
フィリピーナ達に囲まれて幸せそうな山さん 、右がデビナ、左は親戚のキム13歳、中央が3歳の双子
レガスピ空港に降り立ったもう一人の山さんカップル、右はマヨン火山中腹の展望台にて
二人の山さんを迎えて食卓にのぼったテラピア、右の子豚はレチョンにする予定だったが、ホリーウイーク中は殺生したり、肉を食べてはいけないというので、かろうじて命を救われた。
現在、わが農場ではファームリゾートとして5棟のコッテージとプール、庭園などの建設を計画している。私の引退後の再就職先となる予定だが、もともとデビナはそのためにHRM(Hotel Restaurant Managementホテル・レストラン運営学科)に通わせていた。家庭の事情で中退してしまったことを痛く悔やんでいたのだが、念願の卒業がかなったのだ。すでにロングステイしている山さんもゆくゆくここに永住することを考えており、常時、5人から10人程度の宿泊客を迎えるリゾートとなる予定だが、やはり誰かマネージする人がいる。さらにまた小さなリゾートだから料理からメイドの仕事まで自分でこなさなければならない。彼女なら若いしうってつけだ。私の世話を2年間ほどやったのだから、日本人の気持ちもよくわかっている。そんなわけで、ビバリーファームリゾート第1号の社員として就職が決まったのだ。
先月生まれた子犬たちが双子の良い遊び相手となっていた