フィリピン産トイレットペイパーは水に溶けない 2011年2月17日


しばらく前フィリピンをたびたび訪問された方が、トイレで大量のトイレット・ペーパーを使う人で、ホテルのトイレ、事務所のトイレと片っ端から詰まらせてしまった。その人が使った後のトイレは紙が一杯で後始末に往生したものだ。何故、簡単に詰まるのか不思議に思っていたがその後、謎が解けた。フィリピンのトイレット・ペーパーは水で溶けないのだ。実際に試してみたが、水を含んで柔らかくはなるものの決して溶けない。だから多めに使うと便器をの穴をふさいでしまってにっちもさっちも行かなくなるのだ。CIMG6685s-2

だから、アンヘレスのフレンドシップ・クラブではトイレット・ペーパーはすべて日本から運んでいるという。そもそもフィリピンのトイレにトイレット・ペーパーは置いていない。なぜならフィリピン人は基本的にトイレット・ペーパーは使わないのだ。ではどうやって用をたすのだろう。普通トイレには紙はなくてもタボ(柄杓)と水の入ったバケツがおいてある。さらに最近はホースの先にシャワーの小さいのがついているのが便器に脇にある。すなわち、フィリピンでは用を足した後、水で後処理をするのだ。その後、トイレット・ペーパーでぬれた尻を拭くかあるいはタオルで拭く、あるいはまた乾燥させるという手もある。 

 だから使用済みのトイレット・ペーパーはきたなくないから、便器の中ではなくゴミ箱に捨てるものなのだ。実際問題、ロール状のトイレット・ペーパーはフィリピンではティッシューと呼んで、鼻をかんだり、手を拭いたりするのに使い、トイレで使うことは返って少ない。だから、水に溶ける必要が無いのだ。逆にすぐに水に溶けるようでは使い物にならない。日本で売っている箱に入ったティシューが水に溶けないのと同じ理屈だ。

ちなみにこのフィリピン式ティッシューは4個で46.75ペソ、約90円だから、決して安くは無い。こんもので汚れた尻を拭くなんて罰当たりかもしれない。用を足した後、水で洗うことに慣れると、水無しで紙で尻の始末するなんてとても不可能だ。きれいにしようと徹底的にこすれば痔になってしまう。これはウオシュレットを使い慣れたら、ウオシュレット無しでは用が足せないのと同じだ。この点、フィリピンはウオシュレットの先進国と言っていいのかもしれない。CIMG6691s-2

最近でこそ、ウイルコンなどの住宅器材の販売店でもTOTOのウオシュレットが置いてあるが、やたらに高い。常夏の国ではヒーターもいらないし、単純なもので充分なはずだ。だから最近はトイレ用のホースシャワーがどこの家庭でもつくようになった。タボにバケツではちょっとみっともないというのだろう。しかしタボに慣れると、それはそれでなかなか具合の良いものだ。

ちなみにフィリピン人は大変清潔好きだから、公共のトイレで便座に座るなどということは決してしない。男性の少用なら問題ないが、女性の場合は浮き腰で用を足すそうだ。もちろん、その後は水で洗う。大となると、便器の縁に乗っかって用を足すことになる。だから便座は邪魔ですべて取り外してある。便座が汚いからそうするのではなくて、便座を使わないから汚いままにしてあるようだ。

 それにつけてもフィリピンの公衆便所はいただけない。少用は良かれとしても大はとても無理だ。せいぜい使えるのは五つ星ホテルのトイレくらいだろう。だから私は出がけにもよおすとホテルのトイレに行くことにしている。

 

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