暮らし 雇用 家庭内使用人


家事、運転、介護、子守り、庭の手入れ等、家庭内で必要となる業務に従事させるために雇用されるもので、会社雇用に適用される種々規則は必ずしも適用されない。メイドや子守りの場合、給与はマニラ首都圏で5000ペソ程度、地方で3000ペソ程度から雇う事ができます。運転手はマニラ首都圏で10000ペソ、地方で6000ペソ程度からでしょうか。

  1. いっしょに暮らすわけだから、使用人とはいえ人間的に扱う必要がある。ただし、それなりのけじめは必要。家のものを盗んだりしたときはきびしく対処しなければならない。なお、外出するときは手荷物検査をするのが普通だ。
  1. 適切な居室を与えると共に食事と医療を与える。ただし、食習慣の違いから、必ずしも同じものを食べさせる必要はなく、食事手当てとして月々1500ペソ程度与えて、別々に食事をするのも手だ。同じものを食べていると彼らは一日に5回ぐらい食事するので、見ていて腹が立つことがある。
  1. 特に使用人の落ち度がないのに解雇する場合は、半月分の給与を別途支払う必要がある。もちろん、何か落ち度があって解雇する場合はその必要はない。
  1. 使用人が特に理由なく家を空けた場合、最大半月分の給与を支払わなくともよいことになっている。すなわち、最後の給与は払わなくてもよいということだ。
  1. 契約に特に期限のない場合、5日前の通知で解雇できる。その場合、半月分の給与を、次の仕事が見つかるまでの補償として支払うわけだ。
  1. 月々1000ペソ以上の給与を支払っている場合、SSS(社会保険)に加入する必要がある。
  1. 週に一度24時間(夕方から翌日の夕方までなど)の休みを与える。また、年一回、クリスマスなど1週間くらいの休暇を与える。ボーナスを与える必要はないが、故郷へ帰る費用を出してやるのが一般的だ。

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