フィリピン料理レストランYUM YUMの紹介 2013年10月12日


先日、ちょっとしたトラブルのお手伝いをした方の接待で、家族一同、食事に招かれた。新しい、おいしいお店があるというので、普段、同じところばっかり行っているので、たまには別の場所で、ということで、喜んで案内してもらった。CIMG0245s-4YumYumとはおいしいという意味。ちなみにBiniBiniは年頃の女の子、トロトロは飯屋、フィリピン人は同じ語彙を繰り返す言葉が好きだ

 パサイロードの日本橋亭のとなりにフィリピン料理の店が新規オープンしていた。ガラス張りのモダンな造りの店で、今まで気がつかなかったが、できたばかりなのだろう。ちなみにum um(ヤムヤム)とは英語で「おいしい」という意味で、1990年代にマニラで良く見かけた店と同じ名前だ。

 CIMG0251s-4近代的な外見の入り口には大きくメニューが掲げられている

 店内は、これまたガラス張りで、フィリピン料理とは思えない内装だ。2階は個室になっていて、メインのダイニングを見下ろす、なにかカラオケのようなレイアウトだ。それもそのはず、オーナーはNew SachiBlue Angelなどの大型カラオケをマカティやエルミタで経営ている日本人で、おとなりの日本橋亭も同じオーナーだそうだ。CIMG0243s-4ガラス張りの2階のVIPはどこかカラオケの雰囲気が漂う

 同じパサイロード、パソンタモの交差点の近くにあり、数年前に閉店したカマヤンには、1990年代、良くゲストを案内してフィリピン料理を堪能してもらった。しかし、最近は、フィリピン料理といえば、ジュピター通りののアドリアチコかMAX’sくらいしかなくて、マカティスクエア近辺には全くないので、不自由していた。CIMG0338s-41階の席もモダンなつ造りだが、掲げられた絵画は伝統的なものだ

 私は、レストランといえば、三拍子そろった店に客を案内していることにしている。三拍子とは、すなわち「安い」、「うまい」、それにもう一つ、「量が多い」、「ウエイトレスが可愛い」、「雰囲気が良い」などのどれかだ。中華料理の「ルートンマカオ」、日本食の「サイカ」などがその典型だ。メニュー写真をクリックして拡大して見てください。CIMG0244s-4メニューは100ペソ台が中心、それが意外とおいしい

 ここの料理は100ペソから300ペソくらいまでで、安い点については合格だ。味のほうはオーナーが日本人のせいか、比較的あっさりしていて食べやすい。3番目は店の雰囲気だろうか、いずれにせよ合格点がついた。フィリピン料理が食べてみたいという客はここに連れてくるこちにしよう。CIMG0239s-4 大人7人に子供3人の総勢10人だったが、同じチャーハンが5皿出てきたのには驚いた

 家族一同で外食するのは久しぶりで、この日はカーネルも時間を都合して参加した。キムや双子も久しぶりの招待に緊張気味だ。CIMG0232s-4フィリピン人にとってライスのない食事は、食事とは呼べないので、これだけ大量のライスが出てもなんとなく食べ終わってしまった

  しかも、KIANまでがホークとスプーンを器用に使って食べているのだ。普段手づかみかヤヤに口に運んでもらって食べているのに、雰囲気を感じ取って正式なマナーで食べている。赤ちゃんと思っていたKIANが知らぬ間に色々なことを学んでいるのだ。

CIMG0231s-43才半の幼児が周囲に見習ってホークとスプーンで食べる様子に、子供はほっておいても学んでいるのだとしみじみ感じる

 食後は、KIANは相変わらず元気に店の中を走り回っていたが、外へ出てみると、隣の日本橋亭の前に、なんとフェラーリが停まっていた。某若手男優のものらしいが、三千万円もするような車を乗り回している人がいるものだと感心する。CIMG0246s-4CIMG0248s-4フェラーリの窓に日本橋亭の文字が鮮やかに写っている。KIANはそれを見て小躍りして喜んでいた。きっとで映画、CARSから抜け出てきたと思っているのだろう

CIMG0227s-4家族一同の記念写真。足を組むポーズがKIANの最近の決めのスタイルだ。

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