雑記帳 ジョリビーはフィリピンの誇り


ジョリビーといえば、蜂を模した人形で子供たちに絶大な人気をほこるファーストフードチェーンだ。1990年初頭から全国展開をはかり、マクドナルドを凌駕し、ファーストフード業界No.1の地位を誇っている。業務形態とメニューはマクドナルドと全く同じだが、味付けや品揃えをフィリピン人向けにアレンジして、人気を確保している。しかし、それよりも子供向けにテレビ宣伝を展開し、泣く子も、ジョルビーに行こうといえば黙るようにまで、子供の心をつかむことで成功した。

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ジョリビーの外観

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ジョルビーの看板人形は子供の心をつかんでいる

1990年当時は勃興期で、目ざといフィリピン人はジョリビーの株式に投資することを勧めていた。当時はジョリビーのほうがテナント募集に熱心で、100万ペソ(当時400万円)もあれば出店できるということで、出店を勧誘していた。それが現在は出店のためのロイヤリティだけで25百万ペソ(約6千万円)と跳ね上がっている。ハンバーガーを売っていかに、それだけの投資を回収するのか疑問だが、街のそこかしこに出店されたジョリビーの勢いはとどまるところを知らない。

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ジョリビーの内部

ハンバーガーが主体なのですが、フィリピン人の食生活にあわせ、朝食はご飯にロンガニサ(ソーセージのようなもの)、あるいはチキンのから揚げなどが100ペソ近くして、決して安いものではない。一般のフィリピーノ・ファーストフードであれば、50ペソ位で食べられる。味も決して良くない。しかも野菜が全くついておらず、われわれ日本人には、とてもいただけない食事だ。高くて、まずくて、健康に良くない、それがジョリビーの食事だ。それでもどこも満員で、超人気だ。それは、子供達にとってジョリビーで食事することが無常の喜びであるからなのだ。

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ジョリビーのカウンター

テレビ宣伝にあれだけ金をかけ、ロイヤリティだけで25百万もするのですから、高いのも当たり前だ。しかし、子供たちの要求に親は答えなければならない。無理しても、ジョリビーに行って、まずい食事を取ることになる。私はジョルビーそして中華系ファーストフードのチョーキン、外資系のマクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどがフィリピンの食文化を破壊している、と思う。フィリピンにはもっと安くておいしいものが沢山あるのに、地方の街に行っても、ジョルビーにむらがる人たちを見ていて、残念でならない。そんな、自分も地方に行くとつい、名の知れたジョリビーで食事してしまう。メニューと味がどこでも同じであることに、なぜかつい安心感を持ってしまうのだ。

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ローカル系ファーストフードの雄、チョーキン

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