ジェーンの結婚式と披露宴 2013年9月2日


報告が遅れたが、815日、ジェーンの結婚式がつつがなく終了した。と言っても、今回の結婚式は前哨戦というか、あくまでも法的には正式なものであるが、裁判官の前で行う、略式のものだ。社会的には別途、師走も押し迫った 1230日(月)にマニラの教会で行われる予定だが、こちらは花婿の職業柄、ミリタリー方式で行われるそうだ。

CIMG9594s-4この日、KIANはカメラマンをかってでた

 このミリタリー方式がどんなものか良く知らないが、ジェーンの話によると、新郎のカーネル・ヤンのポリスアカデミーの同窓、あるいは同僚の警察官が制服を着て、銃を空に向かってかざし、その銃のトンネルを二人で歩いて行くという、まるで王室か国賓の儀式みたいなものらしい。

CIMG9595s-4新郎新婦、それに3才のKIAN。何を思うのかKIANは口を捻じ曲げて興奮気味だ

 カーネルの直属の上司はジェネラルなので、彼も当然出席するだろうし、場合によっては国家警察(PNP)のトップが来るかもしれない。そうなると、PNPの重鎮がせいぞろいする大イベントになりそうだ。

CIMG9596s-4新郎新婦は原告席に座って、被告席は誰もいない

  場所は、我々の住まいから歩いてもいけるようなSacred Heart Churchという普通の教会だが、当日、教会は警察官で埋め尽くされることになるだろう。まさに、新郎新婦の晴れ舞台だ。後日、招待状ができたら別途報告したい。

CIMG9598s-4 KIANもそれなりに緊張して疲れ気味に肩を落とす

 今回、マカティ市役所の法廷の一つで行われた式の出席者は、20人足らず、極めて質素なものだ。新婦のPRA関係、コンドミニアムの管理組合、それに親しくしている日本人の退職者だけで、新郎のは関係者はいない。

 女性裁判官が登場し、おごそかに紙に書いた決まり文句を述べ、二人には、お互いを伴侶とすることを誓わせ、さらに出席者のニノン、ニナンには証人になることを求めた。ほんの10分くらいで終わったが、これが教会ならば神父の説教が延々と続いて、1時間はかかるところだ。

CIMG9599s-4法廷とはいえ、皆にこやかにことは進む

  裁判官が、この結婚を承認すると、ハンマーで机をたたいて、宣言し、出席していただいたニノン、ニナンには証人として署名をしてもらい、婚姻証明書が完成する。これを市役所に提出すれば、婚姻は成立する。その後はお決まりの写真撮影だ。

CIMG9608s-4 ニノン、ニナンの署名が続く

 ちなみに、婚姻が成立するまでの手続きは、① 婚姻資格の取得(要は独身であることの証明)、②婚姻許可の申請、③婚姻予定の告示(2週間)④婚姻許可の発行⑤結婚式=婚姻証明の発行⑥婚姻証明の提出、というステップを踏まなければならない。

CIMG9610s-4右端のジェーンの友人は検事で、今日式を執り行った裁判官とは同級生だったらしい。再開を喜んで抱き合っていた


 婚姻を証明することができるのは、神父、判事、市長の3人であり、式そのものは、それぞれ、教会、法廷、市長室となる。今回は小さな法廷で行ったわけだが、もっとも簡易といえる。ちなみに日本では新郎新婦二人の届出だけで済むが、フィリピンでは上記の資格者の他に証人まで必要で、簡単なものではない。

CIMG9619s-4披露宴はこじんまりと、ルートンマカオ(中国料理)に20人ほどの客を招いておこなった

 フィリピンでは結婚は二人だけの問題ではない。法的そして社会的に認知されなければならないのだ。そして、日本との最も大きな違いは、離婚というものが制度的にないのだ。たとえ、二人が同意しても、法的に正式な結婚している限り、離婚はできない。

CIMG9621s-4KIANもヤヤと一緒に中華料理に舌鼓をうつ

 しかし、実質的な離婚は、あって、それはSeparation(別居)という扱いで、法的な婚姻関係は継続される。ということは、両者とも再婚できないということで、あらたなパートナーとは単なる同棲ないし事実婚となる。子供ができて、出生証明に両親の名前は記載されても、そこには未婚と記載される。ちなみにフィリピンには戸籍という制度はないので、出生証明書のみが身分を証明する手段だ。

CIMG9623s-4新郎新婦はそれぞれの招待客と一緒に写真を撮るのが習慣だ。このグループはコンドミニアムの管理組合の理事だ

 離婚はないが、アナルメントという、実際は離婚といえる制度がある。ただし、これは本人の自由意志ではなくて、裁判所に、この婚姻が無効であると訴えるものだ。結審が出るまで数年の歳月と100万ペソを超える費用がかかるそうで、お金持ちの特権となっている。そんなお金のない庶民は、一人身だが、法的に結婚しているというケースが大変多い。

CIMG9624s-4 PRAマーケッター組合の幹部

 特にジャパユキさんは多くが日本人と結婚(本物あるいは偽装)して、その後、日本で離婚してフィリピンに戻って来ている。フィリピンで、その離婚を成立させるにはやはり裁判所の結審が必要なので、そのまま、存在しない婚姻を引きずっていることが多い。

CIMG9627s-4ルートンマカオの料理はうまい、安い、量が多いの三拍子揃った一押しのレストランだ

  一旦結婚したら、離婚することができないというのだから、結婚式を、そう簡単に済ますわけにはいかない。だから、借金をしまくって最大限豪華な結婚式をあげるのがフィリピン流だ。今回の式は前哨戦、1230日の教会の式、そして締めくくりに、1231日にはタバコの農場では新婦のご近所さんを集めて披露宴を行うことになるだろう。今年はジェーンの結婚式の披露宴で新年を迎えることになる。クリスマスパーティ、大晦日、そして披露宴と3のイベントを一回で済ます、大パーティになるだろう。

CIMG9630s-4お腹がくちくなったKIANはテーブルの下にもぐりこんで従妹と遊んでいる

 

Leave a comment

Your email address will not be published.