イントラムロスのゴルフ場で久しぶりにプレイ 2010年3月1日


マニラ観光のメッカ、イントラムロスの城壁の周りを囲むようにレイアウトされているのがクラブ・イントラムロス・ゴルフ場(パー664326ヤード)だ。マニラ市内のど真ん中に位置するゴルフ場は貴重な存在で、まるで皇居の周囲のお堀がゴルフコースに改修されたようなものだ。パブリックなので誰でもプレイできるが、土日は混むので予約を入れたほうがよい(527-6612)。

ショートコースとは言え、なかなか難関なコースで、ドライバーで攻めるコースもいくつかあるが(フェアウエイが狭いのでドライバーの方向性に自信があればの話だが)、砲台グリーン、池、バンカー、城壁などに多いに悩まされることだろう。ボールは1ダースほど用意しておいたほうが良いかもしれない。この日はある退職者のたっての誘いで、3年ぶり、21世紀2回目のプレイをすることになり、前の日から良く眠れなかった。

受付やクラブハウスは城壁の一部を利用しており、近代的なゴルフ場と比べたら、ちょっと物足りないが、返って情緒があっておもしろい。いかにも歴史地区のゴルフ場といった雰囲気がある。

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キャディは男性と女性がいるがプレイヤー、一人に一人のキャディがつくのがフィリピンの常識だ。それに日中の暑さに備えてアンブレラ・ガールをリクエストすることができる。キャディもアンブレラ・ガールも同じ1ラウンド300ペソとは少々不公平な気もするが、それが定価だ。そのため4人一組のプレイヤーにお供が8人、全部で12人でコースを回ることになるから、プレイ中はとてもにぎやかだ。

CIMG9654as-4ちなみにプレイ費はフィリピンの住民かどうか(長期ビザを持っているかどうか)、昼間か夜間かによって大きく異なる。住民で、平日の昼間ならば1100ペソからプレイが出来る。

コースは街中にあるためにイントラムロスに通じる道路を横断するところが数箇所ある。城壁の上を渡ったり、スペイン時代の服装の交通警官の案内で道路を横断したり、なかなかユニークだ。イントラムロスの中にはマプア工科大学など4つの大学あるから、この道路は女子学生などが多く歩いている。

CIMG9695s-4コースにはカラチュチの花がたくさん咲いていた。ここのは白いが、赤、ピンク、黄色など様々な色のものがある。この花は強い芳香があり、ハワイのレイなどに使われるそうだ。ちなみにこの白いカラチュチは墓地に植えられるものだそうで、私が農場にこの花を植えるという試みはことごとく拒否され未だに実現していない。

CIMG9662s-4イントラムロスの城壁の周囲は日本のお城のようにお堀があったようで、各ホールには大小の池がプレイヤーに立ちはだかる。池越えのショート・ホールはざらで、半数近くのミドル・ホールのグリーンの手前には池があるし、フックをしてもスライスをしても池ポチャというゴルファー泣かせのコースが多い。CIMG9666s-4 CIMG9670s-4

 歴史地区だけあって、由緒のあるビルが周辺に見える。左は国立博物館、右はマニラ・ブルテン(老舗の新聞社)だ。さらに左下の塔はLYCEVM大学。そういえば、夕べ出会ったカラオケのGRO(ホステス)がここのツーリズム専攻の3年生と言っていた。大学3年といってもフィリピンでは中高(ハイスクール)あわせて4年しかないから、まだたったの19歳だ。右下はマニラ市庁舎。かつてエルミタのデルピラ通りのゴーゴー街を閉鎖し、最近ではベイウオークの店を一掃した悪名高いリム市長がいるところだ。

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アカシヤの大木の向こうにそびえているのがかつてのフィリピンNo.1の老舗ホテル、マニラホテル。池の広さも半端ではない。

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18番ホールでスライスすると城壁の中に叩き込んでしまう。案の上、やったかと思ったらセーフでとなりのグリーンのそばに落ちたらしい。そこからサングラスの人相の悪い人が声をかけてきたので、ぶつけてしまったかとひやりとした。ところが、いつもカラオケに誘ってもらう退職者の方で、私とは「夜に会うことが多いが昼間に会うのは初めて」と言っていたが、とんだところを見つかってしまった。これからはゴルフの誘いが多いのではないかと心配している。

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ゴルフ場料金の詳細は左の写真をクリックして拡大して見てください。単位はペソ。

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