PRAのGMが交代 2010年10月21日


アキノ大統領の就任に伴い、PRAGMが交代した。新GMVeredigno P. Atienza氏はビジネスマンだそうで、アロヨ大統領時代に任命されたゼネラル・アグリパイ会長、ゼネラル・リンガットGM代行など国家警察OBの旧マネージメントとはちょっと雰囲気が違うようだ。PRAのミーティング・ルームでは連日PRAの幹部を集めてミーティングを行い、PRAの現状についての状況把握に余念がなかった。

CIMG3069bs-1  先日、退職者のビザのお世話をするマーケッターの会合では、マーケッターのPRAに対する不平不満に耳を貸し、PRAのスタッフには耳の痛い話が続出したそうだ。お役所の感覚が抜けないPRA幹部は顔色無しだったそうだ。今後、彼の指導に基づいてPRAの大いなる改善が期待されるところだ。

 そんな折、退職者の案内でPRAを訪れた際、PRAのスタッフに声をかけられて、GMに紹介された。GMは私のことをテレビを見て知っていたそうで、気さくな一面を見せてくれた。そうなると私としてもブログで是非、彼を紹介しようと、この日はGMの秘書に写真を撮らせて欲しいと申し入れた

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 しばらくGMと雑談をしていると、マーケット担当のノエル・バオティスタ部長とスカーレットが参加して、近々、日本で開催される「ロングステイ&移住フェア」と今後の日本におけるマーケットのあり方について話が及んだ。「ロングスティ&移住フェア」への参加については時間が足りないので、現在日本に留学中の元PRARRSC部長のフィリップ・モレノ氏を派遣することになり、観光省並びに当方と協力してSRRVを売り込むこととした。

 日本のマーケットにおいては、日本の介護老人の悲惨な状況に話が及んだ。生活保護を受けている介護老人をフィリピンなら日本の役所の手当ての範囲で充分な介護を提供できるという現実だ。これを実現するには国対国の話し合いと色々な仕組みが必要で、簡単に実現できることではない。GMからはどこかの市と話し合って、例え10人でもいいから、テスト・ケースで実行したらどうか、そのプロジェクトから多くのことが学べるであろう、という極めて現実的な話がでた。その辺を詰めるためには日本側で動ける人が必要だが、当方が留学中のフィリップ氏のテーマとしてはどうかと提案したが、GMはそのアイデアにかなり乗り気のようだった。

CIMG3066s-1  ところで、新GMは実にビジネスがわかっていて、役所的感覚が抜けないPRA幹部はおろおろするばかり、一方当方にとっては実に話のわかる人で、多いに期待が持てる。しかしながら、申請者をお世話するマーケッターにとっては、新GM率いるPRAがマーケッターからアイデアを吸収し、それを自ら実行することにより、マーケッターの居場所がなくなってしまうのではないかという懸念と警戒心が生じている。そうなると痛し痒しで、PRAが改善され多いにSRRV請者が増えるとともに、それによりマーケッターも潤うようなウイン・ウインの状況が構築されることを願う。

 

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