つい先日、生まれたばかりで、ずっと赤ちゃんだと思っていたKIANが、この3月31日、もう4歳になってしまった。最近は、ママ・ジェーンの口をまねて、流暢な英語でいとこの双子をしかりつけたりして、まさに腕白王子様だ(You want to go out of the house? Yes or not? Say yes!でな具合だ)。
誕生日を翌日に控えてパパ・カーネルが買ってきたケーキにありあわせのろうそくに火をつけて、喜んで吹き消すKIAN
特に最近は、ヤヤ(子守)が田舎に帰って戻ってこないので、私の部屋で毎日12時ごろまで遊んでいて、おかげで寝不足気味だ。ヤヤは子供の卒業式に故郷のビコール地方のカタンドアネス島に帰ったと聞いたが、一週間たっても帰ってくる気配がない。なんだか夫とトラブルがあって、帰るに帰れないらしい。
はじめは彼女はヤヤとして雇ったが、とてもよくKIANの面倒を見るので、ジェーンがもう一人のメイドを首にして、給与を倍にしてヤヤにメイド役もやらせた。朝の5時から夜の10時まで働きずくめで、炊事、洗濯、掃除、そして子守をこなすスーパーメイドだった。そのヤヤがいないので、ママ・ ジェーンとキムで手分けして、炊事、洗濯、掃除に忙しくて、KIANをかまっている暇がない。だから、私がヤヤならぬヤヨ(男の子守)役を果たしているわ けだ。
ルートンマカオでシーフードスピナッチスープをおいしそうに飲むKIAN。右はKIANの最大限のご機嫌の顔だ。
4歳の誕生日というのはフィリピンではあまり重要ではないそうで、1歳、7歳、それと女は18歳のデブー、男は21歳が重要な節目だ。そのため、この日は特に誕生 会というものはなかった。しかし、それではさびしいので、私の提案でジュピター通りのルートン・マカオで内輪の人間だけで会食をすることにした。残念ながら、パパ・カーネルは、オペレーション(手入れ)で参加できなかったが、多くの家族に囲まれ、KIANはとてもハッピーだ。
KIANにとってもおいしいものはおいしいわけで、とりわけ、シーフード・ドライ・ヌードルには目がないが、たくさんの食べ物を前に終始ご機嫌だ。
大分前になるが、ルートンマカ オで一緒に食事をしたとき、野菜嫌いのKIANがシーフード・スピナッチ・スープを喜んで食べていたのを思いだして、ここを選んだ。ルートンマカオは、マカティでは一押しの中華料理店で、安くて、うまくて、量が多いという三拍子そろった店で、昼間は周辺のサラリーマンでいつも満員だ。3年半前にはここを借り切ってKIANのバプティスマル(洗礼式)の披露宴をやった。ジェーンの一回目の結婚式の披露宴もここだった。
たまたま仕事でやってきていたマリソール(パスコの取締役トレジャラー兼セクレタリー)夫妻も参加した。KIANの腹違いのお姉さんのキムが今日はヤヤの役割だ(右写真中央)。
料理は、前菜、スピナッチ・スープ(二皿)、パタ・ティム(豚足の煮込み)、パイナップル・フライド・ライス、シーフード・ヌードル、ローハン(野菜の煮込み)、カイランなど、8皿分、KIANも入れて9人でちょうど良い量だった。私は、中華料理を注文するときは、人数と同じ品数を注文することにしているが、まさにドンぴしゃりだった。飲み物やデザートは無し、それで合計2300ペソ、一人頭、250ペソ程度だ。もちろん、全部私のおごりだが、サイカあたりの日本レストランに連れて行ったら、倍は固いだろう。
好物のパンシットを大きな口をあけてぱくつくKIAN。バースディギフトのブルドーザーのおもちゃをもらって、真剣な顔つきになって固まってしまったKIAN。