退職後フィリピンへの移住を計画している方がいるが、奥さんの同意がないと実行に移せない。そこで、奥さんに1週間ほどの体験旅行をしてもらい、大いにフィリピンの良さを味わってもらおうという計画に加担させられて、下記のスケジュールで宿泊と移動のアレンジを行った。
3月31日(土):到着
3月30日(日):マカティグリーンベルト散策、教会訪問(ホリーウイークの最終日)
4月1日(月):スービック訪問、ポコアポコ滞在
4月2日(火):クラーク経由でマニラに帰還
4月3日(水):タガイタイへ移動、パスコのゲストハウス滞在
4月4日(木):タガイタイ見物(ゴルフのコースデビュー)
4月5日(金):マニラに移動(定期預金口座開設)
4月6日(土):マニラツアー(イントラムロス、チャイナタウン、グリーンヒル、ボニファシオ、アラバン、モールオブエイシア)
4月7日(日):マカティ散策、教会訪問
4月8日(月):帰国
スービックでは、オーシャンアドベンチャー、ズービック、デューティフリーショップなどを回り、黒豚親子の散歩、自然の猿など、奥さんは歓声を上げていたが、圧巻は大型コーモリの群生地の再発見だ。以前の場所から移動してしまったそうだが、道中注意深く周囲を観察していると、飛行場とズービックの真ん中あたり、海岸沿いの道路の海側の木で発見することができた。世界でも類を見ない、市街地の至近距離で一千羽近い大型のコーモリが木にぶら下がっているのを観察することができる。
同行した山本のぶ子さんのたっての依頼もあり、スービックに隣接するオロンガポのマーケットに出かけた。スービックのゆったりとした雰囲気に比べて、そこは活気にあふれていた。これぞ、フィリピン。奥さんは、少々緊張気味だったが、私にとっては、スービックよりも居心地が良い。新鮮なマンゴが一キロ、40~80ペソと、デューティフリーショップの半分以下で、この安さがまた、まさにフィリピンなのだ。
オロンガポのジープニーは黄色に統一され、オロンガポに独特の雰囲気をかもし出している。
スービックからクラークへ向かう高速道路にはアメリカの軍用車と思われる車が物資を運んでいた。中国を取り巻く不穏な情勢への対応なのか、北朝鮮の挑発に対するものなのか。
タガイタイを満喫してもらった後は、マニラ見物。丸一日かけてマニラの見所を回った。イントラムロスのサンアガスティン教会(世界遺産)では相変わらず結婚式の準備に忙しかった。
教会の隣のカーサマニラの入り口付近にあるBARBARASというレストランでは比較的低料金でランチあるいはディナービュッフェとともに民族舞踊を楽しめる。次回はタイミングを合わせて訪問して料理と踊りを満喫したいと思う。
サンチャゴ要塞では観光客の娘さんが寝転んで大きなカメラを構えていた。これなら、確かに手ぶれはないだろう。 外見はまるで桃のような果物が落ちていた。食べられるそうだ。
ここのところ真夏で暑いせいで、馬車で移動する人が多い。こんな大きな車を一頭の馬で引かせるのはいかにも馬が可愛そうだ。
ボニファシオ・グローバルシティのアメリカンセメタリーは欠かせない見所だ。左の石の壁には第2次世界大戦で戦死した米兵の名前が刻まれている。
アラバンとパラニャケで住宅街を見学した後、モール・オブ・エイシアに向かったが、その様子は別途報告したい。奥さんは、この1週間の旅は、大変密度の濃いもので、一生忘れられない思い出になるだろうと感想を語られたが、果たして、ご主人の思惑は達成されるのだろうか。ちなみにご主人は、企業の駐在員として、フィリピンに1年ほど滞在したことがあり、それ以来、定年後の終の棲家をフィリピンにもちたいと思っているそうだ。