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   この日は、PRAのフィリップさんの帰国歓迎ということで、梅林(Meylin)中華レストランで食事を取った。Jupitor通りのルートンマカオの並び、マニラ方面へ5分ほど歩いたところにある。ここの売りは手打ち麺の実演だ。かつて香港のレストランで見たことがある。  この、手打ち麺を注文すると、店の奥で麺をこねるところからゆでるところまで見せてくれる。KIANがさぞかし喜ぶことだろうと、ここで食事をとることにしたのだが、こねる部分に時間がかかり、KIANは飽きてしまった。 あの粉の塊から、一瞬のうちに麺まで仕上げる芸当はたいしたものだが、 よほど延びやすい麺を使っていると見え、麺の味そのものは今一だった。 メニューのほとんどは200ペソ程度で、一皿の料も少なめ。中華料理特有の大きな円形テーブルも一箇所しかなく、2~4人で楽しむのに適したメニューだ。ルートンマカオでいつも注文する野菜とシーフードのミンチスープ、パタティム(豚足を長時間煮込んでやわらかく仕上げた料理)、クラゲとピータンの前菜、などなど10皿ほど注文したが、量的には多少余る程度だった(出席者は全部でKIANも入れて9人、カーネルとキムは不在)。 中華料理の注文は一人につき一皿を原則としているのだが、あいかわらずあたっているようだ。パタティムは中華パンと一緒に食べるのだが、ルートンマカオと違って、肉まんの側のような生のパンだった(上の写真の中央)。その中にパタティムの肉を挟んで食べると大変美味だ。 全体的あっさりした味付けで、それなりにおいしい。ルートンマカオのような圧倒的な迫力には欠けるが、少人数で食事を取るにはもってこいだ。ただし、麺類はあまりいただけない。  たまたま居合わせた最近お子さん連れで移住してきた母子と一緒したが、KIANはすっかり意気投合し乾杯を繰り返していた。子供同士は国籍などなんの関係もない。領土問題も糞くらえだ。 ところで、最後になるが、PRAのフィリップさんとはこの場を借りて、最近の無犯罪証明書の認証に関わる問題を議論した。私が、現在日本大使館と交渉中の、「日本大使館と比外務省での認証」への道を開くよう協力することで、合意した。来週早々にもPRAのトップとミーティングを持ち、さらに一緒に日本大使館を訪問することにした。これがOK になれば、すでにフィリピンに居住している退職者が日本に行くことなしに無犯罪証明書を取得して、認証の上、PRAに提出することが可能となる。これは、退職者にとっての一大朗報となるはずだ。

Meilyn(梅林)レストランで歓迎会 2012年10月6日


   PRAの主催する催し物は、いつも場所がわかりにくいので困る。この日はモール・オブ・エイシアの近くのPARK METROというところなので、すぐにわかるだろうとたかをくくっていったが、その建物の横を通っても閑散としていて判らなかった。やっと会場を見つけて入ってみると、そこにはビルの模型やモデルルームがあるので、協賛のFEDERAL LANDのモデルルームの展示場に違いない。でも、比較的広々としていて会場としては申し分なかった。  早速出くわしたのが、2年間の日本への留学を終えて帰国したばかりのPRAのフィリップさんだ(写真下右側)。留学前はPRAの RRSC(ビザ発行と各種サービス部門)を束ねる部長で、PRAの要をなしていた人だ。早速、今度の金曜日にWELLCOME DINNERを持つ約束をした。フィリップさんはKIANのニノン(名付け親のようなもの)で、2年ぶりに会ったKIANの成長振りに目を見張っていた。 今回の敬老の日のテーマはフィリピンの伝統的遊びを味わおうというもので、KIANは始めてみる縄跳びに夢中だ。 子供達の合唱もあり、フィリピンのフォークソングを歌っていた。  開催は1時から6時までで、食事はミリエンダ(間食)しかなかったが、それでもいい加減腹が一杯になったので、今夜は夕食抜きとすることにした。メニューはパンシット・マラボン(太目のヌードル)やフィリピン風もち菓子、それにチキンのから揚げだ。 食事用のテーブルは中々立派。  我々はどうも裏口から入ってしまったようだが、表には下の看板が掲げられていた。しかし、これは前の道路を走っても見えなかった。 もう一つの協賛はKULTURAという民芸品店大手だったので民族衣装を身にまとった楽団が外で演奏をしていた。  クライマックスではPRAのGMとFEDERAL LANDの社長の風船飛ばし。これがまた、いたくKIANの感心を買ったようでいつまでも飛んでいく風船を眺めていた。 […]

PRA 敬老の日開催(ELDERLY DAY) 2012年10月3日



 パスコのホームページのアクセス回数が先ほど80万回を達成した。70万回が4月19日だから5ヶ月と13日で10万回のアクセスがあったことになる。そうすると、大台の100万回アクセスは来年の8月末ということになるが、今のところ、それまでは現状でいけそうだ。  カウンターの800000の瞬間を撮影しようと、799900位から、頻繁に更新ボタンを押して、カメラを構えていたのだが、799960くらいのとこ ろで電話がかかってきた。出てみると日本から私への電話で、長電話になるのではないかと気が気ではない。なんとか電話を終えると、まだ、799980で ほっとして、また更新ボタンを押し続ける。しかし、残念ながら799998のあと、800001に数字が飛んでしまった。100万回は、何とかものにした いと思う。 KIANが生まれたのが2年半前の2010年3月31日、そのときはまだ、30万回アクセスだった。その後、50万回のアクセスを2年半で達成した。す なわち半年ごとに10万回だ。100万回達成のころはKIANが3歳半になっている。最近とみに子供らしさを増しているが、そのころはきっと幼稚園のボス になっているだろう。 最近、退職ビザのことでコンタクトしてこられる方の大半はパスコのHPか、「金無し、コネなし、フィリピン暮らし」をお読みになった方だ。本の方は今年 の初めに改訂版が出たばかりだが、HPのほうもいずれ抜本的にリニューアルが必要かと思う。しかし、HPが500ページ、ブログの方が560篇と膨大な数 になっているので、容易なことではないので、100万回アクセスを期に取り組んで見ようと思う。

PASCO HPのアクセスが80万回を達成 2012年10月2日


さきごろマラカニヤンの大統領府により、2013年のフィリピンの祝日・特別休日が発表された。アロヨ前大統領の人気取り作戦として行われてきた祝日の振り替えやブリッジ休みなどのばら撒きは影をひそめ、合計で16日が祝日・特別休日と指定された。ただし、土曜と重なっている日もあるので、実質13日。しかし、ラマダン開けや選挙、台風など、別途の休みが数日ある。 1月1日(火)New Year’s Day 元旦  2日(水)と3日(木)の三が日を休みとするところも多く、4日(金)も休みにして、1月7日(月)から業務が開始会社も多い。そうなると、前年の12月22日(土)からクリスマス休みを含めて16連休ということになる。 3月28日(木)Holly Week(聖週間) 3月29日(金)Holly Week(聖週間) 3月30日(土)Holly Week(聖週間) 4月9日(火)Araw ng Kagitingan(勇者の日) 5月1日(水)Labor […]

2013年フィリピンの休日 2012年10月2日



  日本食といえばいつもマカティスクエアのサイカで食事する。多いときは週に5回くらい行く。店のウエイトレスともすっかり顔なじみだ。それに客を案内することが多く、その客が常連になったりして、かなりの貢献をしているはずだ。  サイカのイチオシはランチ定食だ。280ペソないし350ペソ味噌汁、付け出し、サラダ、フルーツなどがつく。種類も豊富だが、今回は最初の2ページの写真をとったところで、ウエイトレスからストップがかかってしまった。 昨日、お客に昼飯でもと尋ねたら、当然のようにサイカという声がかかった。以前案内してすっかり気に入ったようだ。この日は思い切って特別メニュー450ペソののスペシャル海鮮チラシ(上の写真の右側)を注文した。いつもは350ペソの海鮮チラシだが、今日はちょっとおごってみた。案内した客も同じメニューを注文したが、以前注文したときと違い、ライスと具が2重箱で分かれており、とても豪華だ。客は感動ものだとまで言っていた。日本なら3倍以上の3000円(1500ペソ)は固いという。 店を出てから、これはブログのねたになると思ったが、時すでに遅し、写真を撮るのをすっかり忘れていた。そこで、翌日の今日、マレーシアから帰ってきたカーネルの歓迎と以前から日本レストランにカーネルの娘のKIMを連れていってくれとジェーンから言われてたのを思い出して、皆でサイカでランチをとることにした。もちろん本当の目的は下のスペシャル海鮮チラシの写真を撮ることだ。  子供達は刺身は無理なので、KIANにはかた焼きそば、KIMにはスペシャルハンバーグ、イアにはカツどんを取ってやった。意外や一番人気はかた焼きそばで、ほうぼうからKIANの皿に手が伸びていた。ジェーンの好物のかにサラダには子供達の手は伸びなかった。 サイカのもう一つの利点は広い専用駐車場があることだ。店の全面と横に10台くらい停まれる。また、車案内のおじさんが親切に誘導してくれるが、1回10ペソのチップをせしめたら、一日数百ペソのチップはかたいだろう。ひょっとすると中のウエイトレスよりも実入りがいいかもしれない。

サイカのランチ定食が安くてうまい 2012年9月30日


  昨夜のNHKの番組によると、現在日本で生活保護を受けている人の数は200万人を越え、それに費やされる税金は3 兆円を越えるという。しかもそのうちの30万人は、働き盛りの人間だが、引きこもりなどが原因で働くことができない人たちだそうだ。このほかにも健康保険、年金、介護保険、障害者年金など、福祉のためのお金が数兆円単位で使われている。さらに東北大震災の復興予算など巨額の金が赤字国債で賄われようとしている。少子化や不景気で税金を払う人が減り続けている現状で、一体どうやってこれらの費用を賄うことができるのか。生活保護の3兆円という金額は、これだけで実にフィリピンの国家予算に匹敵するお金なのだ。 この日KIANは保育園の仲間と、ママとヤヤに付き添われて遠足に出かけた  つい先日、ギリシャの緊縮財政に反対してゼネストが行われた。国民の半数以上が公務員と言われるギリシャでは、国家予算の緊縮=公務員の削減、給与カットだろうから、公務員のゼネストも無理はない。しかし、ゼネストを打ったからといって、いくら政権が交代したとしても、財政が破綻してしまったギリシャ国家は、ない袖が振れないのが現実だ。民政一体になって解決策を見出さないと、やがて国家そのものが消滅してしまうだろう。 まずはハンバーガーの料理の実演、作っている最中から食べ始めてしまうKIAN ギリシャに続きいてスペインも怪しくなって、ヨーロッパ全体が共倒れになる恐れさえある。高齢化社会が進む日本も、これら、福祉予算が膨張して、数%ばかりの消費税を上げたところで、とても追いつきそうもない。仮にもし日本にもギリシャのような状況がやってきたらどうなるのだろうか。  当然のことながら、まずは①公務員の削減、給与カット、年金カット 次に②生活保護の人数と金額の削減、そして③年金の更なる開始年齢の遅延と支給額のカット、さらに ④健康保険、介護保険の保険料の引き上げと自己負担の増額ないし適用範囲の制限、などなど。さらにもてる者を狙い撃ちにした増税。デノミによる国の借金の帳消し。それらによて景気はますます後退し未曾有の不況がやってくるだろう。一般の人々も多くが職を失い、いよいよ貧困日本の出現だ。 次に行ったのが、Gold Locksのケーキ作りの実演。衛生帽をかぶって気分満点のKIAN 街には食い詰めた人々が徘徊し、炊き出しなど、第2次世界大戦直後のような様相と化すだろう。特に自ら生活の術を持たず、国家の生活保護や年金を頼りに生きてきた高齢者が巷にあふれかえる。これがメタボ社会の結末だ。 動物園に到着すると舞台に上がってダンスを披露。最近新しいステップを覚えたらしい。こんなKIANに、先生方は手を焼く一方、どの生徒よりも可愛がっている。  一方、フィリピンの福祉はどうなのだろう。生活保護や介護保険なんて聞いたこともない。年金や健康保険の制度はあるにはあるが微々たるものだ。要は、すでに日本に経済破綻が来た後の状況なのだ。それでも人々は明るく逞しく生きている。国をうらんだり、ゼネストや暴動も起こらない。家族の絆を頼りに生き続ける彼らの幸福度は今の日本よりはるかに上だ。 オランウータンを見つめるKIAN、最後は仲良くなって抱き合ったそうだ。しかし他の子供は怖がって決して近づかなかった 日本も、経済破綻=貧困日本をきっかけに再び、フィリピンのように家族の絆を取り戻して再生するのか、あるいはギリシャのように混乱をくりかえし、やがて消滅してしまうのだろうか。

メタボ社会は国を滅ぼす(その3-生活保護)2012年9月29日



  昨夜、NHKで、いじめをテーマにした特別番組をやっていた。いじめを苦に自殺する生徒は、日本ばかりでなく韓国やヨーロッパでも多発し、社会問題化しているという。学校や地域がその撲滅に取り組んでいるが、番組では各地の取り組みを色々紹介していた。例えば、スマートフォンで直接校長先生に悩みを打ち明ける仕組みを作り、そこでは早期発見や秘密厳守が大事だという。学校外のNPOに連絡を取る方法も、人に知られずに済んで効果的だという。 従妹のイアの髪を引っ張っていじめるKIAN。KIANにとっては遊びだが、いじめられ役のイアにとってはたまらない。  わが子を虐待して死に至らしめるというニュースも頻繁に聞こえてくる。地域で監視して家庭内でこのような虐待が行われていないか、早期に発見して子供を保護することが肝心だという。  そうなると日本人は、まず、母親から命を授けられても、生まれる前に殺されてしまう(堕胎されてしまう)か、無事に生まれても幼少時代は親に虐待され、青少年時代は学校でのいじめにおびえ、社会に出ると上司のパワーハラスメントで新型うつ病になる。こんな社会だったら部屋=自分の城に引きこもるか、他人や家族とも縁を切って無縁社会で暮らすしかないだろう。そしてまた、介護が必要になったら、再び施設や家庭でのいじめや虐待が待っており、介護難民にもなりかねない。そして最後は自殺か無縁死で一生を終えるのが日本人の大多数の一生ということになってしまう。 「Angry Kian Yang」言って人を指鉄砲で撃ちまくるのがKIANの怒ったときにスタイルだ。怒ると目が鋭くなってなかなか迫力がある。 番組では、いじめにせよ虐待にせよ、その解決方法としてテクニカルな方法ばかりが議論されて、その原因について全く論及されなかった。いわゆる病気に対する対処療法だけで、いじめや虐待のない社会作りという観点は全く議論されていなかった。私の子供のころは虐待やいじめなど全くなかった。なぜなかったのか、多分それは日本がまだ貧しくて、家族が寄り添って姻戚が頼りあって生きていたからに違いない。あるいは人口授乳で育って母親の乳房を知らずに育ち、コンピューターゲームのバーチャルな世界に浸り、人間同士の触れ合いに欠如して育ったからなのか。 パンシットカントン(焼きそば)と肉まんだけの粗末な食事だが(13人で1300ペソ足らず)、皆で食べることが家族の絆を養う大事な行事なのだ。 フィリピンでは虐待もいじめもない。貧しいながら皆、幸せで生を謳歌している。彼らから見れば日本はとてもリッチで憧れの国ではあるが、それは大いなる誤解の産物だ。フィリピン人にとって、深刻な問題は金だけだ。そのほかのことについては何の悩みもない。だから金さえあればもっと幸せになれると思っている。確かに正解だが、その先のことは想像がつかないらしい。 トライシクル(商業用サイドカー付のオートバイ)に親戚一同十数人が乗り込んでお帰りだ。ここには幸せが満ち溢れている。 飽食、核家族そして家族崩壊=メタボ社会という不治の病にかかった日本を救う道があるとしたら、それは貧困に逆戻りさせることだろう。最近、再上場を果たしたJAL、そしてルノーとの提携により再生したニッサンなど、再生には大いなる痛みが必要だった。これらは外部の力、京セラの稲盛会長やルノーから派遣されたカルロス・ゴーンだからこそ成し遂げられた。しかし、今、日本が外部の力=経済破綻、自然災害、放射能汚染などが原因で再び貧困に陥ったとしたら、すでに家族という伝家の宝刀を失った日本人は耐えることができるだろうか。

メタボ社会は国を滅ぼす(その2-いじめと虐待)2012年9月26日


10月3日(水)PRAは、不動産開発会社のFederal Landと民芸品販売のMagana Kulturaと共催で、PRA Elderly DayをSM モール・オブ・エイシアの前のパーク・メトロ、メトロポリタン・パークで開催する。時間は1時から6時まで、フィリピンの伝統的なゲームを楽しんでもらおうという嗜好だ。飲み物や食べ物も無料で提供され、ビンゴやくじ引きもある。友人や家族の同伴も可で、フィリピンの伝統的な文化を知る良い機会だ。詳細はPRAからの案内状を参照して欲しい。 http://www.pasco-ph.com/fileuploads/PRA%20outing%2020120924.pdf  共催のFederal Landといえば、かつてPASCOのゲストハウスとして利用していたオリエンタルガーデン、レガスピビレッジに建設中のMIDORIなどを手がける準大手のMetrobank系デベロッパーだ。  一方、KulturaはSMモール等でで民芸品店を展開し、バリクバヤンと対抗している。センスの良い品揃えで有名だ。

PRA 敬老の日の開催 2012年9月25日



2012年9月24日付けでPASCOの退職ビザ申請サポート・サービス手数料の改定をしたのでお知らせします。  主な改訂は、申請者(同伴者を含む)一律のサービス料(5000ペソ/人、約1万円)を廃止し、一家族の申請につき従来の申込金5000ペソ(1万円)のみとします。この申込金の支払いにより、日本における申請準備のための情報提供、フィリピンにおけるビザ申請と受領のサポートを行います。  一方、フィリピンにおいて必要となる健康診断、口座開設、NBIクリアランス、婚姻・出生証明、年金翻訳・認証などの準備作業は、それぞれのサービス料に実費とPASCOのサービス料を含めています。新価格はサービス申し込み書の下段を参照ください。  ちなみにすべての書類準備を日本で行ってきたとすると、申込金5000ペソと実費の交通費1000ペソでサービス料の合計は6000ペソ(約12000 円)となり、従来の11500ペソ(約23000円)の半分程度となります(申込金5000+交通費1500+代行手数料5000)。ご夫婦で申請する場合も同様の6000ペソですが、従来は16500ペソ(約33000円)であり、約3分の一となります(申込金5000+交通費1500+代行手数料 5000×2)。  本改訂は、最近の退職ビザ申請における書類の準備に関するルールの変更により、申請者一律のサービス料では不具合が生じてきたため、実施したものです。例えば、申請に必要なドル送金は、DBPのPRA口座に直接送金することにより、個人口座開設は不要となります。また、無犯罪証明書をフィリピン大使館で認証して来た場合、NBIクリアランスの取得は不要です。そうなると現状の一律一人5000ペソのサービス料+実費という価格体系では、フィリピンで種々のサービスを受ける場合も受けない場合も同じサービス料となり甚だ不公平となります。  そのため、現状の一律一人5000ペソのサービス料を廃止して、受けるサービスそれぞれについて実費込みのサービス料を設定したものです。言い方を換えると、書類準備のため日本で費やした費用をフィリピンで2重に支払うという状況を回避したことにもなります。

PASCOのサービス料の改定について 2012年9月25日


従来退職ビザの発行は10営業日(2週間)とされてきたが、最近は15営業日(3週間)でようやくオーダー(入管のビザ発行の承認書)がPRAに戻ってくるという有様だ。原因はビザ発行の承認権を持つ入管のコミッショナー(高官)が海外出張で長期に不在だったとPRAは説明する。  今回は大雨も降らないし、何故遅れるのか見当がつかなかった。大統領の入管に対する小言が原因かとも思ったが、時間的につじつまが合わない。コミッショナーが不在ならば承認権を誰かに与えて出かければいいのだから、ちょっと納得のいく話ではないが、いたしかたない。  今回、発行待ちの退職者は4名いたが、どなたも長期滞在あるいは1週間程度は滞在延長可能だったので安心していたが、その1週間も食ってしまって、やばい状況になってきている。先週金曜日、ようやくオーダーが来て、目処がついたが、二人の退職者はさらに別の遅れの原因があった。  一つは、年金証書の翻訳の認証について、従来は日本大使館の認証だけでよかったものが、最近、フィリピン外務省の認証がさらに必要となったのだ。今回は、その認証をPRAに任せたところ、4日もかかってしまった。  別の退職者の方は、DBP(Development Bank of the Philippines)のPRA口座に直接送金した。申請の際、すでに入金していることを確認はしたのだが、後から、DBPからの預金証明の入手に1週間かかかってしまったので、申請後1週間は手続きが進められなかったと聞かされた。  DBPへ送金した場合、入金確認や証明書の入手はすべてPRA任せとなる。通常の銀行なら定期預金証書などその場でできるのだが、まさか、そのために1 週間の時間が費やされるとは想像がつかない。入金確認まで1週間、さらに証明書の発行に1週間、少なくとも、申請に先立って2週間前に送金を済ませておかないと、申請スケジュールに影響を及ぼすことを肝に銘じておかなければならない。  PRAのハビタン部長と話し合ったが、DBPの関連事項は財務部門が扱っているので中々コントロールできないそうだ。ならば、当方の対抗策としては、 Bank of Commerceなど他の認定銀行を使うしかない。DBPに送金する場合、事前の口座開設が不要である、引出しなどの際、PRAが銀行手続きを行うなど、数々のメリットはあるものの、スケジュール的に予測がつかないので、その利用がちょっと躊躇されるところだ。

退職ビザの発行が遅れています 2012年9月24日