訪問中のお客さんがタガイタイに行ったことが無いというので、最近のNAVI(マニラ新聞発行の無料誌)で知った養蜂園の訪問を兼ねてタガイタイに行くことにした。1989年以来、幾度となく訪問したタガイタイだが、何度行ってもそれなりに楽しめる所だ。1995年ごろ、バタンガスに会社の保養所を建設していた関係で、その進捗をチェックに毎週タガイタイを通過して通っていた。そのころは食事といえば「マッシュルーム・バーガー」か「タアルビスタホテル」くらいしか目に付かなかったものだが、今は休日の午後は渋滞が発生し、100軒近くあるであろうレストランはどこも満員という変わりようだ。ちなみに「マッシュルーム・バーガー」はいまでも細々と営業を続けているが、やはり今更寄る気にはなれない。ちなみにマッシュルーム・バーガーとは肉の変わりにマッシュルームを使ったとても健康的なハンバーガーだ。
タガイタイへ行く途中通過するスカイウエイの建設はほとんど完成しているように見える。しかし、スーカットの先の既存の高速道路とスカイウエイの結合点ないしスカイウエイの終点は難工事のようで、梁が乗っただけでまだ床版がなく、完成までにはまだまだ年単位の時間がかかりそうだ。これが出来上がったらマニラの南への旅はすこぶる快適となるだろう。
NAVIに載っていたIlog Maria養蜂園はアギナルド・ハイウエイをタガイタイに向って、シランを過ぎ、しばらく行ったところを左に入る。下の看板が目印だが、将来タバコの農園でもミツバチを飼って蜂蜜を作りたいと思っているので、期待に旨を膨らませて、でこぼこ道を進んだ。
カビテのシラン近辺はコーヒーの栽培で有名だが、養蜂園の途中でコーヒー農園のそばを通り、コーヒーの花と実を観察することが出来た。
養蜂園に近づくと花畑と養蜂箱を見ることができた。花はマリーゴールドでフィリピンでも栽培しやすい花だ。
養蜂園には蜂蜜製品を作る工場と即売所があり、日曜のせいか、多くの人が蜂蜜で作った石鹸やポリプロスなどを買い求めていた。
養蜂箱とその中の様子を見ることができるサンプルがかざってあったが、本物の養蜂箱を覗いてみて係りの人にとがめられてしまった。しかし、そこには蜂はおらず、周囲に蜂が飛んでいない。どうもこれらの養蜂箱は飾りであって、ここではミツバチを飼っていないようだ。もっとも、ここでミツバチを飼っていたら、蜂がたくさんいて、お客さんを刺したりしてどうしようもないだろう。というわけでミツバチの飼育についてノウハウを得ようという期待は空振りに終わった。
タガイタイに向う道は緩やかなのぼりで、サイクリングに絶好だ。数多くのサイクリストがサイクリングを楽しんでいたが、よく見ると60がらみの熟年サイクリストもたくさんいる。私もいずれ昔とった杵柄で再びサイクリングに挑戦しようと思っている。
タガイタイの老舗高級ホテル、タアル・ビスタからの景色はあいにくの空模様で霧にかすれていたが、マホガニー・マーケットは果物を買い求める人で溢れていた。丁度パイナップルがシーズンを迎えていたが、3~4個で100ペソと相変わらず格安だ。名物の牛肉も所狭しと並んでいた。また各種果物の苗木や草花が豊富で、タガイタイの格好のお土産だ。関連ブログ「タガイタイ訪問」参照。
タガイタイを過ぎてちょっと行ったところにRESIDENCE INNというミニ動物園がある。同行したKIANが喜ぶだろうということで、そこのレストランで食事を取ることにした。野外のテーブルからタガイタイの絶景が臨めるので一石3鳥となるとの算段だ。しかしながら、入場料だけで一人当たり199ペソで、5人で1000ペソになってしまうので、しり込みして入るのを止めてしまった。
しかし、タガイタイの絶景が望めるレストランはどこも満員で行列が出来ている。仕方がないので、今話題のINASALで食事をしようということになった。そこでINASALの本家、Bacolod Chicken INASALが入っているSUMMITRIDGEに寄った。
そこはROBINSONスーパーマーケットなどマニラと遜色の無いきれいなモールで、タガイタイも変わったものだと感心した。
帰りはサンタロサへ向う道から帰ったが、途中広大なパイナップル畑を眺めることが出来た。
出かけるのが大好きなKIANは終始、外を眺めてご機嫌だった。