糖尿病体験記(その4) 2017年1月2日


年末年始はなにかとご馳走づくめで、糖尿病予備軍としては悩ましい時期だ。血糖値のコントロールは、偏に、ご飯、パン、麺などの主食とされてきた糖質は最低限にして、肉、魚、野菜、ナッツ、キノコなどの従来の副食を中心に摂取すること、そして、食後歩くこと、これで、血糖値を下げる薬などは一切無しに、血糖値を十分コントロールすることが出来ると確信している。食後の血糖値は150以内におさめることを目標にしているが、ついKIANの好きなラーメンを相伴したり、ピザ(パン生地)を食べたりすると、血糖値が150を越え、200近くにまで行ってしまう。その場合は、歩くことにしているのだが、これがテキメンの効果がある。

毎晩、食後、一時間~2時間位たつと、KIANから電話がかかってくる。「What is your Blood Sugar?血糖値は?」と大声でがなる。それをきっかけに血糖値を計って報告するのだが、150を越えているとすかさず、電話で「Walk! 歩け?」と命令してくる。

27日、息子が日本から帰ってきて、恒例のピザを振舞った。大き目にカットしたピザ二切れで満腹となったが、それで血糖値を計ってみると188にあがっていた。そこで歩いたのだが、コンドミニアムを周回する道は約250mあって一周すると(400~500歩)、血糖値が約10下がる。それで5周して帰って来て、血糖値を計ると、139に下がっており、まさに計算どおりだった(誤差1)。cimg8216

息子が日本から帰ってきた時は、ピザで迎えるのが我が家の習慣、ピザは近所のブルックリン・ピザに限られる

 今年の年末は日本からの来客が重なり、皆さんからおいしそうな菓子をいただいた。せっかくいただいたお菓子を味見もしないで、子供達に分けてしまっては失礼と、一つずつ、3個も食べてしまった。そして血糖値を計ってみると、なんと238に上がっていた。計算上、90下げる必要があるので、10周歩いた。2.5km、4000~5000歩になるから、これで安心と思いきや、血糖値はまだ、192もあった。KIANからは「Check your Blood Sugar again. 血糖値をもう一度チェックしろ」と指示が来たが、152と嘘をついて、寝床に入った。つくづく甘いものはご法度と肝に銘じたが、食べたとしてもせいぜい半分~一個が限度だ。砂糖の摂取は血糖値削減効果、10低下/周の原則はあてはまらないほど血糖値を上昇する効果があるようだ。まさに甘い誘惑の罠、これこそ命を縮める元凶で、生理学の先生は、甘いものは麻薬の8倍の依存性があると忠告している。

年末も押し迫った29日、日本からおいでになった退職者に夕飯に誘われた。前日のこともあって、刺身とKIANが残した焼き鳥を食べ、ご飯は一切とらなかった。帰ってから血糖値を調べるとなんと128、食後血糖値としては正常値以下だ。さらに1月1日、グリーンベルトの中華料理では、前菜(Cold Cut)の鶏、豚、牛肉とくらげとKIANの好物のスピナッチスープ(野菜とシーフード)を摂り、グリーンベルトの中をしばらく歩いた。そうしたら血糖値はなんと120で、まるで空腹時血糖値だった。cimg8223

マカティスクエアの「相撲茶屋-関取」の刺身盛り合わせ(小結)、ここは何でも相撲にちなんだ名前が付いている

 年末年始ともなれば、ご馳走以外に酒は欠かせない。最近、Yahoo Newsで、「ビールは血糖値を上げない?」というタイトルのニュースがあった。大分前にカラオケなどで、散々ビールとピーナッツを食べて、さぞかし血糖値が上がっていることだろうと、帰宅してから計ってみると、110~120程度と、いつも正常な空腹時血糖値だった。このことを若い医者に話してみると、そんなことは聞いたことがないと一笑にふされてしまった。しかし、先日、「ためしてガッテン」の番組でも焼酎には血糖値を下げる効果があるとも話していたが、ピーナッツも血糖値を下げる効果があるそうだ。だから、飲み過ぎない限り、酒とピーナッツと枝豆などのつまみは糖尿病の敵ではない。ためしに夕べ、殻付きピーナッツを食後テレビを見ながら一袋平らげてしまったが、134だった血糖値が118まで下がっていた。cimg8225

我が家の大晦日の料理、スパゲッティやパンシットは長生きを願うために欠かせない、丸いものは縁起をかつぐとの中国の風習だ

 従来、糖尿は贅沢病と呼ばれ、酒とタバコ、甘いデザートなどの嗜好品、霜降り肉やトロなどのおいしいものを避け、糖質と野菜中心の、ひたすら仙人のような生活をしなければならないとされていた。そしてベジタリアンがもてはやされたものの、糖質中心の食事となるため、女優、オードリー・ヘップバーンやアップルのスティーブ・ジョブズなどのベジタリアンは若くしてなす術なく癌で他界した。しかし現代は、甘いもの・ソフトドリンクと糖質(米、パン、麺類など)さえ控えれば、なんでもおいしいものをたらふく食べて飲んで食生活を十分楽しんで良いというの私の結論だ。ただし、毎日血糖値を計って状態を把握することを忘れてはならない。「ためしてガッテン」でやっていたが、究極のダイエット法は、毎日体重を量ること、としていたが、まさにそれだ。医者は薬などを処方するよりも、血糖値をはかる器械を処方すべきなのに、医者は病気や怪我は治しても、医者要らずの健康生活を送る術については教えてくれないようだ。

cimg8227一家5人とヤヤ、カーネル一家も大分にぎやかになった(右端はヤヤ)

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