Monthly Archives: April 2007


フィリピンでは会社設立はSEC(Security Exchange Commission)に会社の設立を申請する。通常はCPA(Certified Public Accountant)が経営する公認会計事務所あるいは弁護士事務所に申請手続きを依頼する。会社の規模にもよるが数万ペソで代行してくれる。SECの標準の書類を使用してエクスプレス・レイン(特急窓口)を利用すれば1週間で承認されることになっているが、書類の準備とその他の許可も含めると1ヶ月程度かかるようだ。SECの窓口は主要な地方都市にあるので地元で申請することができる。 しかし、会社設立だけで営業が開始できるわけではない。税務署(BIR、Bureau of Internal Revenue)、営業許可(Mayors Permit)あるいはSSS(厚生年金)、Philihealth(国民健康保険)、Pagibig Fund(住宅資金)などの登録も必要だ。ちなみにBIRの届出では、OR(Official Receipt)の様式の印刷などが必要で、毎月、四半期、通年の各種税金支払いの報告義務がある。Mayors Permitは毎年取得しなければならない。 SECにおいては毎年GIS(Gneneral Information Sheet)の提出が必要で、株式の移動、役員、オフィサーなど主要な会社情報を届け出しなければならない。 […]

暮らし 会社 会社設立申請 


 会社組織としては下記のようなものがあるが、ビジネスを行う場合、通常会社組織(Corporation)とする。 1.個人営業(Single Propiertorship) 個人で事業を行う場合で、DTI(Department Trade and Industries)に届け出るだけで商売ができる。サリサリストアなどが対象となるが、無限責任を負い、税金の上でも不利だ。 2.パートナーシップ(Partnership) サービス業(弁護士事務所、会計事務所等)などに多く摘要され、数人の個人がパートナーを組んで事業を行う場合。パートナーは無限責任を負い、税金上も不利となrう。 3.株式会社(Corporation) 5人以上の個人あるいは会社が株主となって事業を起こす場合に摘要される。ほとんどのビジネスは会社組織で行われる。 4.Assosiation 日本人会等、営利を目的としない親睦組織等に摘要される。 5.Foudation 恵まれない子供の支援等、ボランタリー活動に摘要される。  

暮らし 会社 会社形態 



土地は日本と同じように主に下記の3種類の土地がある。 宅地(Residential) 農地(Agricultural) 商業地(Commercial) 住宅が建てられるのは宅地と商業地です。手当てする前によく確認しなければならない。農地でも農家は住宅を建設できるようだが、それは、その農地を耕作する農家のための家という名目だ。 農地は宅地や商業地に比べて格安で(十分の一程度)、日本と違いフィリピン人なら誰でも購入することができる。ただし、農地を宅地等に転換することは容易でなく、気の遠くなるような手間と時間と金がかかる。値段だけの価値はあるということだ。 一方、山林原野においてはタイトル(権利書)がない土地が多く、代々の土地、あるいは税金は誰が支払っているかで、所有権が来ます。外国人においてはこれらの土地には手を出さない方が懸命だ。  

暮らし 住宅 土地の要件


外国人は憲法の規定で、土地を保有することができないとなっているが、土地保有会社を設立して、その会社に土地を所有させて、それを自分にリ-スするという方法がある。フィリピーノ個人の代わりに会社を使うわけでより安全といえる。会社の株式の60%はフィリピーノ所有とし、40%を自分で保有することになる。資本金で土地を買えるようにするか、会社に金を貸して土地を買い、後日長期借地料を支払い、金を返させるというような仕組みが必要だ。 PRAの定期預金を引き出す名目は、会社への投資(2006年6月現在PRAは、これを認めていないので要注意)あるいは長期リース料の支払いという事になる。住宅は自分の名義で建設あるいは購入できるが、住宅建設にもPRAの定期預金を使うことはできない。しかし、会社設立、リース契約等手続きがめんどうであり、また60%の株式を保有するフィリピーノの選定が鍵となりるが、もちろん登記簿(TCT)にはPRAの所定の裏書が必要となる。 土地を手放すというような事態になったとき、会社を解散して土地代金を回収する事が出来るが、後述するようにローカルと外国人株式の額面を違えることにより、ほとんど全額を回収することも可能だ。 土地保有会社の代わりにフィリピーノ個人に金を貸して土地を購入させ、その土地をリースし、リース代で貸した金を返させるという方式をとる事もできるす。その場合、登記簿に裏書し、勝手に売ったり、担保に入れたりされるのを防ぐ事が必須だが、何よりも信用できるフィリピーノを選ぶ事が肝心だ。なお、長期リース契約の終了後、土地はフィリピーノ個人の所有となる。  

暮らし 住宅 土地保有会社



フィリピンの外国人向けのコンドミニアムは1年契約で1年分の前家賃と敷金2~3ヶ月、合計14~15ヶ月分を支払うのが普通。一方、フィリピーノ向けのアパート等では、前家賃1ヶ月と敷金2ヶ月で合計3ヶ月分を支払うのが普通で、残りの家賃は先付け小切手を切る必要がある。 SRRV取得用の定期預金を引き落とす場合は、長期リースが条件だから、契約期間分(25年)のリース料を一括して支払う必要がある。また、リース契約の発効後、CCT(コンドミニアムの権利書)あるいはTCT(土地の権利書)には、住宅の所有主がPRAの許可無しに抵当に入れたり、売却する事を禁止する旨の裏書をすることを要求している。これは退職者が財産を失うリスクを最小限にするための処置だ。

暮らし 住宅 住宅のリース


土地つきの住宅を購入あるいは建設する場合、その土地に関して充分な使用の権利を確保しなければならない。フィリピンでは住宅(建物)に関する登記の概念はなく、基本的に住宅は土地に帰属するという考え方に立っている。したがって土地を使用する確固とした権利を持っていないと住宅を保有しているという法的根拠がない。他人の土地に家を建てても、立てた瞬間から、それは地主の持ち物になってしまうということだ。 そのため、外国人は住宅を立てる前に、まず長期借地契約を結ぶ必要がある。そしてさらに土地の登記簿(TCT)の裏にその旨明記し、地主が勝手に土地を売ったり、担保に入れることが出来ないようにする必要がある。 住宅の建設には下記の許認可が必要。一方建売住宅を購入する場合、売買契約の他、下記の書類を売主に請求し入手する必要があり、そうしないと後日、住宅の所有権を主張することが出来ない場合がある。 建築許可申請(Building Permit) 占有許可(Occupancy Permit) 課税証明(Tax Declaration) 税金の領収書(Tax Receipt) なお、毎年収めた税金の領収書は大切に保管しておいてく必要がある。引き続き住宅を保持しているという証明になる大切な書類だ。  

暮らし 住宅 住宅の建設、購入



外国人は、本来土地は買えないが、コンドミニアム法の特例により、総ユニットの内、40%までは外国人によって保有される事が許されている。コンドミニアムは登記簿CCT(Condominium Certificate of Title)によって所有権が保証されているために、安全に保有できる。 さらにコンドミニアム法の拡大解釈によりテラスハウスあるいは土地付き一戸建て住宅の保有が可能になっている。ただし、個々の住宅の土地を保有する事はできず、ビレッジ全体の土地を共有する形をとっている。したがって外国人専用のビレッジでは適用が不可能で、フィリピン人も居住する一般のビレッジに適用されているようだ。 コンドミニアムを建設中に販売するプレセールが一般的に行われている。フィリピンでは建設中にデベロッパーが破産して、建設を中止する事も多いのでリスクがある。したがって、すでに建設が終了し、CCTが契約時に用意されている物件を購入することを勧める。 PRAでは、退職者が定期預金を引きおろしてプレセールの物件を購入することは、CCTが入手できないため、原則として認めていない。また、売買契約の発効後、CCTには、コンドミニアムの所有主がPRAの許可無しに抵当に入れたり、売却する事を禁止する旨の裏書をすることを要求しいる。 新築の場合、12%のVATがかかる。購入価格にそれが含まれていることを確認する必要がある。中古の場合、VATはかからないが、Capital Gain Tax、6%がかかる。これは普通売主が支払う。さらに、購入者はDocumentary Stamp(印紙税)が1.5%、登録税、1.5%、それに移転登記にともなう諸掛が1%程度必要。合計すると中古の場合で10%程度が取引額に加算されることになる。なお、これらの税金は取引価格あるいは路線価格(Zonal Value)の高いほうを基準に算定される。最近では路線価格が取引価格より高い場合もあるので注意が必要。

暮らし 住宅 コンドミニアムの購入


ホリーウイーク(今年、2,007年は4月5日木から7日土)とはキリストの死を悼むクリスチャンにとってはクリスマスに次ぐ重要行事だ。一週 間のそれぞれの曜日に名前がついていて、それに則った宗教行事が行われる。ホリーウイーク中は日本のお盆のように都会で働くものは、皆田舎へ帰り、故郷 の家族と旧知の友との再会を楽しむ。いくら仕事が忙しいからといって、この時田舎に帰らなかったり、あるいは帰されなかったりしたら、一生の間、尾を 引くことになる。 私も、ゆっくりビコール地方タバコ市の田舎で過ごすチャンスと楽しみにしていた。たまたま、二番 目の息子がフィリピンを訪れており、同行することになった。マヨン火山や、さんご礁の青い海、そして私の農場を見せて、なんとかフィリピンのとりこに してやろうという算段だ。家についてみると台風で痛めつけられた木々はいまだ情けない状況だったが、花や動物達が元気に迎えてくれた。 Maundy Thursday(木)からBlack Saturdy(土)の3日間は肉はたべないとか、キリストの死を悼むのだが、目玉はGood Friday(金) の 行列。日本のお祭りのようにそれぞれのバランガイ自慢のキリストやマリアの像を引いたり、十字架を背負って街のメインストリートを行列する。よくぞこれ だけの人が住んでいるものだと感心することしきり。延々と続く行列に最後は友人の双子の子供達を抱いて道路わきに駐車しているジープのバンパーに座り込ん でしまう始末だった。 […]

雑記帳 ホリーウイークの旅