ターミナル2と3の出迎え 2011年12月9日


 JALなどの外国航空会社が到着するターミナル1の出迎えの難しさは繰り返し紹介してきた。ターミナル1に着くのだったら出迎えを頼むよりも空港タクシーでホテルに向かったほうが間違いない。しかし、PALの到着するターミナル2は、はるかに出迎えがやさしいし、さらにCebu PacificANAが到着するターミナル3は、全く問題がない。しかも、ターミナル3は、高速道路(SKYWAY)経由でマカティに10分程度で到着するので、そのためだけにでもANAを利用する価値があるほどだ。最近、ターミナル2と3で人を出迎える機会があったので、注意点などを紹介したい。

 はじめにターミナル2だが、このターミナルはPAL(フィリピン航空)専用で、国際線と国内線が一緒になっており、真ん中で鍵型に折れている。ターミナル・ビルの外側から見て左が国際線、右が国内線だ。

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 出迎えの人はターミナル・ビルの中には入れないので、外の道路で待っている。ターミナル・ビルを出てちょっと進むとたくさんの人がいるのですぐに分かる。柱にはBAY17などと番号が振ってあるので、あらかじめBAY番号を決めておくと迷うことはない。

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 ターミナル・ビルの中央、国際線と国内線の分かれ目あたりにタクシー乗り場がある。そこに大きなクーポン・タクシーの料金表の看板が出ているので、そこでまず行き先の料金を確認してほしい。マカティなら330ないし440ペソ、マニラなら440ないし530ペソ程度だ。(画面をクリックして拡大して見てほしい)

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道路を渡るとクーポン・タクシーがスタン・バイしているのですぐに分かる。係りの人に行き先を告げると料金が書かれたクーポンを渡されるので、降りるときに運転手に直接払う。行き先が2箇所だったり、途中でどこかに寄ったりすると追加料金を取られる。これはきっと運転手の臨時収入になるのだろう。空港の職員(らしき)に聞いたら、レンタカーを案内されて、倍以上吹っかけられたという人もいるので気をつけてほしい。きっとおのぼりさんと見られたのに違いない。

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 少し右側に進むとAIRPRT SHUTTLEバスがあって、別のタ-ミナルへ行ける。無料のはずだが、お金を取られたという話もあるのやはり注意が必要。

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さらに右に向かうとイエロー・タクシーの乗り場があり、荷物が少ない場合はこれで十分だ。初乗りが70ペソで一般のタクシー(40ペソ)に対して倍近いが、マカティまでは250ペソ程度で行ける。 

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数年前イエロー・タクシーが走り始めたころは運転手のマナーも良く、お釣りもちゃんとよこして気持ちよく乗れたが、最近はほとんどの運転手がぼるといっても過言でないようだ。200ペソを200ドルと言ってみたり、2000ペソと0を一個余計につけてみたり、あの手この手で客を騙そうとする。もし、そのようなことがあったとしたら、喧嘩しないで払っておいて、そっとタクシー番号とプレート番号を控えておくことだ。領収書を請求するのも良い手だ。最近のタクシーは領収書を発行できるようになっているものもある。後でホテルでクレームしてもらおう。

 ターミナル3は最新鋭のターミナルだが構造上の欠陥があるということで部分開業されから久しいが未だに全面開業の気配がない。現在は、ほとんどセブパシフィック専用だが、日本からは唯一ANAが乗り入れている。

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このターミナルは、ターミナル1や2と違って、出迎えの人がターミナルビルの中に入れる。だから、手続きを終えて、そのまま進めば、出迎えの人にガラス越しに確認できるという、当たり前の構造なのだが、ターミナル1に比べると雲泥の差がある。

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クーポンタクシーやイエロータクシーもターミナルビルを出て右に向かえば、自然にわかるようになっている。

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