KIANの卒園式 2014年3月30日


3月も後半になると夏真っ盛り、毎日暑い日が続き、日中に外に出るのがはばかれる。そんな今、フィリピンでは全国的に卒業式のシーズンだ。これが終わると長い夏休みが始まり、6月早々に新学期を迎える。3月26日はKIANが通う幼稚園の卒園式だった。いつもサボってばかりいるKIANだが、こんなときだけは張り切っている。1週間後の3月31日には4歳の誕生日を迎えるKIANの晴れ舞台だ。

この日は、いつも多忙でほとんど家にいることのないパパ・カーネルが半日休暇をとって息子KIANの晴れの姿を一目見ようと式に参加した。もちろん、ママ・ジェーン、それに姉のキム、ダダ(私)、さらには私の息子と、総勢5人の大人が式に参列した。KIANは2012年8月(2歳と5ヶ月)から通園を開始したので、約1年半通ったことになる。今年の6月からは近所の本格的な幼稚園に通うことになっており、卒園というよりも保育園のお別れ会といった雰囲気だ。

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昨年の終了式では五つくらいの表彰状をもらったそうだが、今回は最後に「Most Active Award(大変元気だったで賞)」という、とってつけたような表彰だった。確かに終盤はほとんど幼稚園には通わなかったし、Active(元気)であることは間違いない。それでも、表彰状を渡すために先生がKIANの名前を呼ぶと歓声をあげて表彰台によじ登り上り、父兄の喝采を浴びていた。

他の児童は、ちゃんといすに座って行儀がよいが、KIANだけが、ちょろちょろと動き回って、悪く言えば落ち着きがない。しかし、それが子供らしくて好ましく、他の子供には精気がなくて三つ四つの子供とは、とても見えない。こんな子供たちばっかりではKIANが幼稚園をさぼってばかりいたのもうなずける。

フィリピンは、プラック(表彰状)社会と言われ、学校でも会社でも生徒や社員を何かと表彰する。悪いところを探すのではなくて、なにかよいところを見つけて表彰する、この習慣は幼稚園でも始まっているのだ。KIANの喜びようを見ていて、なかなかよい習慣だと思った。

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そういえば、ここ2~3日、ヤヤを見かけない。ジェーンによると、娘の小学校の卒業式に田舎に帰ったそうだ。給与を前借して一週間ほど田舎に帰っているという。一方、2~3日前、ジェーンの兄のアランが、家に来ていた。娘のハイスクールの卒業のために田舎に帰っていて、お土産に農場から米を一袋持ってきてくれた。娘といっても別れた妻の実家に引き取らせて、金銭的にもまったく面倒を見すにほったらかしなのに、卒業式だけはわざわざ田舎に帰って出席したのだ。

卒業式は、子供にとって、大変大事な行事で、親は何が何でも出席するのがフィリピンの慣わしだ。考えてみると、自分の卒業式に親が参加したというのは全く覚えがないし、自分が子供の卒業式に出たことも一度もない。まあ、出席したいと言っても子供が拒否するだろうが。

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フィ リピンでは、バプティスマル(洗礼式)に始まって、1歳の誕生日、幼稚園、小学校、ハイスクールの卒業式、18歳のデビュー(女の子の成人式)、大学の卒 業式、そして最後に結婚式と、親の参加は必須だ。締めくくりは葬式だが、その後も墓地で、毎年、万聖節(All Saint Day)で親子が対面し、家族の絆はいつまでも切れることはない。

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