マカティのはずれサウス・スーパー・ハイウエイからZ.Roxas通りをちょっと入ったところに釜飯家(Kamameshi House)がある(ただしZ.Roxas通りは一方通行なのでオカンポ通りから回らなければならないが)。たまたまそばを通って、たまには釜飯もいいか と入ってみたら、意外と本格的な和食レストランだった。
1990年ころにマカティ・アベニューのブルゴスの入り口あたりに釜飯亭(?)というレストランがあった。そのころはラーメン亭か新宿ラーメンくらいし か日本料理レストランはなかったので、たまにここに入って釜飯を食べたものだ。この釜飯家はかなり古いつくりで、ジェーンの話によると彼女の学生時代の1996年ころにはあったというのできっと、マカティ・アベニューの釜飯亭(?)が移転したものに違いない。となるとフィリピンで1、2を争う老舗の和食レストランかも知れない。
.2階にもたくさん席があるが、ほとんど使っていないようで、場所がらかあまり人が入っていない。釜飯は20分くらいかかるというので寿司を注文したら、すぐに来た。しかし、えてしてすいている店にありがちだが、ほかの料理は、とても時間がかかった。
にぎり寿司は、おなかがすいていたので写真もとらずに食べ始めてしまったが、わさびが別になっていて、自分で適量をつけなければならないのが面倒くさい。 客はほとんどフィリピン人なので、わさびが食べられない人が多いのだろう。あまり期待していなかったが、意外と新鮮でおいしい。また、野菜炒めやえびてん ぷらもまあまあいける。しかし、値段もそこそこでマカティ・スクエア近辺の日本料理と比べて遜色ない。
店の名前にもなっている釜飯は、鳥、えび、かに、五目の4種類あって値段は130ペソ~190ペソと手ごろだ。味噌汁がついていないのがちょっと物足りないが、味はまあまあいける。
メニューは豊富で、ほとんどの日本料理を網羅しており、ちょっと穴場的な店だ。しかし、メニューが英語だけで、しかも写真もついていないので、日本人の客のみならずフィリピン人の客にも、なかなか選びにくいのが残念だ。
写真のメニューは細かくて見にくいのでクリックして拡大してみてほしい。その充実ぶりが見て取れるだろう。