2015年には日本の人口の4分の1が65歳を超えるといわれている。戦後のベビーブームで生まれた700万人の団塊の世代が60歳の定年を迎え、大定年時代が出現しようとしている。いったい誰がこれらの人達の老後を支えるのだろうか。年金も介護保険もいずれ破綻すると言われている。老後の生活は自分で守らなければならない時代が近づいている。
退職者ビザ(SRRV)は、フィリピンに外貨を呼び込み、雇用を増大させる目的で1985年に発足された。たくさんの退職者がフィリピンに来れば、ビザ発行時の定期預金(現在、合計1万人、5億ドルの外貨収入)に加え、一人あたりの生活費が少なくとも年間1万ドル、1万人で年間1億ドルの外貨収入が見込めます。これはフィリピンにとって国を救う貴重な外貨収入だ。
一方、メイドを雇ったとしても、一ヶ月10万円もあれば、ゆうゆう暮らせるということは退職者にとって大きな魅力だ。介護人が住み込みでも2万円程度から雇えるということは、介護が必要なお年寄りを抱える家庭にとっては夢のような話だ。また、介護施設に入ったとしても介護、3食つきで7~8万円で済むということは、公的介護施設の不足する日本に比べると天国のようなところだ。ちょっと発想をかえて、老後をフィリピンで過ごすということは、すべての悩みを解決する切り札だと思うのだ。
これから、年金はさらに遠く、さらに少なくなることはその原資を支える人達の数が減っていく中で、必然といえる。そして、老後を年金に頼る人達が生活していけないレベルになると、日本では暴動が発生するとさえ言い切る人がいる。しかし、多くの人達が、フィリピン等を老後の生活を送る場所として選べば、問題は一気に解決するのだ。SRRVはフィリピン国ばかりではなくて日本国をも救う救世主だと思うのだが、いかがだろうか。