今年も退職庁(PRA)の創立記念日がやってきた。5年前、2004年の創立記念日に出席したのが初めてだったが、その時、当時のマルセロ副長官やリリヨ長官に強く勧められ、PRA入りを決意したのが昨日のように思い出される。
今回のパーティ会場は、開発が目覚しいボニファシオ・グローバルシティのJAIPURというインド・アラブ料理レストランだ。とても雰囲気のあるレストランで、30分ほど遅れて入ったら、アラビック・ダンスの真っ最中だった。ただ、中規模のレストランなので、参加者が数百人のパーティ会場としてはあまりに狭い。バギオを皮切りにマニラ、クラーク、セブ、ラグナ、ダバオとフィリピン全土でパーティを催すために予算が限られてしまっているためなのだろう。ちなみに、となりはEMBASSYという超高級レストラン・バーで、多くの有名女優や男優が集まることで有名だそうだ。
この日の成果は、私のPRA時代のボスである元副長官のマルセロさんに会えたことだ。元々の彼のビジネスである金鉱山の経営も、昨今の金の値上がりで順調で、そのほかにアメリカの退職者の医療保険のビジネスをやっているそうだ。その外、PRAの会長で、元国家警察長官のゼネラル・アグリパイ、ゼネラル・リンガット長官などと挨拶を交わした。またすでにPRAを辞めているかつての同僚で、カナダ国籍を取得したロエルは私を抱きしめてなかなか放してくれなかった。
ゼネラルリ・ンガット長官の隣にいるのがPRA職員のスカーレットだが )、彼女はパーティで見かけるたびに妊娠している。私の記憶では、これで5人目の子供だと思うが、子沢山は幸せな家族の象徴だそうだ。
フィリピン人の写真好きは格別なものがある。ゼネラル・アグリパイ会長を囲んでのPRAスタッフの記念写真に皆笑顔で集まってきてポーズをとってくれる。まるでパーティを開くのは写真を撮るのが目的と勘違いしているのではないかとさえ思ってしまう。