ジェーンの結婚式が師走も押し迫った12月30日だったために、恒例の農場の訪問は1月2日の正月明けとなった。昨年のホリーウイーク以来、8ヶ月ぶりの訪問だっただけにKIANの空港でのはしゃぎようは尋常ではなかった。今回はカーネルも一緒だ。一方、私の息子、KIM、ヤヤ、双子などは、500km、12時間の道のりをいち早く、車で向かった。
レガスピ空港に降り立つと、マヨン火山を辛うじて雲の谷間に垣間見ることができた。しかし、この後、滞在中、マヨン火山を拝むことはできなかった。
農場は、相変わらず、みずみずしい緑を見せてくれたが、入り口の右の地域はバナナの木が茂っていて、次回の訪問では、毎日バナナを楽しめそうだ。
マヨンは、滞在中、雲に隠れたままだった。右の写真はカカオ(チョコレートの原料)の実で、幹に直接なっているのが特徴だ。
フィリピンではダバオ名産の柑橘系のホメロが有名だが、4-5年前に植えた木がついに実をつけていた。同時にドリアンの木も植えたのだが、こちらは一向に成長せず、どこかへいなくなってしまった。
やしの木の芽を見た人はあまりいないと思うが、農場の片隅で苗木を育てていた。右の写真は世界一大きな果物ジャックフルーツ(ランカ)で、そろそろ食べごろだ。
マヨン火山に生息している大型のシダの木を庭に植えているが、巨大なゼンマイのような芽を出している。右は、家の近くで見つけた大型の蜘蛛。
農場は野鳥がやってきて、いながらにしてバードウオッチングを楽しむことができる。右の写真はテラピアノ養魚池に住むアヒルの雛だ。
今回の訪問ではアヒルの小屋ができていた。また、黒豚の放牧場ができていて、赤ちゃん3匹を育てていた。数年後には、これが数十匹になることを期待している。
闘鶏が十数匹育てられているが、あいかわらず勇壮な姿を誇示している。右の写真はカビア(大型の地鶏)にえさをやるKIAN。この地鶏は300羽になるまで食べてはいけないというお触れが息子から発せられている。
スーパーではいとこのジェルミーをカートに乗せて練り歩くKIAN。いつもならば、カートに乗る側だが、今日は3ヶ月小さいいとこを乗せてお兄さん振りを発揮している。右の写真はタバコ市に新たに、お目見えしたバスターミナルだ。
バスターミナルではカーネルに抱かれながら、私に抱っこをせがむKIAN。カーネルがやきもちを焼くのではないかと、ちょっと気が引けるところだ。右の写真はレガスピ空港までの足のバンの窓に張られていたラジオ局のポスター、冷房中につきおなら禁止と書かれているが、ちょっとしたジョークだろう。
私は、1月5日(日)に客と会うためにマニラに戻ったが、KIANと両親は6日(月)に戻る予定だった。しかし、エンジントラブルで7日(火)になってしまった。KIANは父親のカーネルの実家(レガスピ市)に2日間泊まったが、「I don’t like this house. No animal, No garden」と抗議し、「農場に戻って私に会うのだ」とダダをこねてママ・ジェーンを困らせたそうだ。どうも私はヤヨ(男性の子守)の役割を果たしているようだ。