脂肪サクションの恐怖 2010年7月29日


女性のセクシーなボディは男性のあこがれであると共に女性にとっては女であることの証でもある。美白と同様、美容に関わるものにとって永遠のテーマだ。。下の写真はアンヘレスのゴーゴー・クラブ「アトランティス」、ほとんどの女性が10代でセクシーなボディを誇らしげに披露している。 CIMG0637s-1  数年前、女優クリス・アキノが脂肪サクション(吸引)により、セクシーなボディを取戻して再びスターダム(ちょっと言葉が古いけど)にのし上がったことにより、その手術を行なったベロ美容クリニックが大繁盛した。左下の写真がクリニックのオーナーのベロ、右は兄ノイノイ・アキノ大統領候補の応援演説をするクリス・アキノ。

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 したがって、フィリピンではちょっと太った女性でお金持ちは、食べすぎと運動不足でたるみきった腹、腕そして太ももの脂肪を手術で簡単に取り除いて、セクシーなボディを取戻そうとする。ちなみに手術料は25万ペソ程度というから、こんなことのために大金を払える人はそういるもんではない。

  手術はまず、機械で脂肪をぐちゃぐちゃにしてチューブで吸引するそうだが、脂肪には神経がないからさほど痛くないらしい。こんなことをして細くなったとしても、食習慣を変えない限り所詮元の木阿弥だと思う。しかし、ダイエットで食事を制限するのは辛い、でもセクシーになりたいという女性の願望を留めることはできない。

  私がPRAにいる時代に色々とお世話をした日本人のカップルがいる。しばらく日本に帰っていたのだが、先日電話がかかってきた。フィリピン人と結婚している奥さんの妹さんがこの脂肪サクションをやって、1週間後に亡くなってしまったのだという。入院費や葬式代はクリニックで持ったものの、このままでは気がすまないから、何とかしたいという。話は単純なので、弁護士を雇って法廷闘争に持っていくしかないだろうとアドバイスした。

  私に言わせれば、そもそも体の一部を機械的に取り除くなんて、体に良い訳がない。クリニックから戻って2日目に痛いと言い出して、肌が茶色に変色し始めたという。そして入院し、1週間足らずの命だった。詳しい原因はわからないが、健康だった人が術後に変調をきたしたのだから、手術に起因していることははっきりしている。どこが大事な神経や血管を傷つけてしまったのかもしれない。

脂肪サクションが死と隣り合わせた危険な手術であることなど報道されたためしがないが、ここで大いなる警鐘を鳴らしたい。これは、まさに死亡サクションなのだ。やはり、地道な食事のコントロールと運動でセクシーな体を取戻すあるいは維持して欲しいと思うが、それがいやならセクシーな女であることをあきらめるべきだ。何事を達成するにも努力は欠かせないのだ。

 

 余談だが、娘さんは日比混血でいわゆるメスチーサの美人だが、日本語とタガログ語と英語を自由にあやつる才女だ。名門ラサール大学を卒業して近々航空会社でスチュアーデスとして働くことが決まっている。5年前にあったときより随分やせているので、セクシーになったねと冷やかしたら、この1週間で13kgせてしまったのだという。ほとんど食事も喉を通らなかったそうだ。そこで「怪我の功名」だねと言ったら、わかってもらえなかった。日本で小学校を卒業してからフィリピンに来たそうなので、無理のないことかも知れないが。

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