バリクバヤン民芸店はマカティのパサイロード沿い、3階建ての店が有名だが、モール・オブ・エイシアに近いマカパガル通り、シーサイド・マーケット・レストラン街の向かいに広大な店がオープンしている。まず入り口にある巨大な木造が目を引く。どう見ても一本の木から彫り上げているように見える。ちなみにバリクバヤンとは帰郷という意味。
中に入ってみると、広大な店内には民芸品が所狭しと並んでいるが、中でも木製の民芸家具が目を引く。ほとんどがむくの一枚板で、大木の根を裏返して作ったテーブルもすごい。8人がけのテーブルは当たり前で、20人がけ、10mもあるようなテーブルもある。値段も一番高いもので100万ペソもする。こんな家具を置ける家はさぞかし大きな家なのだろうとため息がつく。
さらに骨董品のカメラや真空管のオーディなど、マニアにたまらないものまである。同行した若い日本人にとって真空管のラジオなど生まれてはじめて見たそうだ。こんな大きくて重い家具を日本へのお土産というわけには行かないだろうが、目の保養に是非覗いてみてほしい。