政権交代の行方 2012年12月26日


  最近、韓国の大統領選で与党候補のパク・クネが僅差で勝利した。かつて、韓国の独裁政権、朴大統領の娘だ。20代から父親をサポートして政界に入った超エリートだそうだ。 

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 日本では、民主党の総崩れで、自民党が圧勝、安部政権が発足した。政治の話は苦手だが、自民党であろうが民主党であろうが、やることは同じだから、日本の向かう先はなるようになるしかないだろう。それに引き換え、民主国家の首脳は例外なく直接選挙で選ばれるので、意気込みが違う。 

先に、アメリカはオバマ大統領が現職の強みで圧勝した。また、中国では習近平が総書記に就任し、トップの座についた。さらに、北朝鮮ではキム・ジョンウンが父、キム・ジョンウィルのあとをついだ。昨年はフィリピンの大統領にコーリー・アキノ元大統領の息子、ノイノイ・アキノが就任し、ロシアのプーチン大統領の返り咲きを含めて、日本を取り巻く国々の首脳がすべて交代した。そこで目立つのが2世首脳が多いことだ。韓国の朴大統領、北朝鮮の金正日、フィリピンのアキノ大統領の父親、ニノイ・アキノはマルコス独裁政権の宿敵だった。

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さらに、インドネシアのスカルノ、ベトナムのゴ・ジンジェム、中国の毛沢東、ソ連のスターリンなど、日本を取り巻く国々は、第2次世界大戦後、ほとんどが独裁政権だった。こららの国々は独裁を脱却して以降、著しい経済発展を遂げているが、シンガポールのリー・カンユー、マレーシアのマハティールなどは独裁政権のもとにいち早く後進国・発展途上国を脱却した。さらに、現在、中近東では独裁政権打倒の嵐が吹きまくっており、やがて、発展途上国の仲間入りをするだろう。

幸い、独裁政権の恩恵(?)にあずからなかった日本はいち早く先進国の仲間入りをして、経済発展を遂げた。しかし、成長のピークを過ぎ、さらに3.11の深手を負って日本の経済は急坂を転げ落ちている。そんな状況で、自民あるいは民主どちらにせよ、特に歴史を背負うわけでもないこれらのサラリーマン首脳は、国の発展を背負ってたつ周辺諸国の首脳に立ち向かって、日本の国益を守り、あるいは日本を復興、そしてさらなる発展に導いていけるのであろうか。

 一方、フィリピンは株価が毎日のように史上最高値を更新するという状況が続いている。庶民の生活に大きな変化はなく、スコーターは相変わらず健在だが、着実に経済が発展していると感じる。それのもまして、頼もしいのが若者そして子供が国中にあふれていることだ。日本では社会の仕組みからして子育てはできない状況に陥っているが、フィリピンでは、人口抑制法案がやっと通過したくらい、子作りの勢は止まらない。国の基本である人がいなくなったら社会はおしまいだ。フィリピンなら、誰が大統領になろうとも今後、逞しく生き延びていくだろう。そして、日本がフィリピンの後塵を拝する時が、いつか来るかもしれない。

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