帝王切開(シザリアン)の話題 2012年3月18日


   ママ・ジェーンがKIANを出産してから早くも2年、ヤンチャの度がますます激しい今日この頃だ。ママ・ジェーンは妊娠中、お腹がすいて仕方がないと、その食欲は目を見張るものがあった。食べ終わると、今度は赤ちゃんの分と軽く2人分を平らげていた。体重も70kgには達して、そんなに食べたらお腹の赤ちゃんが育ちすぎて大変なことになる、「小さく生んで大きく育てる」という日本の諺を話しても耳を貸さなかった。

CIMG0112s-4出産の1週間前、ホテルのビュッフェの食べ放題で、うれしそうに大量の食事を摂るジェーン

 そして分娩の段になると、自然分娩を試みたが、これ以上頑張ると母体が保障出来ないと医者に忠告され、帝王切開に踏み切った。そして、2010331日、9ポンド、4kg強のKIANが出産したのだ。

CIMG9232s-1この日は警察の車で出勤するパパ・カーネル。手入れに向かうときは決して自分の車は使わない。もちろん警察の車は私用には使わない、というけじめをつけている。 ジェーンも出産後2年経過して日ごろのジム通いの精進が効を奏して、ようやく真っ当な体型になってきた。以前着ていた服がようやく着れるようになったと喜んでいる。

 フィリピンでは、ちょっと出産が難しいとなると、すぐに帝王切開をしてしまう。自然分娩はそもそも病気ではないから、病院側としても大きなお金を取るわけにはいかない。私の元部下は二人の子供を帝王切開で出産しそうだが、日本で一人がやっとと言われているはずだ。フィリピンの女性は生みの苦しみをお金で代替するようだ。しかし、そんなお金のない普通の妊婦は市営病院で、只で出産することができる。そして分娩の翌日には退院して母子ともに家で養生するが、子沢山で貧しい人の多いフィリピンではそうでもしないと処理しきれないのだ。

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大人の真似をして私のサンダルに挑戦するKIANだが、親指と人差し指の間にひもを挟むのは大人の常識で、KIANは自由奔放にサンダルをはく。ママ・ジェーンの誕生日のケーキはKIANからとなっており、KIANも一人前の人格として認知されつつある。

 ところで、フィリピン(英語)で帝王切開のことをシザリアン(CAESAREAN)と呼ぶ。何故そう呼ぶかは日英とも誰に聞いても知らない。このシザリアンとは、かの古代ローマ帝国の帝王シーザーに由来している。時の王は予言者から「あなたは女の股から生まれた子ではない人間に滅ぼされる」と告げられた。そこで王は「そんな人間がこの世にいるはずがない、だから自分は一生安泰だ」と考えた。しかし、その後、王は、シーザーによって滅ぼされることになる。まさにシーザーは帝王切開で生まれ、女の股から生まれた子ではなかったのだ。この秘話から後に、妊婦の腹を切開して出産することをシザリアンあるいは帝王切開と呼ぶようになったそうだ。

CIMG9337s-4サウス・スーパー・ハイウエイに沿って走るPNR(フィリピン国鉄)のディーゼル機関車の通過を待っているとき、大きな口をあけて機関車を見守るKIAN。バックミラーに移ったKIANの顔に注目。彼はシーザーのような大物になれるのだろうか

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