マニラ湾の埋立地、エンターテイメント・シティに金色に輝くOKADA Manilaが開業したというので、是非、見学に行きたいと思っていた。総額、4200億円という途方もない資金を投入し、近い将来、世界一のカジノ・リゾートが出現するというのだから、一目見ないわけには行かない。幸い、空港ターミナルをつなぐスカイウエイがここ、OKADA Manila があるエンターテイメント・シティにもつながっていて、マカティから15分程度の至近距離となっているから、ほんの一走りだ。
エンターテイメント・シティには、ここ数年の間に2軒の大型カジノ、ソレアとシティ・オブ・ドリームスが開業し、そこそこ繁盛していて、いずれも2017年度は黒字化が見込まれている。そして、OKADA Manilaが3軒目で、さらに先日襲撃放火事件のあったリゾートワールドの二軒目のカジノが建設中で、合計4軒のカジノリゾートが開業する。政府は供給過剰を危惧して、カジノライセンスの新規発給は5年間停止されるそうだ。
フィリピンのカジノはいよいよ本格的な勃興期を迎え、フィリピン経済の牽引役と期待されているが、そんな矢先に起きたリゾートワールド襲撃・放火事件は、ドテルト政権を転覆しかねない大事件だった。エンターテイメント・シティの3つの巨大カジノに対しても大きな負の影響をもたらすことだろう。
OKADA Manilaは日本のパチンコ王岡田和生氏によって開発中で、カジノとホテルは、すでに開業していて、今後、40万平方メートルの土地にショッピングモールと住宅、それにレジャー施設までも建設されていく予定だという。ドリーム・プレイのようなテーマパークも建設されるそうなので、キアンを連れて訪問したいと思う。その頃は妹のクッキーも一緒だろう。
空港からエンターテイメントシティに向かうスカイウエイに設置されたOKADA Manilaの大きな看板
近くまで来ると窓の無いピラミッドを髣髴させる建物に圧倒される
入り口に停まっていた送迎用の車はなんとロールスロイスだ。OKADA Manilaのシンボルカラー紅紫色に塗られている
シティ・オブ・ドリームスでもそうだったが入り口には長身の女性が客を迎えている
天井はアラビアンナイトを髣髴させる飾り付けだ
子供連れなのでカジノの内部は割愛、いずれにせよ写真撮影は禁止だ
入り口の脇のコーヒーショップもアラビアン風だ
カジノをぐるりと囲む通路にはレストランやショップが並ぶ
ビュッフェスタイルのレストランもあるがランチが1400ペソ、ディナーが2700ペソで、ちょっと高値の花だ
建物の外にはさらに屋根付き回廊があってレストランが並んでいる
日本レストランも開業している
外には巨大な池があって、夜な夜な世界最大級の噴水が見られるそうだ。池の周囲は、未完成だがやはり屋根付きの回廊になっていて散歩コースになっている
カジノの中央には抽選で当たるアストンマーチンが展示してあった
入り口には場違いのこま犬が控えていた