大荒れのPRAマーケッター・コンファレンス 2017年1月29日


先日、PRAを訪問した際に、PRAの営業部長のバオティスタさんから、日本人の退職者をもっと呼んで欲しいと、声がかかった。即座に、SRRVの発行に4~6週間もかかっていては、とてもできない相談だと返答した。当方が扱った去年の申請者は一昨年の半分にまで減少したが、これは偏にビザの発行期間に要する期間が長すぎるせいだ。現役の人が4~6週間の休暇をとることは不可能で、せいぜい2週間が限度だと訴えた。バオティスタさんには、来週、マーケッター(PRA認定のビザ申請代行業者)の会議があるから、是非出席して、その辺のところをGM(PRAのトップ)に訴えてほしいと依頼された。

相棒のメリージェーンに相談すると、会議はタガログ語なので、私が出席したとしてもわけがわからないだろう、自分が出席して発言するから任せておけと心強いことを言ってくれた。ちなみに彼女は、現在のマーケッター組合長に次期組合長になって欲しいと打診されていたのだ。どうすべきかと相談された折、傍にいたKIANが、私が答える前に「YES」と結論を出してしまった。KIANはかなり権力志向が強いのだが、これは、将来、PNP(国家警察)のトップになれと、日ごろから周囲に言われていることに影響されているようだ。私としてもジェーンが組合長になれば、PRAのトップに影響力を発揮できるのでしめたものではあるのだが、この日司会役のエンマさんもその席をねらっているらしい。

マーケッター・コンファレンスの会場は熱気にあふれていた。中央の黒い服がジェーン

会議中にPRAの中堅職員と記念撮影(彼はドンボスコの同級生のパパだ)

 KIANの公文の塾が終わったあと、PRAに赴いて会議の様子をのぞきに行った。別の用事を終えて、会議場外でを逡巡していると、KIANも一緒に中に入れと、サービス課の課長のピットさんに背を押された。まだ内装がほどこされていない空き部屋で会議は進行中だったが、こんな会議にKIANが闖入してもとがめる人もおらず、KIANも躊躇せずママ・ジェーンの隣に座って会議に臨んだ。

会議はまさにPRAのGM(General Manager)の吊るし上げで、「かつては5営業日(一週間)を標榜していたものが、2週間となり、さらに3週間、今では4週間、あるいはそれ以上かかっていることに対してPRAは入管、入管と言い訳をするが、本当に時間がかかっているのは、PRAなのではないか」とマーケッター組合のエンマさんはGMを攻め立てる。確かにPRAに督促すると、いつも書類はGMの承認待ちという答えが返ってくる。それに対してGMは「まだ私は赴任して2ヶ月、状況を把握するために、すべての事項にGMの承認をとるよう指示をしている」必死に言い訳をする。さらにエンマさんは「入管に問題があるのであれば、私に言え、私が入管にかけあってやる」と強気だ。

マーケッターとしてもSRRVを売り物にしているのだから、その売り物が引き渡せないとしたら、商売にならないので必死だ。ベテラン・マーケッターの女闘士、エンマさんは過去のPRAの約束や現状のていたらくを並び立ててGMを追求し、まさに、GMのつるし上げの様相を呈していた。なんだか、ドテルテ大統領を髣髴させる雰囲気だ。

マーケッター組合のエンマさんと前列に座って会議に加わるKIAN、中央の後姿がジェーン、左に顔半分が写っているのが組合長

GMも必死に言い訳をするが、ベテラン・マーケッター、閻魔様(左)の敵ではない

 相棒のジェーンは当方が抱えている12月12日および、12月27日申請のビザ発行状況を問い合わせたが、PRAの担当者は入管のアクションが遅いとの一点張りだ。先日のクラークで起きた1000人を越える不法就労者の摘発で、入管のトップが数千万ペソの賄賂を受け取った疑いで更迭され、入管が機能していておらず、この2週間、一通もORDER(ビザ発行の承認書)がきていないというのだ。当方としても他に3名の退職者のビザを申請中で、3週間ちょっとの期限があるので気が気ではない。とにかくビザを発行するだけが役割のPRAがビザを発行できず、いくら言い訳を並べられたとしても、ビザ発行の代行を生業とするマーケッターにとってはまさに死活問題だ。  

会議が終わってミリエンダ(間食)をとるPRAの職員と談笑するジェーンとKIAN

 

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