SMモール・オブ・エイシアのあるマニラ湾の埋立地にチャイナタウンが出現した。旧マニラ市街にあるフィリピンのアメ横、チャイナタウンのデビソリアをマカパガル通り沿いの新興市街地に移植しようという試みだ。向かいにはかのシーフードマーケットレストランがバクラランから移植され、もはや名物となっているので、それにあやかろうという算段だろう。HK SUNPLAZAという大きなネオンが掲げられているのすぐにわかる。 建物の横には中国語でフィリピンと書かれいかにも中国的な看板が掲げられている。日本食のレストランもある。さらに家具屋の大手、BRIMSや民芸品のBALIK BAYANも出店している。
中は広大な体育館のようになっていて、まるで屋外のようだ。そこに無数の一坪ショップが、といいたいところだが、まだまだ空きが目立ち、本家チャイナタウン・デビソリアの混沌と雑踏の雰囲気にはまだ程遠い
安物の衣類やバッグを売る店や家具屋が多い。数の上では数万件あると推定されるデビソリアと比べようがない。この家具屋の集合はパコの家具屋街を彷彿とさせる。安物の家具を探すのならばたくさんまとまっているので便利だ。
HK SUNPLAZAの右角にある中国レストランHong Kong Chefがお勧めだ。安くて、うまくて、量が多い。午後の2時を回っているというのに、中は客で一杯だ。まるで香港かどこか中国で食事をしているような錯覚をおこす。SUNPLAZAの建物の中にはまだ余り人はいないが、このレストランだけを目当てやってくる人はたくさんいるようだ。